呼吸が浅い

呼吸が浅いとは

呼吸が浅いとは、一回の呼吸で取り込む空気の量が少なくなり、十分な酸素を体内に供給できない状態のことです。通常の深い腹式呼吸ではなく、胸の上部だけを使った浅い胸式呼吸になってしまい、息苦しさや疲労感を引き起こします。横隔膜の動きが制限され、肺の機能を十分に活用できていない状態とも言えます。

厚生労働省の令和5年患者調査によると、呼吸器系疾患の総患者数は約83万5千人となっています。しかし、呼吸が浅いという症状は病院で明確な診断がつかないケースも多く、実際の潜在的な患者数はこの数字を大きく上回ると推測されます。特に現代社会では、ストレスや長時間のデスクワークにより呼吸が浅くなる人が急増しており、成人の約3割が何らかの呼吸の問題を抱えているとする専門家の見解もあります。

呼吸が浅い状態を放置すると、体内の酸素不足により代謝が低下し、慢性的な疲労感や集中力の低下が進行します。さらに、肩こりや首こりなどの筋肉のこわばりが悪化し、自律神経失調症や睡眠障害を引き起こす可能性があります。また、免疫機能の低下により感染症にかかりやすくなったり、心臓や脳への酸素供給不足により重篤な循環器系疾患のリスクが高まることもあります。最悪の場合、睡眠時無呼吸症候群に発展し、突然死のリスクも否定できません。

呼吸が浅くなる原因

開院以来、当院には呼吸が浅い症状でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、呼吸が浅くなる原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

呼吸が浅くなる原因として次のものが挙げられます。

呼吸が浅くなるのは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、現代社会の不安やプレッシャーにより交感神経が優位になったり、長時間のデスクワークで胸郭が圧迫されたりすることで、横隔膜の動きの制限や呼吸筋の機能低下などが発生し、呼吸の浅さが発症します。ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが崩れ、呼吸をコントロールする機能が低下することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。呼吸が浅い症状なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

呼吸が浅い症状への対応として、次のようなものが一般的です。

呼吸機能検査

スパイロメトリーなどの検査により肺の機能や気道の状態を詳しく調べます。しかし検査で異常が見つからない場合、根本的な治療方針が立てられず、症状が改善されないことがあります。構造的な問題がない場合、機能的な呼吸の問題を見逃してしまう可能性もあります。

画像検査

胸部レントゲンやCT検査で肺や心臓の状態を確認し、器質的な異常を除外します。しかし構造的な問題がない場合、機能的な呼吸の問題を見逃してしまう可能性があり、数値に異常がなくても症状は続くため、患者の不安が解消されないことがあります。

薬物療法

気管支拡張薬や抗不安薬などを処方し、症状の緩和を図ります。しかし対症療法であり根本的な解決にならず、薬への依存や副作用のリスクがあります。また、長期服用による身体への負担も懸念されます。

呼吸が浅い症状を改善するために

まずはあなたの呼吸が浅くなる原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、呼吸が浅くなる原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

呼吸が浅くなる症状と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

呼吸が浅い症状のQ＆A

呼吸が浅いのは自然に治りますか？

呼吸が浅くなる原因を特定し、適切なアプローチを行えば改善は十分可能です。ただし、放置していても自然に治ることは少なく、積極的な対処が必要です。

呼吸が浅い人がやってはいけないことは？

胸だけで呼吸する癖を続けること、猫背などの悪い姿勢を放置すること、過度なストレスを溜め込むことは避けるべきです。

どのような呼吸法が効果的ですか？

腹式呼吸を基本とし、3秒で鼻から吸い6秒で口から吐く1対2の呼吸法が効果的です。横隔膜を意識した深い呼吸を心がけましょう。

ストレスと呼吸の浅さは関係がありますか？

密接な関係があります。ストレスにより交感神経が優位になると、自然と浅く速い呼吸になってしまいます。逆に深い呼吸はストレス軽減にも効果的です。

姿勢を改善すれば呼吸も良くなりますか？

はい、姿勢の改善は呼吸の改善に直結します。特に胸郭の可動性を高め、横隔膜の動きを良くすることで深い呼吸が可能になります。

運動をすると呼吸が改善されますか？

適度な運動は呼吸筋を鍛え、肺機能を向上させます。ただし、過度な運動は逆効果になることもあるため、個人の状態に合わせた運動が大切です。

睡眠時の呼吸の浅さは危険ですか？

睡眠時の浅い呼吸は睡眠の質を著しく低下させ、日中の活動に悪影響を及ぼします。睡眠時無呼吸症候群の可能性もあるため注意が必要です。

何科を受診するのが最適ですか？

まずは呼吸器内科での検査をお勧めします。器質的な問題がない場合は、心療内科や自律神経を専門とする治療院での相談も有効です。

薬を使わずに改善する方法はありますか？

呼吸法の改善、姿勢の矯正、ストレス管理、適度な運動など、薬に頼らない方法で十分改善可能です。根本的な原因にアプローチすることが重要です。

呼吸が浅いと他の病気になりやすいですか？

酸素不足により免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなる可能性があります。また、自律神経失調症や循環器系疾患のリスクも高まります。

呼吸が浅い症状で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと呼吸が浅い症状は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

呼吸が浅い症状は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。