みぞおちの痛み

みぞおちの痛みとは

みぞおちの痛みとは、胸とへその間にあるくぼんだ部分（心窩部）に感じる不快な痛みのことです。「ギューッと苦しい」「刺すように痛い」「重苦しい」など様々な表現で表される症状で、主に胃腸の異常が原因となることが多いですが、時には胆のうや膵臓、心臓の病気によっても引き起こされることがあります。

厚生労働省の調査によると、健診受診者の約21％がみぞおちの焼ける感じや痛みの症状を何らかの頻度で認めており、週1日以上の症状を持つ人は約3.4％に上ります。また、機能性ディスペプシアという胃の機能低下による症状は、検診受診者の11～17％、病院を受診した患者の45～53％に見られるとされています。これらのデータから、日本全体では数百万人がみぞおちの痛みに悩んでいると推定されます。

みぞおちの痛みを放置すると、まず日常生活の質が著しく低下します。食事を楽しめなくなり、仕事や家事への集中力が削がれ、睡眠の質も悪化します。

さらに深刻なのは、背景に胃潰瘍や胃がん、胆石症、心筋梗塞などの重篤な疾患が隠れている可能性があることです。これらの病気が進行すると、出血による貧血、穿孔による腹膜炎、がんの転移、心臓発作など生命に関わる状況に陥る危険性があります。

また、慢性的な痛みによるストレスが自律神経の乱れを引き起こし、さらに症状が悪化する悪循環に陥ることもあります。早期の適切な対処が重要です。

みぞおちの痛みの原因

開院以来、当院にはみぞおちの痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、みぞおちの痛みの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

みぞおちの痛みの原因として次のものが挙げられます。

みぞおちの痛みは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、胃腸の機能低下や自律神経の乱れ、背骨や骨盤の歪みなどが発生し、みぞおちの痛みが発症します。それは人によって違い、単に薬で症状を抑えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。みぞおちの痛みなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

みぞおちの痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

胃酸分泌抑制薬（プロトンポンプ阻害薬、H2ブロッカー）や胃粘膜保護薬を用いて症状の改善を図ります。しかし長期間の服薬が必要な場合があり、薬剤の副作用や依存性の問題があります。また根本的な原因の解決にならない場合もあります。

ピロリ菌除菌治療

ピロリ菌感染が確認された場合、抗生物質と胃酸分泌抑制薬を組み合わせた除菌治療を1週間行います。しかし抗生物質による下痢や腹痛などの副作用が現れることがあり、除菌に失敗する場合には再治療が必要になります。

内視鏡検査

胃カメラを用いて胃や十二指腸の状態を直接観察し、炎症や潰瘍、がんの有無を確認します。しかし検査時の不快感や痛み、まれに穿孔などの合併症のリスクがあります。また検査で異常が見つからない場合の不安感も生じます。

手術療法

胆石症や急性虫垂炎、胃がんなどの場合には、外科的手術による治療が行われます。しかし全身麻酔のリスクや術後の合併症、入院期間の長期化、社会復帰までの時間がかかることがあります。

生活指導

食事療法や禁酒・禁煙、ストレス管理などの生活習慣改善指導が行われます。しかし患者自身の強い意志と継続的な努力が必要で、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。

みぞおちの痛みを改善するために

まずはあなたのみぞおちの痛みの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、みぞおちの痛みの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

みぞおちの痛みと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。胸椎や頸椎の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

みぞおちの痛みのQ＆A

みぞおちの痛みは自然に治りますか？

一時的なストレスや食べ過ぎが原因の場合は自然治癒することもありますが、慢性的な痛みや背景に疾患がある場合は適切な治療が必要です。症状が続く場合は放置せず、専門家にご相談ください。

みぞおちの痛みがある人がやってはいけないことは？

暴飲暴食、刺激物の摂取、過度のストレス、市販薬の乱用は避けるべきです。また痛みを我慢し続けることも危険です。規則正しい生活習慣を心がけ、早めの対処が重要です。

ストレスが原因のみぞおちの痛みと病気が原因の痛みの見分け方は？

ストレス性は精神的負荷と連動し、器質的疾患は食事との関連や持続性があります。ただし自己判断は危険なので医師の診断が重要です。当院でも適切な検査により原因を特定いたします。

みぞおちの痛みで何科を受診すればいいですか？

まずは消化器内科を受診することをお勧めします。症状によっては循環器内科や心療内科への紹介もあります。当院では医療機関との連携も行っておりますので、必要に応じて適切な医療機関をご紹介いたします。

市販の胃薬を飲み続けても大丈夫ですか？

短期間の使用は問題ありませんが、長期間症状が続く場合は根本的な原因を調べるために医療機関を受診することが大切です。薬で症状を抑えるだけでは根本解決になりません。

みぞおちの痛みと胃がんの関係はありますか？

胃がんの初期症状としてみぞおちの痛みが現れることがあります。持続する痛みや体重減少がある場合は早期の検査が必要です。心配な症状がある場合は迷わず医療機関を受診してください。

食事で気をつけることはありますか？

規則正しい食事時間、腹八分目、刺激物の制限、よく噛んで食べることが重要です。また寝る前の食事は避けましょう。当院では栄養指導も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

みぞおちの痛みが夜中に起こる理由は？

十二指腸潰瘍では空腹時に痛みが強くなる傾向があります。また自律神経の乱れにより夜間に症状が悪化することもあります。背骨の歪みが自律神経に影響している可能性もあります。

ピロリ菌の検査は必要ですか？

慢性的なみぞおちの痛みがある場合、ピロリ菌感染の有無を調べることは胃炎や胃潰瘍の原因究明と治療に重要です。医療機関での検査をお勧めします。

みぞおちの痛みは遺伝しますか？

痛み自体は遺伝しませんが、胃がんの家族歴やピロリ菌感染の家族内感染など、遺伝的要因や環境要因が関与することがあります。家族歴がある場合は定期的な検査が重要です。

みぞおちの痛みで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとみぞおちの痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

みぞおちの痛みが改善されることで、これまで制限されていた日常生活が大きく変わります。食事の時間が楽しくなり、家族との会話も弾むようになるでしょう。仕事においても集中力が向上し、会議や重要な場面でも痛みを気にすることなく、本来の力を発揮できるようになります。夜間の痛みから解放されることで、質の良い睡眠を取ることができ、朝の目覚めもスッキリとしたものになります。何より、常に痛みへの不安を抱えていた状態から解放され、精神的にも安定した毎日を送ることができるようになります。旅行や外食も気兼ねなく楽しめるようになり、人生の選択肢が大きく広がることでしょう。

みぞおちの痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。