指がこわばる

指がこわばるとは

指がこわばるとは、手の指の関節が硬くなった感じを伴い、腫れぼったく動かしにくい状態になることです。特に朝起きたときに指が突っ張るような感覚があり、動かしにくさを感じる症状を指します。関節とその周辺の腱の炎症によって起こることが多く、ボタンをはめるなどの細かい動作がうまくできなくなったり、無理に動かすと痛みを感じたりします。

指がこわばる症状の主要な原因である関節リウマチについて、厚生労働省の調査データによると、日本の関節リウマチ罹患率は人口の0.6〜1.0％で、患者数は約60〜100万人と推定されています。これは約200人に一人が関節リウマチを発症している計算になり、非常に身近な疾患といえます。

指がこわばる症状を放置すると、指の変形と機能低下が進行します。リウマチや変形性関節症などの進行性疾患では、こわばりを放置しているうちに関節が変形し、指の機能が著しく低下します。最初は小さな違和感でも、長時間をかけて骨や軟骨が変形し、握力や細かい作業の能力が低下していきます。

ペットボトルの蓋が開けにくくなる、ペンの字が乱れやすくなる、裁縫や調理などの細かい作業に支障をきたす、重いものを持てなくなり仕事や家事が滞るなどの問題が生じます。痛みのある指をかばうため、他の指に過度の負担がかかり、別の指にも腱鞘炎やばね指が発症することがあります。また、指の動きが制限されることで、手首や前腕に無理な力がかかり、手根管症候群などの別の障害を引き起こすリスクが高まります。

指がこわばるの原因

開院以来、当院には指がこわばる症状でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、指がこわばる症状の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

指がこわばる症状の原因として次のものが挙げられます。

指がこわばる症状はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、手指の関節や腱の可動域減少や手指周囲の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、指のこわばりが発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。指がこわばる症状でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

指がこわばる症状への対応として、次のようなものが一般的です。

安静療法

長期間の安静により筋力低下や関節の拘縮が進行する可能性があります。また、仕事や家事を制限する必要があり、日常生活に大きな支障をきたします。

消炎鎮痛薬の投与

長期服用により胃腸障害や腎機能障害などの副作用が起こる可能性があり、漫然と続けることは推奨されません。根本的な原因の解決にはならず、対症療法に留まります。

ステロイド注射

一時的な効果に留まることが多く、繰り返し注射が必要になる場合があります。また、感染リスクや組織の萎縮などの副作用の可能性があります。

テーピング固定

皮膚のかぶれや血行障害を起こす可能性があります。また、根本的な治療ではなく、一時的な症状緩和に留まります。

手術療法

指の繊細な動きが制限され、感覚障害が残ることがあります。また、手術による合併症のリスクや回復期間の長さなど、患者への負担が大きい治療法です。

指がこわばるを改善するために

まずはあなたの指がこわばる症状の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、指がこわばる症状の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

指がこわばる症状と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。手指の関節の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

指がこわばるのQ＆A

指がこわばるのは自然に治りますか？

軽度の場合は適切なケアにより改善する可能性がありますが、関節リウマチなどの進行性疾患が原因の場合は専門的な治療が必要です。早期の診断と適切な対処が重要になります。

指がこわばる人がやってはいけないことは？

痛みがある時期に関節を無理に動かしたり、強いマッサージをすることは避けるべきです。刺激を加えることで炎症が悪化する可能性があるため、適切な負荷での運動が大切です。

指のこわばりと関節リウマチの違いは何ですか？

指のこわばりは症状の一つで、関節リウマチはその原因となる疾患の一つです。関節リウマチでは朝のこわばりが特徴的で、時間の経過とともに症状が長くなる傾向があります。

朝だけこわばるのと一日中こわばるのでは重症度が違いますか？

一般的に朝のこわばりから始まり、症状が進行すると一日中続くようになります。こわばる時間が長くなるほど、より専門的な治療が必要になる可能性が高くなります。

指がこわばる症状は遺伝しますか？

関節リウマチなど一部の疾患では家族性があることが知られています。母親に症状があった方は、予防的なケアを早めに始めることをお勧めします。

何科を受診すれば良いのでしょうか？

まずは整形外科を受診することをお勧めします。必要に応じて内科やリウマチ科への紹介も受けられます。症状に応じて適切な診療科を選択することが重要です。

指のこわばりに効果的なセルフケアはありますか？

朝の起床前に布団の中で両手をこすり合わせ、指をゆっくりマッサージする方法が効果的です。温めることで血行を促進し、こわばりを和らげることができます。

指がこわばる症状は完治しますか？

原因によって異なりますが、早期発見・早期治療により症状をコントロールし、日常生活に支障のない状態を維持することは可能です。完全な治癒よりも症状の管理が重要です。

痛み止めが効かない場合はどうすれば良いですか？

薬物療法だけでなく、根本的な原因にアプローチする治療法を検討する必要があります。姿勢の改善や体のバランスを整える治療が効果的な場合があります。

指がこわばる症状は年齢と関係がありますか？

加齢により関節軟骨の摩耗が進むため、年齢とともに症状が出やすくなります。しかし、30歳代から50歳代での発症も多く、年齢に関係なく早期の対処が重要です。

指がこわばる症状で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと指がこわばる症状は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

指がこわばる症状は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。