逆流性食道炎

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは、胃の中の胃酸や消化された食べ物が食道に逆流し、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。本来、胃と食道の間には逆流を防ぐ仕組みがありますが、この機能が弱くなることで胃の内容物が食道に戻ってしまいます。

その結果、胸やけや酸っぱいげっぷなどの不快な症状を引き起こします。日本における逆流性食道炎の患者数は急激に増加しており、現在では成人の10～20％がこの病気にかかっていると推測されています。全国で1500万人を超える患者がいるとも言われ、最も有病率の高い胃腸の病気の一つとなっています。

逆流性食道炎を放置すると、食道の粘膜が継続的に胃酸にさらされることで炎症が悪化していきます。初期段階では軽い胸やけ程度だった症状も、次第に食道狭窄や食道潰瘍を引き起こす可能性があります。

さらに進行すると、食道がんのリスクが高まるバレット食道という状態になることもあります。これは食道の細胞が胃の細胞に変化してしまう状態で、がん化のリスクが通常の30～40倍に高まると言われています。

日常生活においても深刻な影響が現れます。食事が楽しめなくなり、睡眠不足による体調不良が続きます。仕事や人間関係への影響も避けられず、生活の質が大幅に低下してしまいます。家族との食事時間も苦痛となり、社会生活にも支障をきたすようになります。

逆流性食道炎の原因

開院以来、当院には逆流性食道炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、逆流性食道炎の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

逆流性食道炎の原因として次のものが挙げられます。

逆流性食道炎は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、下部食道括約筋の機能低下や胃酸分泌の異常増加、食道の蠕動運動の障害などが発生し、逆流性食道炎が発症します。それは人によって違い、単に胃酸を抑える薬を飲むだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。逆流性食道炎なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

逆流性食道炎への対応として、次のようなものが一般的です。

プロトンポンプ阻害薬（PPI）の処方

長期服用により骨粗鬆症や腎機能低下のリスクがあり、薬を中止すると症状が再発しやすくなります。根本的な原因解決にはならず、薬への依存が生じる可能性があります。

H2受容体拮抗薬の投与

効果が限定的で、重症例には十分な改善が期待できない場合があります。また、長期使用により効果が減弱することもあります。

生活指導・外科手術

食事制限により生活の楽しみが減り、継続的な自己管理が必要で挫折しやすいです。具体的な指導が不十分な場合も多く見られます。手術に伴うリスクがあり、術後の合併症や再発の可能性も考慮する必要があります。

逆流性食道炎を改善するために

まずはあなたの逆流性食道炎の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、逆流性食道炎の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院では逆流性食道炎の根本的な改善を目指しています。薬による一時的な症状緩和ではなく、体全体のバランスを整えることで自然治癒力を高める治療を行います。

逆流性食道炎は単純に胃酸の問題だけではありません。姿勢の悪化による横隔膜の機能低下、自律神経の乱れによる消化機能の異常、ストレスによる胃腸の緊張など、様々な要因が複合的に関わっています。

当院では5種類の独自検査により、あなたの逆流性食道炎の真の原因を特定します。そして、カイロプラクティックによる脊椎調整で自律神経のバランスを整え、姿勢改善により横隔膜の機能を正常化させます。

また、栄養指導や生活習慣の改善アドバイスも行い、薬に頼らない体づくりをサポートします。多くの患者さまが薬の使用量を減らし、自然な形で症状の改善を実感されています。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

逆流性食道炎と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頸椎・胸椎・腰椎のカーブの形状、背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

逆流性食道炎のQ＆A

逆流性食道炎は自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善で自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると悪化する可能性が高いため早期の対処をお勧めします。

逆流性食道炎の人がやってはいけないことは？

高脂肪食や刺激物の摂取、食後すぐの就寝、腹部を圧迫する姿勢、過度な飲酒や喫煙は症状を悪化させるため避けるべきです。

どのような食べ物を避けるべきですか？

柑橘類、トマト、チョコレート、コーヒー、アルコール、脂っこい食べ物、香辛料の強い食べ物は胃酸分泌を促進するため控えめにしましょう。

症状が出た時の応急処置はありますか？

上体を起こして座る、少量の水を飲む、深呼吸をするなどが効果的です。横になると症状が悪化するため避けてください。

完治するまでにどのくらいの期間がかかりますか？

個人差がありますが、適切な治療と生活改善により数週間から数ヶ月で症状の改善が期待できます。根本原因への対処が重要です。

薬を飲み続けても大丈夫ですか？

長期服用には副作用のリスクがあります。薬に頼らない根本的な改善方法を併用することで、薬の使用量を減らすことが可能です。

ストレスと逆流性食道炎の関係は？

ストレスは胃酸分泌を促進し、消化機能を乱すため症状悪化の大きな要因です。ストレス管理は治療において非常に重要な要素です。

運動は症状に影響しますか？

適度な運動は消化機能改善に効果的ですが、激しい運動や食後すぐの運動は症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

他の病気との関連性はありますか？

喘息、慢性咳嗽、睡眠時無呼吸症候群などと関連があることが知られており、これらの症状がある場合は総合的な治療が必要です。

食道がんになるリスクはどのくらいですか？

長期間放置した重症例ではバレット食道から食道がんに進行するリスクがありますが、適切な治療により予防可能です。定期的な検査が重要です。

逆流性食道炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと逆流性食道炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

逆流性食道炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。