こんにちは、ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃です。お仕事に家事にと毎日慌ただしく過ごされる中、お子さんの側弯症について、こうしてご自身で時間を作って調べていらっしゃること、本当に素晴らしいことだと思います。コブ角30度前後という診断を受けると、頭の中が真っ白になってしまう方も多いのですが、まずはここまで情報を集めようとされたその行動力を、私は心から尊敬します。今日はその不安な気持ちに寄り添いながら、これまで多くの臨床例を見てきた立場からお話をさせていただきます。
お忙しい中、ここまでたどり着いてくださってありがとうございます。まずはその一歩を、自分自身でしっかり褒めてあげてくださいね
目次
コブ角30度という数値が持つ本当の意味
まず知っておいていただきたいのは、30度という数値そのものへの向き合い方です。多くの方がこの数字を聞いた瞬間に「もう手術しかないのかもしれない」と感じてしまいますが、実際にはそこまで単純な話ではありません。ここでは医療現場での一般的な考え方と、なぜ不安が生まれやすいのかという背景を整理していきます。
日本の整形外科の現場では、コブ角が20度から25度未満くらいまでは経過観察とされることが多く、25度から30度を超えたあたりから装具療法、つまりコルセットの着用が検討される段階に入ってきます。30度という数字は「経過観察」と「積極的な対処」の分かれ目にあたる、いわば境界線上の数値だと考えていただくとわかりやすいと思います。決して手術がすぐに必要になるという意味ではないのですが、この段階で「今後どうなるかわからない」という漠然とした不安を抱える方が非常に多いのです。
世界では、より早い段階からの介入が主流になりつつある
実は近年、側弯症への向き合い方は世界的に変化してきています。以前は海外でも20度程度までは経過観察とする考え方が一般的でしたが、経過観察をしている間に想定以上のスピードで側弯が進行してしまうケースが数多く報告されるようになりました。こうした背景を受けて、国際側弯症治療学会が発表しているガイドラインでは、成長期に進行が確認された場合は25度前後から装具治療を推奨し、進行のリスクが高いと判断されれば20度前後でも装具を検討するべきだという議論がなされています。つまり世界的には「もう少し早い段階から手を打とう」という流れに変わりつつあるのです。日本ではまだ経過観察という言葉で終わってしまうことも多いのですが、この世界的な流れを知っておくことは、今後の選択を考える上でとても大切だと私は思います。
手術になるかもしれないという不安の正体
このセクションでは、多くの方が抱いている手術への漠然とした恐怖について、その中身を一緒に紐解いていきたいと思います。数字が独り歩きして不安だけが膨らんでしまう前に、正しい情報を持っておくことがとても大切です。
一般的に手術が検討され始めるのは、コブ角が40度から50度を超えてくるあたりからと言われています。つまり30度の段階では、まだ手術という選択肢が現実的なテーブルに乗っているわけではありません。ただ、最近は側弯症の手術を受けたことを発信するYouTuberの方も増えており、手術後も元気に活動している様子を見て「進行したら手術をすればいい」と安易に考えてしまうお子さんも見受けられます。手術によって日常生活を取り戻せる方がいらっしゃることは事実ですが、情報の入り口が偏ってしまうと、装具や日々のケアで進行を防ぐという選択肢そのものを検討しないまま進んでしまう恐れもあります。手術は最後の砦であって、最初から前提にするべき選択肢ではないというのが、私がこれまでの臨床の中で強く感じていることです。
背骨だけを見ていても側弯症は改善しない
ここからは当院での考え方についてお話しします。レントゲンで確認できる背骨のカーブだけを見ていても、実は側弯症の本質的な部分は見えてこないというのが、長年の臨床から得た実感です。
側弯症は背骨だけの問題ではなく、骨盤の傾き、頭や首の位置、肩の高さの左右差、股関節のバランスなど、全身の連動によって形作られていきます。当院ではカイロプラクティックの手技によって背骨はもちろん骨盤や首、肩、股関節まで含めた全身のバランスを整える施術を行っています。加えて、院長である私自身が2冊の書籍にまとめた「姿勢の魔法シャキーン」という独自のメソッドを用いて、ご家庭での日常生活の姿勢の使い方をマンツーマンでお伝えしています。施術と日々の姿勢ケアを組み合わせることで、単発の施術だけでは得られない相乗効果が生まれると考えており、実際に産後の骨盤矯正の分野でも豊富な改善例をいただいています。
