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休院日
こんにちは。ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃隆です。「子どもの側弯症は、いつになったら良くなるのだろう」。そんな思いで、この記事にたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。


仕事や家事だけでも忙しい毎日の中で、お子さんのために調べようと行動したこと。それは、とても大切な一歩です。分からないことをそのままにせず、向き合っているご自身を、まずはねぎらってくださいね。
側弯症の改善にかかる期間は、年齢や背骨の曲がり、成長の状況、何を目標にするかによって異なります。一律に「何か月で治る」とは言えません。
だからこそ、いつ変化を確かめ、何を続けていくのかという見通しが大切です。今回は、経過観察中のお子さんから、成長を終えた大人の方まで、期間の考え方と今できることをお伝えします。




早く良くなってほしいというお気持ちを大切にしながら、お子さんの今の状態に合う目標と確認する時期を、一緒に整理していきましょう
「改善までどのくらいですか」と考えるとき、まず整理したいのは、何が変わることを目指すのかという点です。痛みの軽減、姿勢の見え方、背骨の角度、進行の抑制は同じではありません。それぞれの違いを知ることが、見通しを立てる出発点になります。
側弯症がある方の悩みには、背中の張りや腰痛、肩の高さの違い、ウエストの左右差などがあります。ご本人がいちばん困っていることも、一人ひとり違います。
筋肉の緊張が和らいで身体が動かしやすくなっても、背骨の曲がりが同じように変化したとは限りません。逆に、痛みがなくても、成長期には進行の確認が必要な場合があります。
痛みや姿勢の変化と、背骨の角度や進行の評価を分けて考えることが、改善期間を見誤らないために大切です。
背骨の曲がりの程度は、医療機関でレントゲンを用いて測る「コブ角」などで確認します。写真や施術後の感覚だけで、角度が改善したと判断しないようにしましょう。
運動や身体のケアでは、一定期間の取り組みを振り返り、痛みや動作、生活のしやすさなどを再評価します。ただし、その時期が治療の終了時期になるわけではありません。
成長期には、数か月ごとの状態確認を重ねながら、年単位で経過を見守る場合があります。装具治療も、数か月で必ず終了するものではなく、骨の成熟などを踏まえて判断します。
大切なのは、最初に期間だけを約束することではありません。「何を目標に、いつ確認し、どんな場合に方針を変えるか」を共有することです。
病院で「今は経過観察です」と言われても、次の診察まで待つだけでよいのか、不安になることはありますよね。経過観察は必要な医療上の管理ですが、その間の過ごし方まで分からないままだと心細いものです。まずは、その意味と相談できることを整理しましょう。
経過観察では、定期的な診察や必要な検査で、側弯が進んでいないかを確認します。治療が必要になる変化を見逃さないためにも、受診の間隔を守ることが大切です。
「様子を見てよい」と言われたからと、ご家庭の判断で通院を終えないようにしてくださいね。痛みの有無だけでは、進行しているかどうかは分かりません。
当院は、医療機関での経過観察を続けながら、身体の使い方や日常の姿勢についても相談したい方をお迎えしています。小学生、中学生、高校生のお子さんも通院されています。
進行する前にできることを知りたいというお気持ちは、自然なものです。ただし、軽度であれば全員に同じ矯正や施術が必要というわけではありません。
成長の状況やこれまでの角度の変化、身体の不調などを確認して、何を行うかを検討します。施術を行わず、医療機関での確認を優先していただく場合もあります。
早めに相談する意味は、不安をあおって治療を増やすことではありません。今必要なことと、まだ必要ではないことを整理するためにあります。
「何度になるまで待つのですか」という疑問もあると思います。側弯症の治療判断は、角度だけで一律に決まるものではありません。海外の保存療法の指針でも、成長の余地や進行の有無を合わせて判断し、必要な方には早い段階で対応する考え方が示されています。
成長期の側弯症に対する装具治療では、25度前後が一つの目安になります。ただし、それより小さい角度であっても、進行や悪化のリスクによって検討される場合があります。
SOSORTという、側弯症の保存療法を扱う国際学会の2016年版ガイドラインには、成長中で進行が確認される、または悪化リスクが高い場合、20度前後の幅で装具を検討する推奨があります。
そのため、条件によっては20度未満も検討範囲に含まれます。しかし、「世界では軽度の全員に装具を使うようになった」という意味ではありません。
この指針だけで、世界全体の基準が一斉に変わったとも言えません。お子さんの場合に何が適切かは、側弯症を診る専門医に相談することが大切です。
「できれば装具を使いたくない」「手術は避けたい」。親御さんもお子さんも、そのように感じることがあります。お気持ちは遠慮せず、医師にも当院にもお伝えください。
