産後の腰痛

産後腰痛とは

産後腰痛とは、出産後に現れる腰部の痛みや不快感のことです。出産に伴うホルモンの変化や骨盤の歪み、筋力低下、育児による姿勢の変化などが原因となって起こります。通常は産後3ヶ月以内に強い症状を感じる方が多いですが、個人差があり半年から1年以上続く場合もあります。

年間約80万人の出産がある日本において、産後腰痛を経験する女性は推定で60-70％程度とされ、約50万人前後の女性が産後腰痛に悩んでいると考えられます。厚生労働省の母子保健事業実施状況によると、産後のマイナートラブルは多くの女性が経験しており、特に腰痛は産後の身体的不調の中でも頻度の高い症状として報告されています。

産後腰痛を放置すると、骨盤の歪みが固定化し慢性的な腰痛に発展する可能性があります。腰をかばう姿勢により肩こりや股関節痛、膝痛などの二次的な症状が現れることもあります。さらに、尿漏れや便秘などの内臓機能の低下、下半身太りやぽっこりお腹などの体型の変化が起こる場合があります。最悪の場合、育児に支障をきたし、精神的なストレスから産後うつのリスクも高まる可能性があります。

産後腰痛の原因

開院以来、当院には産後腰痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、産後腰痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

産後腰痛の原因として次のものが挙げられます。

産後腰痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、出産時に分泌されるリラキシンというホルモンが骨盤周りの靭帯を緩め、産後も骨盤が不安定な状態が続きます。妊娠中に腹筋が伸ばされ、出産後も筋力が回復していない状態で育児を行うため、体幹の安定性が低下し腰に負担がかかります。授乳や抱っこ、おむつ替えなどの育児動作により前かがみや中腰の姿勢が多くなり、腰部への負担が増加することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。産後腰痛なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後腰痛への対応として、次のようなものが一般的です。

湿布・痛み止めの処方

炎症を抑え痛みを和らげる目的で湿布薬や内服薬が処方されます。しかし一時的な症状緩和にとどまり根本的な解決にならず、授乳中の使用制限もあります。薬に頼り続けることで、体本来の回復力を妨げる可能性もあります。

理学療法

筋力強化や姿勢改善を目的とした運動療法やストレッチが指導されます。しかし継続的な通院が必要で、育児中の時間確保が困難です。また効果が現れるまで時間がかかり、赤ちゃん連れでの通院は負担が大きくなります。

骨盤ベルト・コルセットの着用

骨盤を安定させ腰部への負担を軽減する目的で装具の使用が推奨されます。しかし長期使用により筋力低下を招く可能性があり、根本的な改善には至りません。装着の煩わしさや蒸れなどの不快感も伴います。

経過観察

産後の自然回復を待つため、定期的な診察で症状の変化を観察します。しかし積極的な治療が行われず、症状が長期化するリスクがあります。その間に骨盤の歪みが固定化してしまう恐れもあります。

産後腰痛を改善するために

まずはあなたの産後腰痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、産後腰痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

産後腰痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。骨盤や腰椎の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

当院では男女のカイロプラクターが在籍しているため、産後の女性特有のお悩みも同性に安心してご相談いただけます。院長、副院長共にオーストラリアのカイロプラクティック大学を卒業し、30万人以上を施術してきた実績があります。赤ちゃんからご高齢の方まで安心して受けられる、体に優しい施術を行っています。三鷹駅から徒歩2分、完全予約制のため、お待たせすることもありません。ベビーカーを置くスペースもあり、育児中のお母様にも通いやすい環境を整えています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

産後腰痛のQ＆A

産後腰痛は自然に治りますか？

個人差はありますが、適切なケアを行わないと慢性化する可能性があります。早期の対処により改善が期待できます。

産後腰痛の人がやってはいけないことは？

重いものを持つ、長時間同じ姿勢を続ける、急激な動作は避けましょう。無理な運動も症状を悪化させる可能性があります。

いつから治療を始めればよいですか？

産後1ヶ月健診で問題がなければ、早めの治療開始をお勧めします。症状が軽いうちの方が改善も早くなります。

授乳中でも安全な治療法はありますか？

カイロプラクティックや整体などの手技療法は薬を使わないため、授乳中でも安心して受けられます。

骨盤矯正は本当に効果がありますか？

適切な骨盤矯正により骨盤の歪みが改善され、腰痛の根本的な原因にアプローチできるため効果が期待できます。

どのくらいの期間で改善されますか？

症状の程度により異なりますが、適切な治療により数週間から数ヶ月で改善される方が多いです。

二人目の妊娠に影響はありますか？

産後腰痛を適切に治療することで、次回妊娠時の負担を軽減し、より快適な妊娠生活を送ることができます。

運動はいつから始めて良いですか？

産後1ヶ月健診で医師の許可が出てから、軽いストレッチや散歩から始めることをお勧めします。

腰痛以外の症状も関係していますか？

肩こりや股関節痛、尿漏れなども骨盤の歪みが原因となることが多く、総合的な治療が効果的です。

何科を受診すれば良いですか？

整形外科での診断後、根本的な改善を目指すならカイロプラクティックや整体での治療をお勧めします。

産後腰痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと産後腰痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

産後腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。