扁桃炎

扁桃炎とは

扁桃炎とは、のどの奥にあるアーモンド形のリンパ組織である扁桃に炎症が起こる病気です。扁桃は通常、口から入ってくるウイルスや細菌から体を守る免疫機能を持っていますが、風邪やストレス、過労などで抵抗力が低下すると、病原体が扁桃で増殖して炎症を引き起こします。特に低気圧の接近や季節の変わり目に症状が現れやすく、のどの激しい痛み、高熱、嚥下困難などの様々な症状を伴います。

厚生労働省の2017年患者調査によると、人口10万人あたり毎日69人が急性咽頭炎（急性扁桃炎を含む）で医療機関を受診しており、これは日本全体で年間約31万人が扁桃炎で医療機関を受診していることを示しています。特に女性では再発率が高く、現代社会における重要な健康問題となっています。

扁桃炎を放置すると、炎症が扁桃の周囲に広がって「扁桃周囲炎」や「扁桃周囲膿瘍」という重篤な状態に進行する可能性があります。特に扁桃周囲膿瘍になると、水も飲めないほどの激しい痛みと腫れが生じ、口を開けることも困難になり、入院治療が必要となります。さらに、溶連菌が原因の場合には、中耳炎、副鼻腔炎、髄膜炎、敗血症、壊死性筋膜炎などの重症な合併症を引き起こすリスクがあり、全身の臓器に影響を与えて腎臓病や関節炎を発症することもあります。最悪の場合、命を落とす可能性もあるため、早期の適切な対処が重要です。

扁桃炎の原因

開院以来、当院には扁桃炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、扁桃炎の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

扁桃炎の原因として次のものが挙げられます。

扁桃炎は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、扁桃の炎症や腫れが発生し、のどの激しい痛みや高熱などの症状が発症します。ストレスや不規則な生活、姿勢の悪化による血流不良により免疫機能が低下することで、普段はおとなしい病原菌が活発化して炎症を引き起こします。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。扁桃炎なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

扁桃炎への対応として、次のようなものが一般的です。

抗生物質の処方

溶連菌などの細菌性扁桃炎に対して、抗菌薬を用いて病原菌の増殖を抑制し、炎症を鎮める治療が行われます。しかしウイルス性扁桃炎には効果がなく、不必要な使用により薬剤耐性菌の発生リスクがあります。また、副作用として下痢や胃腸障害を引き起こすことがあり、根本的な体質改善には至りません。

点滴治療

症状が重い場合や脱水症状がある場合に、抗生物質や水分の点滴による治療が実施されます。しかし通院の負担が大きく、血管への穿刺による痛みや感染リスクがあります。また、根本的な体質改善には至らないため、再発予防効果は限定的です。

扁桃摘出手術

年に3回以上の再発を繰り返す習慣性扁桃炎の場合、全身麻酔下での扁桃摘出術が検討されます。しかし全身麻酔によるリスクと手術による合併症の可能性があります。また、扁桃は本来の免疫機能を持つ組織であるため、摘出により局所免疫力の低下が懸念されます。

扁桃炎を改善するために

まずはあなたの扁桃炎の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、扁桃炎の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

扁桃炎と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、免疫機能に影響する血流やリンパの流れをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

抗生物質を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

扁桃炎のQ＆A

扁桃炎は自然に治りますか？

ウイルス性の軽度な扁桃炎は自然治癒する場合もありますが、細菌性の場合や症状が重い場合は適切な治療が必要です。根本的な体質改善により再発予防が重要となります。

扁桃炎の人がやってはいけないことは？

喫煙や飲酒、過度な運動、刺激の強い食べ物の摂取は避けるべきです。また、睡眠不足やストレスの蓄積も症状悪化の原因となるため注意が必要です。

扁桃炎と風邪の見分け方は？

扁桃炎は主にのどの局所的な激しい痛みが特徴で、風邪の場合は鼻水や咳などの全身症状を伴います。扁桃炎では飲み込み時の痛みが顕著に現れます。

なぜ扁桃炎を繰り返すのですか？

免疫力の低下、ストレス、生活習慣の乱れ、姿勢の悪化による血流不良などが根本原因として考えられます。これらの要因が改善されない限り再発リスクは高いままです。

扁桃摘出手術は必要ですか？

年3回以上の重篤な再発がある場合に検討されますが、まずは体質改善による根本的なアプローチを試すことをお勧めします。手術は最後の選択肢として考えるべきです。

カイロプラクティックで扁桃炎は改善しますか？

カイロプラクティックによる姿勢改善と神経機能の正常化により、血流やリンパの流れが改善され、免疫力向上と炎症の軽減が期待できます。根本的な体質改善アプローチとして有効です。

扁桃炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと扁桃炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

扁桃炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。