ただ、必要な装具治療を遅らせることが、回避につながるわけではありません。当院の手技や姿勢ケアで、装具や手術を不要にできると保証することもできません。
装具や手術を避けたいときほど、必要な医療を遠ざけず、専門医と相談しながら選択することが大切です。
レントゲンは背骨の状態を確認する大切な検査です。一方、日々の動きや痛み、姿勢の保ちやすさには、筋肉や関節なども関わります。当院では画像による評価を尊重しながら、身体機能を全身から確認し、施術で対応を目指す範囲と限界を丁寧にご説明しています。
当院では側弯症に関する臨床経験を重ね、背骨のほか、骨盤、頭部や首、肩、股関節なども確認しています。必要に応じて、全身の関節や筋肉に手技で働きかけます。
ただし、骨盤や首の状態が、特発性側弯症の原因だと決めつけることはできません。原因が明確ではない側弯症もあり、全身の検査だけで原因を特定できるわけではないのです。
また、手技によって背骨の立体的な変形を確実に戻したり、進行を抑えたりできるという、十分な科学的根拠はありません。痛みや動作への対応とは分けて考えます。
相談時には、姿勢、関節の動き、筋肉の働き、必要な神経学的所見などを確認します。医学知識と、私が学んだカイロプラクティックの教育を踏まえた身体機能の評価です。
こうした診察手法は、北米を含むカイロプラクティック教育でも扱われます。ただし、アメリカやカナダのすべての施設が、同一の検査や治療を行うわけではありません。
当院の検査は、整形外科での診断や画像検査の代わりにはなりません。病院での検査結果が分かる資料があれば、お持ちいただくと相談を整理しやすくなります。
当院には、整形外科医、内科医、産婦人科医、精神科医、救急医療に携わる医師のほか、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士と、そのご家族も通院されています。
ただし、医療職の方が通院していることが、側弯症に対する効果や安全性の証明になるわけではありません。お一人おひとりに、適応や限界を説明する姿勢を大切にしています。
施術を受ける時間に比べて、ご自宅や学校で過ごす時間はずっと長いものです。そのため当院では、施術だけに頼らず、毎日の身体の使い方も一緒に考えます。お子さんの負担を増やしすぎず、続けられる方法を選び、生活と身体の両面から経過を確認していきます。
私が姿勢に関する2冊の書籍でもお伝えしているのが、「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」です。当院では、日常生活で取り入れられる姿勢ケアをマンツーマンでお伝えします。
背中を力いっぱい反らすのではなく、ご本人の身体に合った座り方や立ち方などを確認します。「良い姿勢にして」と注意するだけでは分かりにくい部分を、一緒に練習する時間です。
手技と生活上の工夫を組み合わせ、身体への負担や動作の変化を確かめます。ただし、このメソッドとの併用で、側弯の角度に相乗効果が生まれると断定することはできません。
当院では、産後の骨盤周辺の不調や姿勢の悩みにも数多く対応してきました。背骨だけでなく、骨盤や股関節、生活動作に目を向ける姿勢は、お子さんの相談でも大切にしています。
ただし、産後の不調と成長期の側弯症では、病態も目標も異なります。産後ケアの改善例を、そのまま側弯症への効果の証明として扱うことはありません。
側弯症は、普段の姿勢の悪さや親御さんの育て方だけで説明できるものではありません。「ちゃんと座らなかったから」と、ご本人やご家族を責める必要はないのです。
家庭でのケアは、間違いを探すためではなく、快適に過ごす工夫として取り入れましょう。お子さんが自分の身体に関心を持ち、困ったときに相談できることも大切です。
背骨の数字を気にするあまり、学校生活の楽しさが後回しになってしまうのは避けたいですよね。成長期の健康を守ることは大切ですが、通院や運動のためにすべてを我慢する必要はありません。勉強や部活、友達との時間も含めて、本人が大切にしたい生活を支えます。
「長く座って勉強したい」「部活を楽しみたい」「好きな服を着たい」「いつか留学したい」。お子さんには、お子さんなりの希望がありますよね。
身体のつらさや不安が軽くなれば、活動に取り組みやすくなる場合があります。ただし、側弯症があるから、そうした経験ができないと決まるわけではありません。
改善すれば必ず選択肢が増えると約束するより、今の状態で何ができ、何に配慮すればよいかを具体的に考えます。活動の制限が必要かどうかは、医師にも確認しましょう。
歯科矯正のように、「痛くなる前から将来を考える」という発想は、健康を考えるうえで参考になります。側弯症でも、痛みがないから評価が不要とは限りません。
ただし、歯並びの治療と側弯症の治療は別です。「痛みがなくても、全員に手技による背骨の矯正が必要」と説明することはできません。
成長期に大切なのは、必要な評価と治療の機会を逃さないことです。身体のケアは、勉強や遊びと同じように、生活全体の中で無理なく考えていきましょう。
