手首の痛み

手首の痛みとは

手首の痛みとは、手首周辺の関節、腱、筋肉、神経などに生じる痛みや不快感の総称です。親指側の痛み（ドケルバン病）、手のひら側の痛み（手根管症候群）、手首全体の痛みなど様々な症状があり、日常生活での手の使い過ぎや不適切な姿勢が主な原因となることが多い症状です。

現代のデスクワーク中心の生活環境やスマートフォンの普及により、手首の痛みを訴える人は増加傾向にあります。産後女性を対象とした調査では、35.2%の女性が手や手首の痛みを経験しており、特に初産婦では48.9%と高い割合を示しています。また、日本人の約10%が腱鞘炎を経験したことがあるというデータもあり、手首の痛みは決して珍しい症状ではありません。この姿勢により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

手首の痛みを放置すると、症状が慢性化し日常生活に深刻な支障をきたします。初期の軽い痛みが徐々に悪化し、握力の低下や細かい作業ができなくなるといった機能障害が生じます。夜間痛による睡眠障害も起こりやすく、仕事や家事の継続が困難になることもあります。手首をかばうことで肩や首、肘に負担がかかり、二次的な症状を引き起こす可能性も高くなります。最悪の場合、手術が必要になったり、長期間の機能障害により生活の質が著しく低下する恐れがあります。

手首の痛みの原因

開院以来、当院には手首の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、手首の痛みの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

手首の痛みの原因として次のものが挙げられます。

手首の痛みは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、手首関節の可動域減少や手首周辺の筋肉・腱・皮膚の緊張などが発生し、それが手首の痛みとなります。パソコンのマウス操作やスマートフォンの使用など、同じ動作を繰り返すことで腱に炎症が起こることが最も多い原因となっています。キーボード入力時に手首を反らした状態や、不自然な角度での作業が続くと関節や腱に負担がかかり、ドケルバン病や手根管症候群を併発することも多くあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。手首の痛みなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

手首の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまり根本原因の解決には至らず、長期使用による副作用のリスクがあります。薬物依存の可能性もあり、継続的な服用は推奨されません。

注射療法

効果は一時的で繰り返し注射が必要になることが多く、感染リスクや組織の萎縮などの合併症の可能性があります。根本的な改善にはつながりにくいのが現状です。

装具療法・理学療法

長期固定により筋力低下や関節拘縮を起こすリスクがあり、日常生活に制限が生じます。効果が現れるまで時間がかかり、継続的な通院と自己管理が必要で負担が大きくなります。間違った方法では症状が悪化する可能性もあります。

手首の痛みを改善するために

まずはあなたの手首の痛みの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、手首の痛みの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手首の痛みと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。手首関節の可動域検査、前腕から手首にかけての筋肉や腱の状態、神経の圧迫状況、全身の姿勢分析、日常生活でのどんな動作で痛みが増悪するかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

手首の痛みのQ＆A

手首の痛みは自然に治りますか？

軽度の場合は安静により改善することもありますが、多くは根本原因を解決しなければ再発を繰り返します。早期の適切な治療が重要です。

手首の痛みがある人がやってはいけないことは？

痛みを我慢しての反復動作、不適切な手首の角度での作業、患部への過度な負荷をかけることは症状悪化につながるため避けるべきです。

ドケルバン病と腱鞘炎の違いは何ですか？

ドケルバン病は親指側の腱鞘炎の一種で、腱鞘炎の中でも特に親指を動かす腱に炎症が起こる疾患です。腱鞘炎の代表的なタイプの一つです。

手首の痛みは何科を受診すればよいですか？

整形外科が一般的ですが、症状によっては神経内科やリウマチ科での診察が必要な場合もあります。まずは整形外科への受診をお勧めします。

手首の痛みの根本的な原因は何ですか？

多くは不適切な姿勢や動作パターンが原因です。単に患部だけでなく、全身のバランスや動作の癖を見直すことが根本解決につながります。

手首の痛みは完治しますか？

適切な治療により完治は可能ですが、根本原因を解決せずに症状だけを抑えても再発のリスクが高くなります。包括的なアプローチが重要です。

手首の痛みを予防する方法はありますか？

正しい姿勢での作業、定期的な休憩とストレッチ、適切な作業環境の整備、全身のバランス調整が効果的な予防法となります。

手首の痛みに効果的なストレッチはありますか？

手首の屈曲・伸展ストレッチや前腕の筋肉をほぐすストレッチが有効ですが、痛みがある時期は無理をせず専門家の指導を受けることをお勧めします。

手首の痛みで手術が必要になるのはどんな場合ですか？

保存的治療で改善しない重度の腱鞘炎や、神経圧迫による機能障害が著しい場合に手術適応となることがありますが、多くは保存的治療で改善可能です。

手首の痛みが他の部位に影響することはありますか？

手首をかばうことで肩や首、肘に負担がかかり二次的な症状を引き起こすことがあります。早期の根本治療により連鎖的な問題を予防できます。

手首の痛みで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと手首の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

手首の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。