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休院日
お忙しい毎日の中、お子さんの側弯症について自ら調べようとされているその行動力、本当に素晴らしいと思います。ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃隆です。


お子さんが側弯症と診断されて装具をつけるよう勧められたとき、「これで本当に効果があるのだろうか」と不安を感じるのは当然のことです。
当院にも、装具による治療の効果に疑問を持ちながら、ほかに何かできることはないかと悩む親御さんが数多くいらっしゃいます。
この記事では、側弯症の治療における装具の効果と限界、そして装具だけに頼らない方法について、33年間で33万人の臨床経験をもとにお伝えしていきます。


装具療法の効果に不安を抱える親御さんに、カイロプラクターとして率直にお伝えしたいことがあります
装具療法とは、成長期のお子さんの側弯症に対してコルセットを一定時間装着し、背骨の曲がりが進行するのを抑える治療法です。コブ角が20度から45度の中等度の側弯に対して推奨されており、骨の成長が止まるまで継続する必要があります。
病院では経過観察の次のステップとして提案されることが多く、手術を避けるための保存的な治療という位置づけです。
装具にはいくつかの種類があり、お子さんの弯曲のパターンや年齢によって使い分けられています。
日本でもっとも多く使われているのがボストン型で、脇の下から骨盤までを覆うタイプです。ほかにもミルウォーキー型やシェノー型など、世界各国で開発された装具があります。
最近では夜間だけ装着するタイプも登場しており、日中の負担を減らす工夫がなされています。
装具の効果を左右するもっとも大きな要因は、装着時間です。
海外の大規模な研究では、1日16時間以上きちんと装着した場合に手術を回避できた割合が約7割に達したと報告されています。短い装着時間では十分な効果が得られないことも明らかです。
つまり装具は、長い時間しっかり身につけてはじめて力を発揮するものなのです。
意外と知られていないのですが、装具の使い方によってはかえって姿勢が崩れてしまうことがあります。
たとえば装具に首をもたれかけるように過ごしてしまい、猫背が進行してしまうケースは当院でも少なくありません。装具をつけているから安心ではなく、正しい姿勢を意識し続けることが大切です。
装具をつけることでどこまで改善が見込めるのか、本当に効果があるのかという疑問はもっともです。ここでは科学的な知見をもとに装具で何ができて何ができないのかを整理し、正しい判断のための情報をお伝えします。
まず知っていただきたいのは、装具は背骨の曲がりをまっすぐに戻す治療ではないということです。
目的はあくまでも、これ以上の進行を食い止めることにあります。「治る」とはニュアンスが違いますが、成長期に進行を抑えられれば手術を避けられる可能性が高まるため、大きな意味のある治療です。
装具をきちんと装着することで手術に至るリスクを大幅に下げられるという科学的根拠は、世界的にも認められています。
ただし、すべてのお子さんに同じ効果が出るわけではありません。
弯曲の角度が大きい場合や成長のスパートが始まった時期には、装具をつけていても進行してしまうケースがあります。装具を着け続けたのに手術になったという事例もゼロではないのが現実です。
最近ではYouTuberの方が側弯症の手術体験を発信し、「手術してもいろんなことができる」と伝えている動画が増えています。
前向きな体験談は心の支えになりますが、情報が偏ると「装具はつけたくないけど、進行したら手術すればいい」と安易に考えてしまうお子さんも出てきます。手術にはリスクが伴いますから、できる限り手術を回避するための選択肢を真剣に考えることが大切です。
装具の効果を語るうえで忘れてはいけないのが、治療を受けているお子さん自身への精神的・身体的な影響です。数値として現れる効果だけでなく、本人がどんな気持ちで毎日を過ごしているのかにも目を向けてみてください。
中学生や高校生にとって、周囲と違うコルセットを身につけて生活することは想像以上につらいものです。
体育の着替え、修学旅行のお風呂、友達との外出。「バレたくない」という気持ちは思春期なら当然であり、それが原因で装着時間が短くなってしまうことも珍しくありません。
