ギヨン管症候群

ギヨン管症候群とは

ギヨン管症候群とは、手首の小指側にあるギヨン管という狭いトンネル内で尺骨神経が圧迫されることによって起こる神経障害です。手のひらの小指球部分を通る神経が何らかの原因で圧迫や牽引を受けると、小指と薬指の小指側半分にしびれや痛み、筋力低下などの症状が現れます。

手の甲側には症状が出ないのが特徴的で、同じような症状を示す肘部管症候群とは区別されます。比較的まれな疾患とされており、末梢神経障害全体の中でも発症頻度は低いとされています。

ギヨン管症候群を放置すると、初期のしびれや痛みが慢性化し、徐々に手の筋肉が萎縮して力が入りにくくなります。症状が進行すると指の変形（かぎ爪変形）が起こり、細かい作業が困難になります。最終的には握力の著しい低下により、日常生活の基本的な動作さえも困難になる可能性があります。また、手術が必要になった場合でも、神経の損傷が進行していると完全な回復が困難になることがあります。早期発見・早期治療が重要な疾患です。

ギヨン管症候群の原因

開院以来、当院にはギヨン管症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ギヨン管症候群の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ギヨン管症候群の原因として次のものが挙げられます。

ギヨン管症候群は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、ギヨン管内での神経圧迫や炎症が発生し、しびれや痛み、筋力低下が発症します。それは人によって違い、単に安静にしたり薬を服用するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ギヨン管症候群でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ギヨン管症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

▼病院での対処法

安静・固定療法

長期間の安静や固定により筋力低下や関節の拘縮を招く可能性があり、機能回復が遅れることがあります。

薬物療法

長期使用により胃腸障害などの副作用リスクがあり、根本的な原因解決にはならない場合があります。

ステロイド注射

繰り返し注射することで組織の弱体化や感染リスクが高まる可能性があります。

物理療法

効果が一時的にとどまることが多く、継続的な通院が必要になる場合があります。

手術療法

術後の感染や神経損傷、機能障害などのリスクがあり、完全な回復が保証されない場合があります。

ギヨン管症候群を改善するために

まずはあなたのギヨン管症候群の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ギヨン管症候群の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ギヨン管症候群と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。手首の神経の状態、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな動作で症状が悪化するかをチェックするなどの検査をします。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ギヨン管症候群のQ＆A

ギヨン管症候群は自然に治りますか？

軽度の症状であれば適切な安静とセルフケアで改善することもありますが、慢性化している場合は専門的な治療が必要です。早期の対応が重要で、放置すると症状が進行する可能性があります。

ギヨン管症候群の人がやってはいけないことは？

痛みやしびれが強い時は、手首や小指側に過度な負担をかける動作は避けてください。長時間の握る動作や振動工具の使用、重い物を持つ作業は症状を悪化させる可能性があります。

ギヨン管症候群と手根管症候群の違いは何ですか？

ギヨン管症候群は小指と薬指のしびれが特徴で手の甲側には症状が出ません。一方、手根管症候群は親指から中指にかけてのしびれが中心となり、障害される神経と症状の部位が異なります。

どのくらいの期間で症状は改善しますか？

症状の程度や原因によって異なりますが、適切な治療を行えば軽度の場合は数週間から数か月で改善が期待できます。ただし、重度の場合は半年以上かかることもあります。

手術をしないで治すことはできますか？

多くの場合、保存的治療で改善が可能です。ただし、ガングリオンなどの腫瘍が原因の場合や、保存療法で効果が得られない重症例では手術が必要になることがあります。

再発する可能性はありますか？

根本的な原因を取り除かずに症状だけを抑えた場合、再発のリスクがあります。生活習慣の改善や正しい体の使い方を身につけることで再発予防が可能です。

日常生活で気をつけることはありますか？

長時間同じ姿勢を避け、手首に負担のかかる動作を控えることが大切です。また、適度な休息を取り、手首のストレッチを定期的に行うことをお勧めします。

どの診療科を受診すれば良いですか？

整形外科、特に手の外科を専門とする医師の診察を受けることをお勧めします。神経内科でも診断は可能ですが、手術が必要な場合は整形外科での治療が必要になります。

症状が進行するとどうなりますか？

放置すると筋肉の萎縮が進行し、指の変形や握力の著しい低下が起こります。最終的には日常生活に大きな支障をきたし、手術を行っても完全な回復が困難になる可能性があります。

予防方法はありますか？

手首への過度な負担を避け、作業時は適度な休息を取ることが重要です。また、正しい姿勢を保ち、手首のストレッチや筋力トレーニングを日常的に行うことで予防効果が期待できます。

ギヨン管症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとギヨン管症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ギヨン管症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。