耳鳴り

耳鳴りとは

耳鳴りとは、外部に音源がないにもかかわらず、耳の中で「キーン」「ジー」「ブーン」といった音が聞こえる症状です。他人には聞こえない音が本人にだけ聞こえる状態で、一時的なものから慢性的に続くものまで様々です。

音の種類も高音から低音まで多岐にわたり、虫の鳴き声のような音や金属音のような音として感じられることもあります。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本では約1,400万人が耳鳴りに悩んでいるとされ、人口の10～15％に相当します。特に臨床的に問題となる苦痛の強い耳鳴りを抱える患者は約300万人に及び、人口の2～3％を占めています。現代のストレス社会や高齢化の進行により、耳鳴りで悩む方は年々増加傾向にあります。

耳鳴りを放置すると、まず睡眠の質が著しく低下し、慢性的な疲労状態に陥ります。集中力の低下により仕事や学習のパフォーマンスが悪化し、人間関係にも支障をきたすようになります。さらに進行すると、うつ病や不安障害などの精神的な疾患を併発するリスクが高まります。高齢者の場合は認知機能にも悪影響を及ぼし、社会生活からの孤立や生活の質の著しい低下を招く可能性があります。最悪の場合、日常生活が困難になり、家族や周囲の人々との関係性も悪化してしまいます。

耳鳴りの原因

開院以来、当院には耳鳴りでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、耳鳴りの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

耳鳴りの原因として次のものが挙げられます。

耳鳴りは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、内耳の有毛細胞の損傷や自律神経のバランス異常、血流悪化などが発生し、それが耳鳴りとなります。年齢とともに内耳の有毛細胞が減少し、聴力が低下することで脳が音を補おうとして耳鳴りが発生します。また、精神的・身体的なストレスが自律神経のバランスを崩し、内耳の血流悪化や神経の過敏状態を引き起こすことも多くあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。耳鳴りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

耳鳴りへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法であり、副作用のリスクもあります。長期服用による依存性や効果の減弱も懸念され、根本的な改善には至らないことが多くなります。

補聴器の使用

高額な費用がかかり、装用感に慣れるまで時間を要します。また、聴力低下がない場合は適用できず、補聴器に依存してしまう可能性があります。

音響療法・認知行動療法

一時的な症状軽減効果はありますが、根本的な改善には至らないことが多く、継続的な使用が必要です。専門的な治療者が限られており、効果を実感するまでに長期間を要することがあります。

耳鳴りを改善するために

まずはあなたの耳鳴りの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、耳鳴りの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

耳鳴りと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頸椎・胸椎・腰椎のカーブの形状、背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、自律神経の働きや血流状態をチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

耳鳴りのQ＆A

耳鳴りは自然に治りますか？

一時的な耳鳴りは自然治癒することもありますが、慢性化した耳鳴りは適切な治療が必要です。早期の対処が改善の鍵となります。

耳鳴りの人がやってはいけないことは？

大音量での音楽鑑賞、過度なストレス、睡眠不足、カフェインの過剰摂取は避けましょう。これらは症状を悪化させる可能性があります。

ストレスと耳鳴りはどう関係していますか？

ストレスは自律神経のバランスを崩し、内耳の血流悪化や神経の過敏状態を引き起こします。ストレス管理は耳鳴り改善の重要な要素です。

耳鳴りは完治しますか？

原因によっては完治可能ですが、慢性的な耳鳴りの場合は症状の軽減や生活の質の改善を目標とした治療が中心となります。

耳鳴りがある時の睡眠方法は？

静かすぎる環境を避け、自然音や白色雑音を利用しましょう。規則正しい睡眠リズムを保ち、就寝前のリラックスタイムを設けることが大切です。

耳鳴りと難聴の関係は？

難聴患者の約7割が耳鳴りを併発しており、密接な関係があります。聴力低下を補おうとする脳の働きが耳鳴りを引き起こすと考えられています。

耳鳴りに効果的な食べ物はありますか？

血流改善効果のある食材（魚類、ナッツ類、緑黄色野菜）や、ビタミンB群を含む食品が有効とされています。バランスの良い食事が基本です。

耳鳴りは遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、難聴になりやすい体質や血管系の疾患などの遺伝的要因が、間接的に耳鳴りのリスクを高める可能性があります。

耳鳴りの検査方法は？

聴力検査、耳鳴り検査、画像検査（MRIやCT）などを行い、原因を特定します。血液検査で全身状態をチェックすることもあります。

耳鳴りと頭痛の関係は？

耳鳴りによるストレスや睡眠不足が頭痛を引き起こすことがあります。また、血管系の問題が両方の症状を同時に引き起こす場合もあります。

耳鳴りで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと耳鳴りは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

耳鳴りは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。