親御さんとしては装着を促したい一方で、お子さんの心も大切にしたいという板挟みに苦しむ方も多いのではないでしょうか。
装具を着けたままの授業、部活動、寝返り。日常のひとつひとつにストレスを感じるお子さんは少なくありません。
長期の装着で筋力が低下したり、皮膚にかぶれが出たりすることもあります。治療の効果を最大限に引き出すには、心身の両面からケアしていくことが欠かせません。
病院で側弯症と診断されても、軽度の場合は「しばらく経過観察しましょう」と言われることが多いです。でも、ただ見守るだけでいいのだろうかと不安を感じる親御さんの気持ちは痛いほどわかります。ゆがみが進む前に何かしたいと思うのは自然なことです。
痛みがなくても背骨の矯正を行う必要性は、歯科矯正と同じ考え方で理解していただけると思います。
歯並びが悪くても痛みはありませんが、将来の噛み合わせのために早めに矯正しますよね。背骨も同じで、将来の身体への負担を減らすために成長期のうちに整えておくことが大切なのです。
当院には小学生、中学生、高校生のお子さんも数多く通院されています。
「身長の伸びが止まれば側弯も進行しない」と言われることがありますが、実際にはそうとも限りません。
当院の臨床では、20歳を超えてから弯曲の角度が少しずつ進んでしまったという方が多くいらっしゃいます。生活環境の変化や加齢、筋力不足、間違った姿勢の習慣など、複数の要因が重なって進行することがあるのです。
病院での治療が成長とともに終了した方にも、当院でのケアをおすすめしています。
ここまでお読みいただいて、装具の効果とともにその限界も感じていただけたのではないでしょうか。装具は有効な治療法のひとつですが、それだけがすべてではありません。お子さんの状態に合わせた多角的なアプローチを考えることが大切です。
当院では、側弯症の原因はレントゲンに映る背骨だけにあるとは考えていません。
側弯症の原因は複数の要因が絡み合っているからこそ、背骨はもちろん骨盤、頭、首、肩、股関節まで全身をカイロプラクティックの手技で整えることが改善への最も大切な一歩です。
姿勢分析ソフトに加え、関節・筋肉・神経の状態を82箇所にわたって調べる包括的な検査を行います。この検査はアメリカやカナダのカイロプラクティック院ではスタンダードとされている医学知識に基づいた内容です。
施術だけでなく、日常生活での姿勢ケアも改善には欠かせません。
当院では2冊の書籍にもなっている「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」を、マンツーマンでお伝えしています。ご自宅や学校でもできる姿勢ケアを身につけることで、施術との相乗効果が生まれます。
装具を着けている方でも着けていない方でも、カイロプラクティックを併用することは可能です。コルセットや手術を回避したいという方には、特におすすめの選択肢です。
当院には整形外科医、内科医、産婦人科医、精神科医、救急救命医などの医師をはじめ、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、そしてそのご家族が多数通院されています。
医療の専門家が自らの身体のケアに当院を選んでくださっていることは、私たちにとって何よりの信頼の証です。
側弯症の改善は、お子さんの人生の選択肢を大きく広げてくれます。勉強に集中できる、部活に打ち込める、好きなおしゃれを楽しめる、留学にも挑戦できる。成長期に背骨を整えることは、お子さんの健康面で最も重要な選択のひとつです。
実は私自身も、子どもの頃から猫背に悩んでいました。7歳のときに野球のバットが頭に当たる事故に遭い、8年間さまざまな症状に苦しんだのです。
中学生でカイロプラクティックと出会い、人生が好転したことがこの道に進むきっかけになりました。その経験から姿勢改善メソッドを確立し、姿勢に関する書籍を2冊出版しています。
成長期の姿勢ケアがどれほど大切か、私は身をもって知っています。だからこそ、一人でも多くの方にこの選択肢を届けたいのです。
装具の効果に不安を感じること、お子さんの将来を案じることは親として当たり前のことです。どうか一人で抱え込まないでください。
迷ったらまずは当院で姿勢、筋肉、神経などの包括的な検査を受けてみませんか。お子さんに最適な治療計画を丁寧にご提案いたします。いつでもお気軽にご相談ください。


遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。