インターネットには、装具や手術を経験した方の前向きな発信がたくさんあります。同じ立場の方の言葉に励まされることもありますよね。ただし、その人ができたことや回復までの期間が、すべてのお子さんに当てはまるわけではない点を押さえておきましょう。
装具をつけているお子さんが、顎や首まわりを装具の縁に預けるように見えたり、背中を丸めて座ったりしていると、気になることがあるかもしれません。
その見た目だけで、「装具のせいでねこ背が進んだ」と判断することはできません。装具の適合、座り方、違和感の有無などを、主治医や装具士に確認してください。
当院でも身体の使い方について相談できますが、装具を削る、締め方を大きく変える、装着時間を減らすといったことは、自己判断で行わないようにしましょう。
手術を受けた方が、動画などで元気に活動する様子を発信することは、安心につながる面があります。手術後に充実した生活を送る方もいらっしゃいます。
一方で、術式や固定する範囲、回復の経過、活動への影響は人それぞれです。「進んだら手術をすれば大丈夫」と、今必要な装具治療を避ける理由にしないでください。
手術を必要以上に怖がる必要も、簡単な解決方法と考える必要もありません。体験談は参考にしながら、利益とリスク、代わりの選択肢を主治医と確認しましょう。
身長が伸びなくなり、病院での治療が一区切りつくと、もう何もしなくてよいと思う方もいらっしゃいます。多くの方では成長期ほどの急な進行は起こりにくくなりますが、すべての側弯症で進行が止まるとは限りません。成人期には症状や曲がりに応じた判断が必要です。
特に大きな曲がりが残る場合などは、成長終了後も少しずつ進行することがあります。当院にも、20歳を過ぎて角度の変化を指摘されたというご相談があります。
ただし、そうした相談例から、すべての成人が進行すると考えることはできません。検査の条件による測定の違いも含めて、医療機関での評価が必要です。
加齢に伴う背骨の変化や筋力、生活動作なども、身体への負担や症状に関わります。一方、「姿勢の理解が間違っていたから進行した」と、原因を一つに決めつけないようにしましょう。
装具治療が終わった後でも、「仕事中に背中がつらい」「長く歩くと疲れる」といった悩みは相談できます。角度だけでなく、日々の生活を楽にすることも目標になります。
当院では、姿勢や筋肉、動作を確認して、対応できる範囲で負担の軽減をお手伝いします。ただし、手技や姿勢ケアによる進行予防を保証するものではありません。
新しくしびれや筋力低下が出た場合、歩きにくくなった場合などは、まず医療機関で確認してください。定期受診を続ける必要があるかも、担当医に相談しておくと安心です。
私が期間の説明を大切にするのは、自分自身にも、いつ良くなるのか分からない時期があったからです。身体の不調だけでなく、姿勢への悩みも抱えていました。その経験は今の仕事の原点ですが、私の体験と患者さんの病態を同じにせず、お一人ずつ向き合うことを心がけています。
私は7歳のとき、頭に野球のバットが当たる事故を経験しました。その後、小学生のうちに二度、合わせて5週間入院し、長く体調の悩みを抱えました。
ねこ背にも悩んでいた私にとって、中学生でのカイロプラクティックとの出会いは、生活と将来の見方が変わる大きなきっかけでした。
そこから学びを重ね、オーストラリア公立マードック大学でカイロプラクティックの学位を取得しました。現在の診療や、姿勢改善メソッドの指導につながっています。
院全体では、33年間でのべ33万人の臨床実績を重ねてきました。私自身も、姿勢について廣済堂出版から2冊の書籍を出版しています。
ただし、院全体の実績は側弯症だけの人数ではなく、出版歴も治療効果の証明ではありません。経験を生かしながら、できることとできないことを誠実にお伝えします。
側弯症への取り組みは、短期間の変化だけで良し悪しを決めるものではありません。一方で、説明のないまま通い続ける必要もありません。目標、確認する時期、頻度や費用を共有し、学校や家庭の生活と両立できる計画にすることが、安心して続けるために大切です。
「何を質問したらよいか分からない」という段階でも大丈夫です。病院で言われたこと、気になる症状、お子さんが困っていることを、そのままお聞かせください。
当院での相談をご希望の方には、姿勢、筋肉、関節、神経に関する所見などを確認し、施術の適否や医療機関で確認していただきたいことをご説明します。
すべての方に施術や継続通院をお勧めするわけではありません。必要に応じて、整形外科や側弯症を専門に診る医療機関への相談を優先していただきます。
私が大切にしたいのは、「何か月で治る」という約束ではなく、適切な評価を続けながら、お子さんが自分らしく過ごせる身体と生活を支えることです。
仕事や家事で忙しい中、ここまで読んでくださったことも、お子さんを思う行動の一つです。次の一歩まで、全部お一人で決めなくても大丈夫ですよ。
改善までの見通しや、今できることに迷ったら、ファミリーカイロプラクティック三鷹院へご相談ください。お子さんとご家族の気持ちを伺いながら、無理のない選択を一緒に考えていきましょう。


遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。