脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは

脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある神経の通り道（脊柱管）が狭くなることで、神経が圧迫されて腰や足に痛みやしびれが生じる病気です。人間の背骨は頸椎、胸椎、腰椎、仙椎の4つの部分で構成され、正常な状態では美しいS字カーブを描いています。

特に腰部脊柱管狭窄症では、歩いていると症状が強くなり、座って休むと楽になる「間欠跛行」という特徴的な症状が現れます。現代の高齢化社会において、国内における推定患者数は約240万人から580万人とされており、高齢者の約10%にみられる身近な疾患です。80歳以上では男性の65.8%、女性の57.5%で腰部脊柱管狭窄症が認められています。この症状により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

脊柱管狭窄症を放置すると、歩行距離がどんどん短くなり、最終的には数メートルも歩けなくなる可能性があります。日常生活動作が著しく制限され、外出が困難になることで社会参加が阻まれ、精神的な障害を招くこともあります。筋力低下や体力の衰えが進行し、要介護状態に陥るリスクが高まります。一人で買い物に行くことも困難になり、家族への依存度が増してしまうのです。長期間放置すると自律神経のバランスが崩れ、めまいや耳鳴り、不眠症などの自律神経失調症を引き起こす可能性があります。

脊柱管狭窄症の原因

開院以来、当院には脊柱管狭窄症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、脊柱管狭窄症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

脊柱管狭窄症の原因として次のものが挙げられます。

脊柱管狭窄症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、腰椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、それが脊柱管狭窄症となります。年齢とともに椎間板が変性し、厚みが減少することで脊柱管が狭くなります。背骨を支える黄色靭帯が加齢により厚くなり、脊柱管を圧迫することで神経への圧迫が生じます。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。脊柱管狭窄症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

脊柱管狭窄症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用による副作用のリスクがあり、根本的な解決にはならず対症療法に留まります。胃腸障害や肝機能障害などの副作用が現れる可能性があり、薬物依存の危険性も伴います。

ブロック注射

効果が一時的で、繰り返し施行する必要があり、感染や神経損傷のリスクも伴います。注射部位の痛みや腫れが生じることもあり、根本的な改善には至りません。

理学療法・運動療法

効果が現れるまで時間がかかり、継続的な通院と自己管理が必要で、症状によっては悪化する場合もあります。正しい方法を習得するまでに時間がかかり、間違った方法では症状が悪化する可能性があります。

手術療法

手術リスクや合併症の可能性があり、完全な症状改善が保証されず、再発の可能性もあります。高齢者では手術による身体への負担が大きく、術後の回復に時間がかかることも多くあります。

脊柱管狭窄症を改善するために

まずはあなたの脊柱管狭窄症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、脊柱管狭窄症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院では脊柱管狭窄症の根本的な改善を目指します。まず5種類の独自検査により、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの視点から症状の原因を特定します。検査結果に基づき、世界基準のカイロプラクティック技術を用いて、腰椎や仙椎の可動域制限を改善し、神経系の調整を行います。単なる対症療法ではなく、症状を引き起こしている根本原因にアプローチすることで、持続的な改善を実現します。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

脊柱管狭窄症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。腰椎・仙椎のカーブの形状、背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。当院では男女のカイロプラクターが在籍し、同性に相談しやすい環境を整えています。完全予約制のため待ち時間がなく、三鷹駅から徒歩2分の好立地で通いやすさも抜群です。

脊柱管狭窄症のQ＆A

脊柱管狭窄症は自然に治りますか？

脊柱管狭窄症は加齢による構造的変化が原因のため、自然治癒は期待できません。適切な治療とケアにより症状の改善は可能ですが、放置すると進行する傾向があります。

脊柱管狭窄症の人がやってはいけないことは？

腰を反らす動作や長時間の立位、重い物を持つことは避けるべきです。また、無理な運動や急激な動作も症状を悪化させる可能性があります。

手術をしないで改善する方法はありますか？

カイロプラクティックケア、理学療法、生活習慣の改善などの保存的治療により、多くの方で症状の改善が期待できます。早期の適切な対応が重要です。

どのくらいの期間で症状は改善しますか？

症状の程度や治療法により異なりますが、適切なケアを受けることで数週間から数ヶ月で改善を実感される方が多いです。継続的なケアが重要です。

日常生活で気をつけることはありますか？

正しい姿勢の維持、適度な運動、重い物を持たない、長時間同じ姿勢を避けるなど、腰への負担を軽減する生活習慣を心がけることが大切です。

運動はした方がいいですか？

適度な運動は筋力維持や血流改善に効果的ですが、症状に応じた適切な運動を選択することが重要です。専門家の指導のもとで行うことをお勧めします。

温めるのと冷やすのはどちらがいいですか？

一般的には温めることで血流が改善し、症状の緩和が期待できます。ただし、急性の炎症がある場合は冷やすことが適切な場合もあります。

脊柱管狭窄症は遺伝しますか？

明確な遺伝性は証明されていませんが、骨格の特徴や体質などが家族間で似ることにより、発症しやすい傾向が見られる場合があります。

症状が悪化するサインはありますか？

歩行距離の短縮、しびれの範囲拡大、筋力低下、排尿・排便障害などが現れた場合は、症状の悪化を示すサインとして注意が必要です。

カイロプラクティックは脊柱管狭窄症に有効ですか？

専門的な手技により筋肉の緊張緩和や関節の調整が可能で、適切な施術者による治療は脊柱管狭窄症の改善に効果的です。

脊柱管狭窄症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと脊柱管狭窄症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

脊柱管狭窄症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。