間欠性跛行

間欠性跛行とは

間欠性跛行とは、一定の距離を歩くとふくらはぎや足に痛みやしびれが現れて歩行が困難になり、しばらく休息を取ると症状が軽減して再び歩けるようになる状態のことです。この症状は「歩く→痛む→休む→楽になる」というサイクルを繰り返すのが特徴で、神経の圧迫や血流の障害が原因となって起こります。

厚生労働省の調査データによると、間欠性跛行の主要な原因疾患である腰部脊柱管狭窄症の推定患者数は約240万人（40歳以上人口の3.3％）とされています。また、血管性の原因となる閉塞性動脈硬化症の患者数は約40万人前後と推計されており、無症候性のものを含めると50～80万人前後の患者群が存在すると考えられています。

痛みが慢性化しやすく、生活の中で繰り返し発症することが多いため、早期の対策が重要です。

間欠性跛行を放置すると、歩行可能距離が徐々に短縮し、最初は数百メートル歩けていたものが、やがて数十メートルしか歩けなくなります。症状が進行すると安静時にも痛みを感じるようになり、足先に常に冷感を覚えるようになります。

最悪の場合、足先への血流が完全に遮断されることで潰瘍や壊死が発生し、感染症を引き起こして足の切断が必要になるケースもあります。また、閉塞性動脈硬化症が原因の場合、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まり、5年相対生存率は約70％という深刻な状況に陥る可能性があります。薬や湿布、痛み止めが効かないことが予想され、夜間の痛みから睡眠への影響も深刻になります。手術を避けたいと考える方も多いですが、放置することで選択肢が狭まってしまうのが現実です。

間欠性跛行の原因

開院以来、当院には間欠性跛行でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、間欠性跛行の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

間欠性跛行の原因として次のものが挙げられます。

間欠性跛行はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、神経の圧迫や血管の狭窄が発生し、筋肉への酸素供給が不足することで間欠性跛行が発症します。それは人によって違い、単に薬物療法や運動療法だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。間欠性跛行でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

間欠性跛行への対応として、次のようなものが一般的です。

病院での対処法

薬物療法

根本的な原因の解決にはならず、副作用のリスクがあります。また、効果が一時的で継続的な服用が必要になることが多く、薬に依存する状態になりがちです。

運動療法

適切な負荷の調整が難しく、間違った方法で行うと症状が悪化する可能性があります。また、継続的な実施が必要で、専門家の指導なしには効果的な運動ができません。

神経ブロック注射

効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることがあります。また、注射部位の感染リスクや神経損傷の可能性もあります。

間欠性跛行を改善するために

まずはあなたの間欠性跛行の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、間欠性跛行の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

間欠性跛行と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。脊柱管の状態、血流の状況、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

間欠性跛行の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。脊柱管の状態や血管の状況、全身の筋肉や神経の検査、姿勢全体の分析をします。その理由は必ずしも痛みがある箇所だけに原因があるとは限らないためです。首や頭に問題があって、バランスを取るために結果的に腰や足に負担がきて間欠性跛行になっている場合があるためです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当カイロプラクターが一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。間欠性跛行は神経・姿勢の専門家であるカイロプラクターにお任せください。

間欠性跛行のQ＆A

間欠性跛行は自然に治りますか？

間欠性跛行は原因に応じた適切な治療を行うことで大きく改善する可能性があります。ただし、自然治癒は期待できないため、早期の専門的なアプローチが重要です。

間欠性跛行の人がやってはいけないことは？

長時間の同一姿勢、過度な運動、喫煙、アルコールの過剰摂取は症状を悪化させる可能性があります。また、痛みを我慢して無理に歩き続けることも避けるべきです。

神経性と血管性の間欠性跛行の違いは何ですか？

神経性は前かがみの姿勢で症状が軽減し、血管性は単純に休息することで改善します。また、神経性は足全体に症状が現れ、血管性はふくらはぎに集中することが多いです。

どのくらいの期間で症状は改善しますか？

個人差がありますが、適切な治療を受けた場合、3週間から3ヶ月程度で改善の兆しが見られることが多いです。継続的な治療により、さらなる改善が期待できます。

手術以外に根本的な治療法はありますか？

カイロプラクティックや整体などの手技療法により、神経の圧迫を軽減し、血流を改善することで根本的な改善を目指すことができます。姿勢の改善も重要な要素です。

日常生活で気をつけるべきことはありますか？

適度な運動、正しい姿勢の維持、禁煙、バランスの取れた食事、十分な水分摂取が重要です。また、長時間同じ姿勢を避け、定期的に体を動かすことが大切です。

間欠性跛行で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと間欠性跛行は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

間欠性跛行は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。