寒暖差アレルギー

寒暖差アレルギーとは

寒暖差アレルギーとは、急激な温度変化によって引き起こされる鼻炎症状のことです。正式には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ、特定のアレルゲンが原因ではなく、自律神経の乱れによって鼻の粘膜が過敏に反応することで発症します。7度以上の温度差がある環境で症状が現れやすく、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が特徴的です。

厚生労働省の資料によると、アレルギー性鼻炎の有病率は2019年時点で49%に達しており、日本人の約半数が何らかの鼻炎症状に悩んでいます。寒暖差アレルギーは血管運動性鼻炎の一種で、アレルギー性鼻炎患者の中でも相当数を占めると推定されます。近年の気候変動や住環境の変化により、寒暖差による体調不良を訴える人は増加傾向にあります。

寒暖差アレルギーを放置すると、慢性的な鼻炎症状により睡眠の質が低下し、日中の集中力や作業効率が著しく低下します。また、自律神経の乱れが継続することで頭痛、めまい、肩こりなどの全身症状が現れる可能性があります。さらに、鼻呼吸が困難になることで口呼吸が習慣化し、のどの乾燥や感染症のリスクが高まります。最悪の場合、慢性的な炎症が気管支まで及び、喘息を併発する恐れもあります。

寒暖差アレルギーの原因

開院以来、当院には寒暖差アレルギーでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、寒暖差アレルギーの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

寒暖差アレルギーの原因として次のものが挙げられます。

寒暖差アレルギーは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

急激な温度変化に対して自律神経が過敏に反応し、鼻の血管や粘膜の調節機能が不安定になることで症状が現れます。加齢やストレス、運動不足などにより体温調節機能が低下し、温度変化への適応能力が弱くなることも要因となります。現代の住環境では、エアコンの普及により室内外の温度差が大きくなり、私たちの体が急激な温度変化に慣れていないことが根本的な問題となっています。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。寒暖差アレルギーなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

寒暖差アレルギーへの対応として、次のようなものが一般的です。

抗ヒスタミン薬の処方

鼻炎症状を抑制するために抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬が処方されます。しかし眠気や集中力低下などの副作用があり、日常生活や仕事に支障をきたす場合があります。また、根本的な原因である自律神経の乱れは改善されません。

点鼻薬の使用

局所的な鼻炎症状を緩和するためにステロイド系点鼻薬が処方されることがあります。しかし長期使用により薬剤性鼻炎を引き起こすリスクがあり、使用を中止すると症状が悪化する場合があります。

生活指導

温度差を避ける生活習慣の改善や、マスクの着用などの対症療法が指導されます。しかし現実的に温度差を完全に避けることは困難で、根本的な解決にはなりません。

寒暖差アレルギーを改善するために

まずはあなたの寒暖差アレルギーの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、寒暖差アレルギーの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

寒暖差アレルギーと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

寒暖差アレルギーのQ＆A

寒暖差アレルギーは自然に治りますか？

自律神経の乱れが原因のため、生活習慣の改善や体質改善により症状は軽減可能ですが、根本的な体質改善には専門的なアプローチが必要です。

寒暖差アレルギーの人がやってはいけないことは？

急激な温度変化への暴露、過度なストレス、睡眠不足、運動不足は症状を悪化させるため避けるべきです。規則正しい生活が重要です。

寒暖差アレルギーと花粉症の違いは何ですか？

花粉症は特定のアレルゲンによる反応ですが、寒暖差アレルギーは温度変化による自律神経の乱れが原因で、アレルギー検査では陰性となります。

どのくらいの温度差で症状が出るのですか？

一般的に7度以上の温度差で症状が現れやすいとされていますが、個人差があり、体調や体質により3-5度の差でも症状が出る場合があります。

寒暖差アレルギーは遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、自律神経の敏感さや体質的な要因は遺伝的影響を受ける可能性があり、家族内で似た症状が見られることがあります。

症状が出やすい時期はありますか？

季節の変わり目、特に春と秋、また冬場の暖房使用時期に症状が出やすくなります。一日の中では朝晩の気温差が大きい時間帯に注意が必要です。

子供でも寒暖差アレルギーになりますか？

子供でも発症する可能性がありますが、成人に比べて体温調節機能が発達途中のため、適切な環境調整により改善しやすい傾向があります。

マスクをすれば症状は軽くなりますか？

マスクにより吸気の温度や湿度が調整されるため、ある程度の症状軽減効果は期待できますが、根本的な解決にはなりません。

寒暖差アレルギーは完治しますか？

体質改善と自律神経の調整により症状の大幅な改善は可能ですが、完全な治癒には個人差があり、継続的なケアが重要となります。

何科を受診すればいいですか？

まずは耳鼻咽喉科での診断を受け、自律神経の調整が必要な場合は内科や専門的な治療院での相談も検討されることをお勧めします。

寒暖差アレルギーで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと寒暖差アレルギーは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

寒暖差アレルギーは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。