装具をしていても油断できない理由
コルセットのような装具治療を続けているご家庭からも、実はよくご相談をいただきます。装具をつけているからと安心してしまい、無意識に装具の上に首を乗せるような姿勢を続けてしまうことで、かえって猫背が進行してしまうケースが少なくないのです。装具はカーブの進行を食い止めるための大切な選択肢ですが、それだけに頼りきってしまうと、別の部分に新たな歪みが生まれてしまうこともあるとお伝えしたいと思います。
成長期の背骨のケアが、将来の選択肢を広げる
このセクションでは、なぜ今この時期に背骨と向き合うことが大切なのか、その理由をお伝えします。痛みの有無だけで判断せず、将来を見据えた視点を持っていただけたらと思います。
側弯症の状態が落ち着いていくことで、お子さんが安心して勉強や部活動に打ち込めたり、おしゃれを楽しんだり、留学のような新しい挑戦に踏み出せたりと、将来の選択肢が広がっていきます。学生時代にしかできない経験を思いきり積んでいくためにも、成長期のうちに背骨と向き合っておくことは、健康面において最も重要な選択のひとつだと私は考えています。歯科矯正が痛みのない段階から将来の負担を減らすために行われるのと同じように、背骨の矯正も痛みがないうちから取り組む価値のあるケアなのです。
実際に当院には小学生から中学生、高校生まで幅広い年代のお子さんが通院されています。病院で軽度と診断され経過観察を告げられたものの、進行する前に自分たちでできることをしたいというご家族が多くいらっしゃいます。コルセットや手術をできる限り回避したいと考えている方には、特にお勧めしたいケアです。
身長が止まってからも安心はできない
一般的には、身長の伸びが止まり骨の成長が完了すると側弯症の進行も止まると言われています。しかし当院の臨床例を見ていくと、20歳を超えてから側弯の角度が少しずつ進んでしまい、そこで初めて来院されるという方も少なくありません。生活環境の変化や加齢、筋力の低下、日常での姿勢の癖などが複数重なることで、成長期を終えてからも側弯が進行してしまう場合があるのです。病院での側弯症治療がすでに終了しているという方にも、進行の可能性をできる限り減らすお手伝いができればと考えています。
迷ったときは、まず包括的な検査を受けてほしい
最後に、当院を選んでいただく際の視点についてお話しします。数字だけを見て一喜一憂するのではなく、体全体を丁寧に見てもらえる場所を選ぶことがとても大切だと思うのです。
| コブ角の目安 | 一般的な対応 |
|---|
| 25度未満 | 経過観察が中心 |
| 25〜40度程度 | 装具療法(コルセット)を検討 |
| 40〜50度以上 | 手術療法を検討 |
当院で行う検査は、アメリカやカナダのカイロプラクティック大学で標準となっている医学的な知識に基づいたものです。姿勢だけでなく筋肉のバランスや神経の状態まで含めて包括的に評価し、その方に合った施術とセルフケアの方法をご提案しています。実際に当院には整形外科医や内科医、産婦人科医、精神科医、救急救命医といった医師の方々をはじめ、看護師や薬剤師、理学療法士、作業療法士の方、そしてそのご家族も数多く通ってくださっています。医療の最前線にいる方々にも信頼していただいていることは、私たちにとって大きな励みになっています。
私自身、幼い頃の事故がきっかけで頚椎椎間板ヘルニアを患い、長年にわたって原因のわからない体調不良に苦しんだ経験があります。さらに中学生の頃には猫背にも悩んでいたのですが、その時にカイロプラクティックと出会ったことで人生が大きく好転しました。あの時の経験があったからこそ、今こうしてカイロプラクティックの院を開き、姿勢改善のメソッドを確立し、書籍という形で多くの方に届けることができています。原因がわからないまま不安を抱え続けることのつらさは、身をもって知っているつもりです。
結論としてお伝えしたいのは、コブ角30度という数字は決して絶望するべき数字ではなく、むしろ今からできることを考える大切なタイミングだということです。手術という選択肢に進む前に、全身のバランスを整えるアプローチを試してみる価値は十分にあると、これまでの臨床経験を通じて実感しています。忙しい毎日の中で、どうか一人で悩みを抱え込まず、いつでもお気軽にご相談ください。私たちスタッフ一同、あなたとお子さんの力になれる日を心よりお待ちしております。
ファミリーカイロプラクティック三…
側弯症でお悩みなら|姿勢本著者が院長の三鷹の整体・カイロプラクティック
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