シェーグレン症候群

シェーグレン症候群とは

シェーグレン症候群とは、本来体を守るはずの免疫システムが誤って自分自身の体を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。主に涙を作る涙腺や唾液を作る唾液腺に炎症が起こることで、目の乾燥（ドライアイ）や口の乾燥（ドライマウス）などの症状が現れます。膠原病の一種に分類され、全身の様々な組織に炎症が起こる可能性があります。

厚生労働省の調査によると、シェーグレン症候群の患者数は全国で約66,300人と推定されています。男女比は1：17.4で圧倒的に女性に多く見られ、発症のピークは40～60歳代となっています。

シェーグレン症候群を放置すると、まずドライマウスやドライアイに対する適切なケアが行われないため、虫歯が多発したり視力が低下したりする恐れがあります。特に歯の根元（歯茎に近い場所）に虫歯ができやすくなる特徴があります。

また、唾液の抗菌作用が弱くなることで舌にカンジダ（カビの一種）が生えて痛みを引き起こすこともあります。さらに、ごく稀ではありますが、肺やリンパ節の異常が悪化することで肺炎などの重篤な合併症を引き起こし、生命が危険にさらされる可能性もあります。

シェーグレン症候群の原因

開院以来、当院にはシェーグレン症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、シェーグレン症候群の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

シェーグレン症候群の原因として次のものが挙げられます。

シェーグレン症候群はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、涙腺や唾液腺への炎症反応が発生し、乾燥症状や全身の不調が発症します。それは人によって違い、単に症状を抑える薬を使用するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。シェーグレン症候群でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

シェーグレン症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

点眼薬による治療

ドライアイの症状を和らげるために人工涙液や保湿効果のある点眼薬を使用します。しかし一時的な症状改善しか期待できず、根本的な治療にはならないため継続的な使用が必要です。また、効果を感じられない人も多く存在します。

人工唾液の使用

ドライマウスの症状に対して人工唾液や唾液分泌促進薬を使用して口腔内の乾燥を改善します。しかし使用を止めると症状が悪化するため、長期間にわたって依存する必要があります。根本的な解決には至らず、対症療法の域を出ません。

免疫調整薬の内服

全身症状がある場合に免疫の働きを調整する薬剤を使用して炎症を抑制します。しかし副作用のリスクがあり、長期間の服用による体への負担が懸念されます。また、個人差により効果が得られない場合もあります。

ステロイド治療

炎症が強い場合にステロイド薬を使用して症状をコントロールします。しかし長期使用による副作用（骨粗鬆症、感染症のリスク増加など）があり、使用には慎重な管理が必要です。

生活指導

加湿、禁煙、うがい、定期的な眼科・歯科受診などの生活習慣の改善を指導します。しかし患者自身の継続的な努力が必要で、症状の改善には時間がかかります。また、生活習慣の改善だけでは根本的な解決は困難です。

シェーグレン症候群を改善するために

当院では、シェーグレン症候群の根本的な改善を目指すため、症状の原因となる身体の歪みや神経系の不調に着目したアプローチを行います。免疫システムの異常は、身体全体のバランスの崩れと密接に関係しているからです。

カイロプラクティックによる施術で背骨や骨盤の歪みを整えることで、自律神経の働きを正常化し、免疫機能の改善を図ります。また、姿勢の改善により血液循環が良くなり、涙腺や唾液腺への栄養供給も向上します。

当院の特徴

当院は開院32年目を迎え、これまでに30万人以上の施術実績を積み重ねてきました。院長・副院長共にオーストラリア公立マードック大学でカイロプラクティックの学位を取得した世界基準のカイロプラクターです。

5種類の独自検査により症状の原因を特定し、一人ひとりに最適な治療計画を立案します。また、男女のカイロプラクターが在籍しているため、同性に相談できる安心感があります。三鷹駅から徒歩2分という立地の良さも、継続的な通院をサポートします。

シェーグレン症候群のQ＆A

シェーグレン症候群は自然に治りますか？

現在のところ根本的な治療法は確立されていませんが、適切な治療により症状をコントロールして長期にわたり安定した生活を送ることは可能です。当院では身体のバランスを整えることで、症状の改善を目指します。

シェーグレン症候群の人がやってはいけないことは？

口腔内の乾燥を悪化させる喫煙や過度のアルコール摂取は避け、目や口の乾燥を促進する環境（エアコンの直風など）にも注意が必要です。また、ストレスも症状を悪化させる要因となります。

どの診療科を受診すればよいのでしょうか？

症状に応じて選択しますが、ドライマウスなら歯科や耳鼻咽喉科、ドライアイなら眼科、関節痛があればリウマチ科や内科を受診することをお勧めします。当院では総合的なアプローチで対応いたします。

シェーグレン症候群の原因は何ですか？

遺伝的要因、環境要因、免疫異常、女性ホルモンの影響などが複合的に関与していると考えられていますが、完全には解明されていません。当院では身体の歪みも重要な要因として捉えています。

症状はどんどん悪くなるのでしょうか？

症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す病気で、長期的には大きな変化はありませんが、新しい症状が加わって進行するケースもあります。早期の適切な対処が重要です。

根本的な治療法はありますか？

現在は対症療法が中心ですが、原因解明に向けた研究が世界中で進められており、将来的には根本的な治療法の開発が期待されています。当院では身体のバランス改善による根本的アプローチを行います。

妊娠・出産に影響はありますか？

原則的に母体への影響はありませんが、稀に母体の抗体が胎児に移行し新生児ループス症候群を引き起こすことがあるため、専門医との相談が重要です。

他の病気との違いはどこにありますか？

シェーグレン症候群は自己免疫疾患による全身性の病気で、単純な加齢による乾燥症状や薬の副作用による症状とは根本的に異なります。専門的な検査による正確な診断が必要です。

治療費はどのくらいかかりますか？

症状の種類や重症度によって治療費は大きく異なりますが、指定難病に認定されている場合は医療費助成制度を利用できる可能性があります。当院では明確な料金体系でご案内いたします。

日常生活で気をつけることはありますか？

こまめな水分補給、加湿器の使用、シュガーレスガムの活用、定期的な眼科・歯科受診など、乾燥症状を和らげる生活習慣を心がけることが大切です。

シェーグレン症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

シェーグレン症候群は複雑な症状ですが、適切なアプローチにより改善の可能性があります。当院では、あなたの症状に真剣に向き合い、根本的な改善を目指して全力でサポートいたします。一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。