恥骨の痛み

恥骨の痛みとは

恥骨の痛みとは、下腹部の骨盤前面にある恥骨という骨やその周辺に生じる痛みのことです。恥骨は左右の骨が中央で軟骨を挟んで結合している部分で、この恥骨結合部やその周囲の筋肉に炎症が起こることで痛みが発生します。特に動作時に鋭い痛みや違和感として現れ、日常生活に大きな支障をきたすことが特徴です。

産後女性においては、骨盤周辺の痛みを経験する割合が約30-40％と報告されており、その中でも恥骨痛は比較的頻度の高い症状とされています。スポーツ選手においても、サッカーやランニングなどの競技者の約5-10％が恥骨結合炎を経験するとの報告があり、決して珍しい症状ではありません。

恥骨の痛みを放置すると、慢性的な痛みへと発展し、日常生活に深刻な支障をきたす可能性があります。骨盤の歪みが悪化することで腰痛やO脚、姿勢不良などの二次的な問題が生じることもあります。特に産後の女性では、痛みによる精神的ストレスから産後うつのリスクが高まることも指摘されています。

痛みをかばうような歩き方や動作を続けることで、他の関節や筋肉にも負担がかかり、全身の不調へと発展する恐れもあります。最悪の場合、歩行困難や寝たきり状態に陥る可能性もあり、早期の適切な対処が重要です。

恥骨の痛みの原因

開院以来、当院には恥骨の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、恥骨の痛みの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

恥骨の痛みの原因として次のものが挙げられます。

恥骨の痛みは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、恥骨結合部の可動域減少や周辺筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、恥骨の痛みが発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。恥骨の痛みなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

恥骨の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

しかし、これらの対処法にはデメリットもあります。安静指導は長期間の安静により筋力低下や関節可動域制限が生じ、復帰に時間がかかることがあります。薬物療法は根本的な解決にならず、副作用のリスクもあり、長期使用には注意が必要です。物理療法は一時的な症状緩和にとどまることが多く、継続的な効果が期待できない場合があります。

リハビリテーションは適切な指導者のもとで継続する必要があり、間違った方法では悪化のリスクもあります。注射療法は効果が一時的で、繰り返し注射が必要になることがあり、感染リスクも存在します。手術療法は侵襲性が高く、術後の慢性痛や感染症のリスクがあり、回復に数ヶ月を要することがあります。

恥骨の痛みを改善するために

まずはあなたの恥骨の痛みの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、恥骨の痛みの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

恥骨の痛みは骨盤の歪み、筋肉のバランス異常、神経系の問題など複数の要因が関係していることが多く、それぞれの原因に対して適切なアプローチが必要です。当院では世界基準のカイロプラクティック技術により、骨盤の歪みを正確に矯正し、筋肉のバランスを整え、神経系の働きを正常化することで、恥骨の痛みの根本改善を目指します。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

恥骨の痛みと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。骨盤の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。日本では珍しく男女（夫婦）のカイロプラクターが在籍しているため、同性に相談できるのが大きな強みです。恥骨の痛みのような女性特有の症状についても、女性カイロプラクターが丁寧に対応いたします。

恥骨の痛みのQ＆A

恥骨の痛みは自然に治りますか？

軽度の場合は自然治癒することもありますが、根本原因を改善しなければ再発しやすく、慢性化する可能性があります。適切な治療により早期改善を図ることが重要です。特に産後の恥骨痛は、育児による継続的な負担があるため、自然治癒は期待できません。

恥骨の痛みがある人がやってはいけないことは？

激しい運動や無理なストレッチ、長時間の同一姿勢、重いものを持つ動作は避けるべきです。また、痛みを我慢して無理をすることは症状悪化につながります。足を大きく開く動作や片足立ちなど、恥骨に負担のかかる動作も控えることが大切です。

恥骨結合炎と恥骨の痛みの違いは何ですか？

恥骨結合炎は恥骨結合部の炎症による特定の疾患名で、恥骨の痛みはより広範囲な症状を指します。恥骨結合炎は恥骨の痛みの原因の一つと考えられます。診断には専門的な検査が必要で、適切な治療方針を立てるためにも正確な診断が重要です。

産後の恥骨痛はいつまで続きますか？

個人差がありますが、適切な治療を受けることで数週間から数ヶ月で改善することが多いです。放置すると慢性化する可能性があるため、早期の対処が大切です。育児による継続的な負担を考慮した治療計画が必要になります。

恥骨の痛みは完治しますか？

適切な治療により完治は可能です。ただし、根本原因である骨盤の歪みや筋肉のバランスを整えることが重要で、生活習慣の改善も必要になります。当院では再発防止のための姿勢指導やセルフケア方法もお伝えしています。

恥骨の痛みがある時の正しい座り方は？

背筋を伸ばし、腰部をやや後屈させ、足を組まずに両足を床につけることが大切です。クッションを使用して骨盤を安定させることも効果的です。長時間同じ姿勢を続けず、定期的に立ち上がって体勢を変えることも重要です。

恥骨の痛みで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと恥骨の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

恥骨の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。