蓄膿症

蓄膿症とは

蓄膿症とは、鼻の奥にある副鼻腔という空洞に炎症が起こり、膿や鼻水が溜まってしまう病気です。正式には「副鼻腔炎」と呼ばれ、額、頬、鼻の真裏、目の周りにある4つの空洞のいずれかに炎症が生じます。

風邪などをきっかけに発症する急性のものと、3ヶ月以上症状が続く慢性のものがあります。一般的に「蓄膿症」と呼ばれるのは慢性副鼻腔炎のことを指します。

日本における副鼻腔炎の推定患者数は約100万～200万人とされています。これは決して珍しい病気ではなく、多くの方が悩まれている症状です。乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層で発症する可能性があり、ほとんどの方は外来での治療が可能です。

蓄膿症を放置すると、日常生活に深刻な影響を及ぼします。仕事や勉強への集中力が低下し、良質な睡眠が取れなくなり、身体のだるさが続くようになります。

さらに症状が悪化すると、細菌感染が広がり、目の周りの腫れや重度の頭痛を引き起こす可能性があります。最悪の場合、失明や脳膿瘍、髄膜炎といった重篤な合併症を引き起こすリスクもあります。緊急手術が必要になることもあります。

薬やマッサージで蓄膿症が根本的に改善することは難しく、鼻づまりで夜中に目が覚めたり、日中の集中力や作業効率の低下を招きます。口臭が気になり人との会話が億劫になったり、料理の香りや味がわからなくなるなど、日常生活に支障をきたすこともあります。

蓄膿症の原因

開院以来、当院には蓄膿症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、蓄膿症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

蓄膿症の原因として次のものが挙げられます。

蓄膿症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、副鼻腔の入り口が塞がれたり、炎症が波及したりして蓄膿症が発症します。それは人によって違い、単に薬で炎症を抑えたり鼻腔を洗浄するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。蓄膿症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

蓄膿症への対応として、次のようなものが一般的です。

抗生物質療法

細菌感染に対して抗生物質を投与し、感染を抑制します。しかし細菌感染以外が原因の場合は効果が期待できず、長期服用による副作用や耐性菌の問題があります。

ネブライザー療法

薬剤を霧状にして鼻から吸入し、副鼻腔まで薬を届けます。しかし定期的な通院が必要で、一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な改善には時間がかかります。

鼻腔処置・洗浄

鼻の中の膿や分泌物を除去し、副鼻腔の通りを改善します。しかし処置時の不快感があり、頻繁な通院が必要で、症状の再発を繰り返すことがあります。

ステロイド点鼻薬

炎症を抑える薬剤を鼻に直接噴霧します。しかし長期使用による副作用の懸念があり、使用を中止すると症状が再発することがあります。

内視鏡下手術

薬物療法で改善しない場合に、内視鏡を用いて副鼻腔の開口部を広げます。しかし手術に対する不安や恐怖があり、術後の痛みや出血のリスク、再発の可能性もあります。

蓄膿症を改善するために

まずはあなたの蓄膿症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、蓄膿症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

蓄膿症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。鼻腔や副鼻腔の状態、頭部や頸部の姿勢分析、全身の神経や筋肉の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、耳鼻咽喉科での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

蓄膿症のQ＆A

蓄膿症は自然に治りますか？

急性副鼻腔炎の場合、軽度であれば10日以内に70％の方が自然治癒しますが、慢性化した蓄膿症は適切な治療が必要です。放置すると重篤な合併症のリスクがあります。

蓄膿症の人がやってはいけないことは？

鼻をすすったり、ほじったりする行為は避けましょう。また、喫煙や飲酒は症状を悪化させるため控え、真水での鼻うがいも粘膜を傷つけるため避けてください。

蓄膿症と副鼻腔炎の違いは何ですか？

蓄膿症は副鼻腔炎の俗称で、正式には慢性副鼻腔炎のことを指します。医学的には同じ病気ですが、一般的に蓄膿症は膿が溜まった状態を表現した呼び方です。

蓄膿症はうつる病気ですか？

蓄膿症自体が他人にうつることはありません。ただし、原因となる風邪やウイルス感染は感染する可能性があるため、手洗いうがいなどの予防は大切です。

蓄膿症の治療期間はどのくらいかかりますか？

急性の場合は1～2週間程度ですが、慢性蓄膿症の場合は2～3ヶ月以上の治療期間が必要になることが多く、個人差が大きいのが特徴です。

蓄膿症は完治しますか？

適切な治療により完治は可能です。ただし、アレルギー体質や鼻の構造的問題がある場合は再発しやすく、継続的な管理が必要になることもあります。

蓄膿症の手術は必要ですか？

薬物療法で改善しない場合や再発を繰り返す場合に検討されます。現在は内視鏡を用いた低侵襲手術が主流で、日帰り手術も可能になっています。

蓄膿症の予防方法はありますか？

風邪の予防が最も重要です。手洗いうがいの徹底、マスクの着用、適度な運動と栄養バランスの良い食事で免疫力を維持することが効果的です。

蓄膿症と花粉症の見分け方は？

花粉症は透明でサラサラした鼻水が特徴ですが、蓄膿症は黄色や緑色のドロッとした鼻水が出ます。また、蓄膿症では発熱はありませんが頭痛や顔面痛を伴います。

蓄膿症の初期症状はどのようなものですか？

鼻づまりと粘性の高い鼻水が2週間以上続き、頭痛や頬の痛み、嗅覚の低下などが現れます。風邪が長引いていると感じたら早めの受診をお勧めします。

蓄膿症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと蓄膿症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

蓄膿症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。