寝違い

寝違いとは

寝違いとは、朝起きた時に首の後ろや首から肩にかけて痛みが生じ、首を自由に動かすことができなくなる状態のことです。医学的には「急性疼痛性頚部拘縮」と呼ばれ、睡眠中の不自然な姿勢によって首周辺の筋肉や靭帯に急性の炎症が起こることで発症します。

首を特定の方向に動かした時に強い痛みを感じ、重症の場合は首がまったく動かせなくなることもあります。日本では成人の約20%が睡眠に関する問題を抱えており、30〜40%が何らかの不眠症状を経験しているとされています。

寝違いは睡眠時の姿勢や環境と密接に関係しているため、これらの睡眠問題を抱える人々の中で相当数が寝違いを経験していると推測されます。特にデスクワーカーや長時間同じ姿勢を続ける職業の人々において、寝違いの発症率が高い傾向にあります。

寝違いを放置すると、首や肩周辺の筋肉がさらに硬直し、慢性的な肩こりや頭痛につながる可能性があります。血流の流れが悪くなることで、めまいや手指のしびれなどの症状が現れることもあります。

最悪の場合、首が動かない状態が続くだけでなく、上腕から肘、前腕、手指にかけて痺れや痛みが広がることがあります。また、痛みによる睡眠不足が続くと自律神経のバランスが乱れ、体全体の不調につながる恐れもあります。

慢性化すると日常生活への影響が長期化し、仕事の効率低下や精神的ストレスの増加を招きます。痛みで集中力が続かず、デスクワークや車の運転などに支障をきたすことで、生活の質が大幅に低下してしまいます。

寝違いの原因

開院以来、当院には寝違いでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、寝違いの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

寝違いの原因として次のものが挙げられます。

寝違いはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、首周辺の筋肉や靭帯の急性炎症や血流障害が発生し、寝違いが発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり湿布を貼るだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。寝違いでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

寝違いへの対応として、次のようなものが一般的です。

湿布薬の処方

一時的な痛みの軽減効果はありますが、根本的な原因解決にはならず、効果が切れると再び痛みが戻ることがあります。また、皮膚かぶれなどの副作用が起こる場合もあります。

内服薬の投与

胃腸障害や眠気などの副作用が現れることがあり、長期間の服用は推奨されません。また、薬の効果が切れると痛みが再発することが多いです。

局所麻酔注射

注射による一時的な痛みや、稀に感染症のリスクがあります。効果は限定的で、根本的な改善には至らないことが多いです。

安静指導

長期間の安静により筋力低下や関節の可動域制限が起こる可能性があります。また、仕事や日常生活への影響が長期化することがあります。

リハビリテーション

継続的な通院が必要で、時間と費用がかかります。また、適切な指導を受けないと症状が悪化する場合もあります。

寝違いを改善するために

まずはあなたの寝違いの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、寝違いの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

寝違いと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

寝違いのQ＆A

寝違いは自然に治りますか？

軽度の寝違いは通常数日から1週間程度で自然に改善することが多いです。ただし、痛みが強い場合や1週間以上続く場合は、適切な治療を受けることをお勧めします。

寝違いの人がやってはいけないことは？

無理に首を動かしたり、強いマッサージを行うことは避けてください。また、痛みを我慢して普段通りの活動を続けることも症状悪化の原因となります。

何度も寝違いを繰り返すのはなぜですか？

日常の姿勢不良や筋肉の疲労蓄積、睡眠環境の問題が根本的な原因として考えられます。これらの要因を改善しない限り、寝違いは繰り返し起こる可能性があります。

寝違いと頚椎ヘルニアの違いは何ですか？

寝違いは筋肉や靭帯の急性炎症ですが、頚椎ヘルニアは椎間板が突出して神経を圧迫する疾患です。ヘルニアでは手のしびれや筋力低下を伴うことが特徴的です。

どのくらいの期間で改善しますか？

軽度の場合は3-5日、中等度では1-2週間程度で改善することが一般的です。ただし、適切な治療を受けることで回復期間を短縮できる場合があります。

寝違いの予防方法はありますか？

適切な枕の使用、規則正しい睡眠、首周辺の筋肉を強化するストレッチ、デスクワーク時の姿勢改善などが効果的な予防方法として挙げられます。

マッサージをしても大丈夫ですか？

急性期の強いマッサージは炎症を悪化させる可能性があるため避けてください。軽い痛みの場合でも、専門家の指導の下で行うことをお勧めします。

温めるのと冷やすのはどちらが良いですか？

急性期（発症から48時間以内）は冷却、その後は温熱療法が一般的です。ただし、症状や個人差により適切な方法が異なるため、専門家に相談することが重要です。

寝違いで病院に行くタイミングはいつですか？

痛みが激しく首が全く動かせない場合、1週間以上症状が続く場合、手のしびれや発熱を伴う場合は、速やかに整形外科を受診してください。

枕を変えれば寝違いは防げますか？

適切な枕の使用は寝違い予防に効果的ですが、それだけでは完全に防げません。日常の姿勢改善や筋肉のコンディション維持も重要な要素となります。

寝違いで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと寝違いは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

寝違いは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。