残尿感

残尿感とは

残尿感とは、おしっこをした後も「尿が出し切れていない感じ」や「膀胱に尿が残っている感じ」がして、スッキリしない不快な症状のことです。実際に膀胱に尿が残っている場合もあれば、尿が完全に出ているにも関わらず残尿感を感じる場合もあります。多くの場合、頻尿や尿の出にくさなどの他の排尿症状と一緒に現れることが特徴です。

残尿感は決して珍しい症状ではありません。調査によると、女性の約10%、男性の約30%が残尿感を経験しているとされています。特に男性では年齢とともに増加し、40歳代で週1回以上残尿感のある方は20%、80歳代になると40%にまで上昇します。

残尿感を放置すると、まず日常生活の質が著しく低下します。頻繁にトイレに行きたくなることで仕事や外出に支障をきたし、夜間の睡眠も断続的になって疲労が蓄積します。さらに深刻な問題として、実際に残尿がある場合は膀胱内に尿が長時間滞留することで細菌が繁殖しやすくなり、膀胱炎や腎盂腎炎、前立腺炎などの感染症を引き起こすリスクが高まります。

最悪の場合、感染が進行して菌血症や敗血症に至る危険性もあり、また排尿機能がさらに悪化して自力での排尿が困難になる尿閉状態に陥る可能性もあります。

残尿感の原因

開院以来、当院には残尿感でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、残尿感の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

残尿感の原因として次のものが挙げられます。

残尿感はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、膀胱や尿道の機能低下、神経系の異常、筋肉の緊張などが発生し、残尿感が発症します。それは人によって違い、単に薬物療法や生活指導だけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。残尿感でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

残尿感への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期間の服用が必要な場合が多く、副作用のリスクがあります。また、根本的な原因解決には至らず、薬を中止すると症状が再発する可能性があります。

膀胱トレーニング

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な努力が必要です。膀胱炎などの感染症がある場合は症状を悪化させる危険性があります。

骨盤底筋体操

正しい方法で行わないと逆効果になる可能性があり、専門指導が必要です。効果を実感するまでに数ヶ月かかることもあります。

生活習慣指導

日常生活の大幅な変更が必要で、継続が困難な場合があります。

カテーテル治療

感染リスクがあり、長期使用による膀胱機能の低下が懸念されます。

残尿感を改善するために

まずはあなたの残尿感の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院では、残尿感の根本原因を特定するために、5種類の独自検査を行います。姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、症状の原因を特定します。残尿感は単なる泌尿器の問題だけでなく、全身の神経系や筋骨格系の問題が関与していることが多いのです。

特に骨盤周辺の関節や筋肉の緊張、自律神経の乱れが大きく影響しています。カイロプラクティックによる施術で、骨盤や脊椎の調整を行い、神経系の働きを正常化させることで、膀胱や尿道の機能改善を図ります。

当院の特徴

当院では、オーストラリア公立マードック大学でカイロプラクティックの学位を取得した院長が、25年間で17万人の施術実績を活かし、残尿感の根本改善に取り組んでいます。

男女のカイロプラクターが在籍しているため、デリケートな症状でも同性に相談できるのが大きな強みです。5種類の独自検査で症状の原因を特定し、世界基準のカイロプラクティックテクニックで改善を図ります。完全予約制のため、お待たせすることもありません。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

残尿感のQ＆A

残尿感は自然に治りますか？

軽度の残尿感であれば生活習慣の改善で自然に改善することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると悪化する可能性があるため、早期の対処をお勧めします。

残尿感の人がやってはいけないことは？

水分摂取を極端に控えることや、尿意を長時間我慢することは避けてください。また、自己判断での薬の服用や、症状を放置することも危険です。

残尿感と膀胱炎の違いは何ですか？

膀胱炎は細菌感染による炎症で発熱や排尿痛を伴うことが多く、残尿感は排尿後の不快感が主症状です。ただし、膀胱炎でも残尿感が現れることがあります。

残尿感は男性と女性で原因が違うのですか？

はい、男性では前立腺の問題が多く、女性では膀胱炎や骨盤底筋の衰えが主な原因となる傾向があります。年齢や生活習慣によっても原因は異なります。

残尿感があっても水分を控えた方がいいですか？

いいえ、適切な水分摂取は必要です。ただし、就寝前の大量摂取は避け、日中に十分な水分を摂るようにしてください。

残尿感は年齢とともに必ず悪化しますか？

必ずしもそうではありません。適切な治療と生活習慣の改善により、年齢に関係なく症状の改善は可能です。

残尿感の検査はどのようなものですか？

尿検査、超音波検査、膀胱機能検査などがあります。痛みを伴わない検査が多く、原因を特定するために重要です。

残尿感は完治する可能性がありますか？

原因によって異なりますが、適切な治療により多くの場合で症状の大幅な改善や完治が期待できます。

残尿感に効果的な食べ物や飲み物はありますか？

クランベリーやビタミンCを含む食品が膀胱の健康に良いとされていますが、根本的な治療には専門的なアプローチが必要です。

残尿感が続くとがんの可能性もありますか？

可能性はゼロではありませんが、多くの場合は良性の原因によるものです。継続する症状があれば、早期の検査で安心を得ることが大切です。

残尿感で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

残尿感が改善されることで、これまで制限されていた日常生活を取り戻すことができます。トイレの不安から解放され、仕事にも集中でき、夜もぐっすり眠れるようになります。何より、原因不明だった症状が改善されることで、精神的な安心感を得ることができ、前向きな気持ちで毎日を過ごせるようになるでしょう。

残尿感は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。