シンスプリント

シンスプリントとは

シンスプリントとは、すねの骨（脛骨）の内側下部3分の1の部分に痛みが生じるスポーツ障害です。正式には「脛骨過労性骨膜炎」や「内側脛骨ストレス症候群」と呼ばれ、ランニングやジャンプなどの繰り返し動作により、すねの骨を覆う骨膜に炎症が起こることで発症します。

特に陸上競技、サッカー、バスケットボールなど脚に負荷がかかるスポーツをする人に多く見られる症状です。ランナーの20～50％に発症するとされており、特に12歳から16歳の若い世代がピークで、女性が男性の約1.5～3倍多く発症するとされています。

部活動人口や市民ランナー人口を考慮すると、日本国内では数十万人規模でこの症状に悩む人がいると推定されます。この症状により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

シンスプリントを放置すると、初期の運動後のみの痛みから、運動中の痛み、そして最終的には安静時にも痛みが続く状態へと進行します。最悪の場合、疲労骨折へと発展し、完全に骨が折れてしまう可能性があります。

また、痛みをかばうことで他の部位への負担が増加し、膝や腰の痛みを併発することもあります。長期間の競技離脱を余儀なくされ、学生であれば進路に影響を与える可能性もあります。部活動での活躍の機会を失い、将来の夢や目標が遠のいてしまうリスクもあるのです。

シンスプリントの原因

開院以来、当院にはシンスプリントでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、シンスプリントの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

シンスプリントの原因として次のものが挙げられます。

シンスプリントは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、すねの筋肉や骨膜への過度な負担が発生し、炎症や痛みが発症します。急激な練習量の増加や運動強度の上昇により、すねの筋肉や骨膜に過度な負担がかかることで発症します。硬い路面での練習は着地時の衝撃が大きく骨膜への負担を増加させ、扁平足や回内足などの足部形態異常により、すねの筋肉に過度な負担がかかります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。シンスプリントなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

シンスプリントへの対応として、次のようなものが一般的です。

安静・運動制限

長期間の練習休止により体力低下や技術的な遅れが生じ、チームから取り残される不安や精神的ストレスが増大します。

消炎鎮痛剤の処方

一時的な症状緩和に留まり根本的な改善には至らず、薬物依存のリスクや胃腸障害などの副作用の可能性があります。

物理療法

効果に個人差があり、継続的な通院が必要で時間と費用がかかります。また表面的な症状緩和に留まることが多いです。

リハビリテーション

効果が現れるまでに時間がかかり、正しい方法で継続する必要があるため、自己管理が困難な場合があります。

装具療法

根本的な原因解決にはならず、装具に依存してしまう可能性があり、費用も継続的にかかります。

シンスプリントを改善するために

まずはあなたのシンスプリントの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、シンスプリントの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院では、シンスプリントの根本的な改善を目指すために、まず詳細な検査を行います。姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、症状の原因を特定します。シンスプリントは単なる局所的な炎症ではなく、全身のバランスの乱れや動作パターンの問題が関与していることが多いのです。

足部のアライメント異常、下肢の筋力バランス、体幹の安定性など、様々な要因を総合的に評価します。検査結果に基づいて、一人ひとりに最適化された治療計画を立案し、カイロプラクティックの施術により根本原因にアプローチします。痛みの軽減だけでなく、再発防止まで見据えた包括的なケアを提供いたします。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

シンスプリントと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。下肢全体のアライメント、足部の形態、筋肉の緊張状態、関節の可動域、全身の姿勢分析、神経の状態、日常生活でのどんな動作や姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

シンスプリントのQ＆A

シンスプリントは自然に治りますか？

軽度であれば適切な休息により自然治癒する場合もありますが、原因を取り除かなければ再発しやすく、根本的な改善には専門的なアプローチが必要です。

シンスプリントの人がやってはいけないことは？

痛みがある状態での無理な運動継続、硬い地面での激しい運動、不適切なシューズでの練習、ストレッチ不足での急激な運動開始は避けるべきです。

シンスプリントと疲労骨折の違いは何ですか？

シンスプリントは広範囲の痛みですが、疲労骨折は一点に集中した鋭い痛みが特徴で、シンスプリントが進行すると疲労骨折に発展する可能性があります。

どのくらいの期間で競技復帰できますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら2-4週間、重度なら数ヶ月を要する場合があり、適切な治療により期間短縮が可能です。

シンスプリントは再発しやすいですか？

根本原因である身体のバランスや動作パターンを改善しなければ再発率は高く、予防的なケアが重要になります。

痛みがある状態で運動を続けても大丈夫ですか？

痛みがある状態での運動継続は症状悪化や疲労骨折への進行リスクがあるため、専門家の指導の下で適切な判断が必要です。

シンスプリントの予防方法はありますか？

適切なウォーミングアップ、段階的な運動量増加、適切なシューズ選択、筋力強化とストレッチの継続が効果的な予防法です。

何科を受診すればよいですか？

まずは整形外科を受診し、必要に応じてスポーツ医学専門医やカイロプラクティック、理学療法士などの専門家に相談することをお勧めします。

手術が必要になることはありますか？

シンスプリント自体で手術が必要になることは稀ですが、疲労骨折に進行した場合や重篤な合併症がある場合には外科的治療が検討されます。

シンスプリントになりやすい体質はありますか？

扁平足、回内足、O脚などの足部形態異常、筋力不足、柔軟性の低下がある人は発症リスクが高く、体質的要因も関与します。

シンスプリントで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとシンスプリントは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

シンスプリントは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。