冷え性

冷え性とは

冷え性とは、特別な病気がないにも関わらず、他の人が寒さを感じない程度の温度でも手足や腰、下半身などが冷えてつらいと感じる状態のことです。単に体温が低いということではなく、本人が「冷え」を苦痛に感じることが重要なポイントです。

西洋医学では病気として扱われませんが、東洋医学では治療が必要な症状として認識されています。平成25年厚生労働省国民生活基礎調査によると、「手足の冷え」を最も気になる症状として訴える人の割合は女性で約60％、男性で約20％となっており、明らかに女性に多い症状です。特に20代から40代の働き世代で冷え性の症状が増加傾向にあり、デスクワーク中心の職種では7割以上の人が冷えに関する悩みを抱えているという調査結果もあります。この症状により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

冷え性には４つのタイプがあります。四肢末端型、下半身型、内蔵型、全身型の４つです。四肢末端型の中でも、腕のみ、足のみに感じる場合もあります。腕の中でも、手の指先まで、手の平まで、手首まで、肘まで、腕全体などのタイプがあります。足の中でも、足の指先まで、足首まで、膝まで、太ももまで、足全体などのタイプがあります。

冷え性を放置すると、血行不良により様々な不調が現れます。肩こりや頭痛、関節痛が慢性化し、便秘や下痢などの胃腸トラブル、膀胱炎や頻尿といった泌尿器系の問題も起こりやすくなります。女性では生理痛や生理不順、月経前症候群が悪化し、不妊の原因となることもあります。さらに自律神経のバランスが崩れ、不眠症やうつ症状、免疫力低下により風邪をひきやすくなるなど、全身の健康状態が悪化する可能性があります。長期間放置すると血管の老化が進み、動脈硬化や心疾患のリスクが高まり、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。

冷え性の原因

開院以来、当院には冷え性でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、冷え性の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

冷え性の原因として次のものが挙げられます。

冷え性は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、血管の収縮・拡張機能の低下や体温調節機能の異常などが発生し、それが冷え性となります。ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経のバランスが崩れることで、血管の調節がうまくできなくなります。運動不足により筋肉量が減少すると、体内で熱を産生する能力が低下し、体温維持が困難になります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。冷え性なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

冷え性への対応として、次のようなものが一般的です。

漢方薬の処方

体質に合わない場合は効果が期待できず、長期間服用しても根本的な改善に至らないことがあります。また、副作用や他の薬との相互作用のリスクもあります。

生活指導

一般的なアドバイスにとどまることが多く、個人の生活環境や体質に応じた具体的な指導が不十分な場合があります。

基礎疾患の検査・血管拡張薬の処方

明らかな病気が見つからない場合、「異常なし」として具体的な治療に進まないことがあります。血管拡張薬は一時的な効果にとどまり、薬に依存してしまう可能性があります。また、根本原因の解決にはなりません。

冷え性を改善するために

まずはあなたの冷え性の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、冷え性の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

冷え性と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。自律神経の状態、血流の状態、筋肉量や筋力、体温調節機能、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じて体温測定や血流測定を行い精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

冷え性のQ＆A

冷え性は自然に治りますか？

冷え性は生活習慣や体質に起因することが多く、自然治癒は期待できません。適切な対処法を継続することで改善が可能です。

冷え性の人がやってはいけないことは？

冷たい飲食物の過剰摂取、薄着、長時間の同じ姿勢、過度なダイエット、ストレスの蓄積は避けるべきです。

冷え性と低体温症の違いは何ですか？

冷え性は自覚的な冷えの症状ですが、低体温症は体温が35度以下になる医学的緊急事態で全く異なる状態です。

なぜ女性の方が冷え性になりやすいのですか？

女性は男性より筋肉量が少なく、ホルモンバランスの変動が血管調節に影響するため冷え性になりやすいとされています。

冷え性は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、体質や体型、代謝の特徴が遺伝的要因として影響する可能性があります。

冷え性に効果的な食べ物はありますか？

生姜、ねぎ、にんにくなどの香味野菜や、かぼちゃ、ごぼうなどの根菜類が体を温める効果があるとされています。

運動すれば冷え性は改善されますか？

適度な運動は筋肉量増加と血行促進により冷え性改善に効果的ですが、運動方法や継続性が重要です。

冷え性と不妊は関係がありますか？

冷えによる血行不良が子宮や卵巣の機能に影響を与え、不妊の一因となる可能性があると考えられています。

冷え性の人は夏でも冷えを感じるのですか？

はい、冷房の効いた室内では季節に関係なく冷えを感じることが多く、夏場でも対策が必要です。

冷え性を根本的に治す方法はありますか？

生活習慣の改善、適切な運動、ストレス管理、体質改善を総合的に行うことで根本的な改善が期待できます。

冷え性で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の血流と自律神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと冷え性は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

冷え性は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。