手首の捻挫

手首の捻挫とは

手首の捻挫とは、手首の関節を支えている靭帯や軟骨組織が、転倒や強い衝撃によって損傷を受けた状態のことです。手首には8個の手根骨と橈骨で構成される関節があり、これらを安定化させているTFCC（三角線維軟骨複合体）という組織が損傷することが多く見られます。

転倒時に反射的に手をついた際や、スポーツ中に手首が過度に伸ばされた状態で負荷がかかることで発症します。軽度の場合は数日で改善することもありますが、適切な治療を行わないと慢性化し、日常生活に長期間支障をきたす可能性があります。

手首の捻挫を適切に治療せずに放置すると、損傷した靭帯が正常に修復されず、治癒が遅れてしまいます。手首の関節が不安定になり、同じ部位の捻挫を繰り返しやすくなるという悪循環に陥る可能性があります。

慢性的な痛みや腫れが継続し、手首の可動域が制限されることで、日常生活動作に支障をきたすようになります。関節軟骨の損傷が進行すると、将来的に関節炎を発症するリスクが高まり、手首周辺の筋力低下により、さらなる外傷のリスクが増加します。最悪の場合、手術が必要な状態まで悪化する可能性があるため、早期の適切な治療が重要です。

手首の捻挫の原因

開院以来、当院には手首の捻挫でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、手首の捻挫の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

手首の捻挫の原因として次のものが挙げられます。

手首の捻挫はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、手首関節の可動域減少や手首周辺の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、手首の捻挫が発症します。それは人によって違い、単に患部を冷やしたり固定するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。手首の捻挫でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

手首の捻挫への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・固定療法

長期間の固定により手首の筋力低下や関節の拘縮が起こりやすく、固定を外した後のリハビリに時間がかかることがあります。また、根本的な原因が改善されない場合、再発のリスクが残ります。

冷却療法

急性期以外に冷却を続けると血行が悪化し、かえって治癒が遅れる可能性があります。適切なタイミングの見極めが重要です。

薬物療法

痛みは一時的に軽減されますが、根本的な治療にはならず、長期使用による副作用のリスクがあります。また、薬の効果が切れると再び痛みが現れることが多いです。

物理療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要になります。また、症状の程度によっては十分な効果が得られない場合もあります。

リハビリテーション

適切な指導者のもとで継続的に行う必要があり、自己判断で行うと症状が悪化する可能性があります。また、効果が現れるまでに長期間を要することが多いです。

手首の捻挫を改善するために

まずはあなたの手首の捻挫の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、手首の捻挫の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手首の捻挫と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。手首や肘の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

手首の捻挫のQ＆A

手首の捻挫は自然に治りますか？

軽度の捻挫であれば自然治癒も期待できますが、適切な初期対応と治療を行わないと慢性化や再発のリスクが高まります。早期の専門的な評価と治療が重要です。

手首の捻挫の人がやってはいけないことは？

急性期の温熱療法、過度な手首の使用、無理なストレッチは避けるべきです。また、痛みを我慢して活動を続けることは症状悪化の原因となります。

手首の捻挫と骨折の見分け方は？

骨折では激しい痛みと明らかな変形が見られることが多いですが、確実な判断にはレントゲン検査が必要です。強い痛みがある場合は早急に医療機関を受診してください。

手首の捻挫はどのくらいの期間で治りますか？

軽度なら2-3週間、中等度で4-6週間、重度では数ヶ月かかることがあります。ただし、個人差や治療方法により期間は変わります。

手首の捻挫の再発を防ぐ方法は？

手首周辺の筋力強化、正しい姿勢の維持、適切なウォーミングアップが重要です。また、根本的な身体のバランスを整えることが再発防止につながります。

手首の捻挫でも仕事を続けて大丈夫ですか？

軽度であれば適切な保護具を使用して継続可能ですが、痛みが強い場合は休息が必要です。無理な継続は症状悪化の原因となります。

手首の捻挫に効果的なストレッチはありますか？

急性期を過ぎてから、痛みのない範囲での軽い可動域運動から始めます。ただし、専門家の指導のもとで行うことが安全です。

手首の捻挫で手術が必要になるケースは？

靭帯の完全断裂や関節の不安定性が著しい場合に検討されます。しかし、適切な保存療法で多くの症例は改善可能です。

手首の捻挫の痛みが長引く原因は何ですか？

不適切な初期治療、姿勢の問題、全身のバランスの崩れ、心理的ストレスなどが関与することがあります。包括的な評価が必要です。

手首の捻挫の治療中にスポーツはできますか？

急性期は完全休止が必要ですが、症状の改善に応じて段階的に復帰可能です。専門家の判断のもとで適切なタイミングを見極めることが重要です。

手首の捻挫で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと手首の捻挫は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

手首の捻挫は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。