PMS（月経前症候群）

PMS（月経前症候群）とは

PMS（月経前症候群）とは、生理が始まる3日から10日前に現れる身体的・精神的な不調のことで、生理が始まると症状が軽くなったり消失したりする特徴があります。イライラや憂鬱感、不安感などの精神症状と、頭痛や腰痛、乳房の張り、むくみなどの身体症状が組み合わさって現れます。

日常生活や仕事に支障をきたすほど重い症状が続く状態を指します。国内の調査では約7割の女性が月経前に身体の不調を経験しており、約4人に1人が月経前の症状により仕事や家事に支障をきたしています。治療対象となる中等症以上のPMS患者は約135万人いると推計されています。

PMS症状を放置すると、職場での人間関係が悪化し昇進や評価に悪影響を及ぼす可能性があります。感情のコントロールができずに同僚や部下に対して不適切な対応をしてしまい、信頼関係が損なわれてしまうのです。家庭では配偶者や子供との関係が険悪になり、家族の絆が損なわれるリスクがあります。

理由もなくイライラして家族に八つ当たりしてしまい、後で自己嫌悪に陥る悪循環が続きます。慢性的な睡眠不足や集中力低下により仕事でのミスが増加し、重要なプロジェクトから外されたり転職を余儀なくされる場合もあります。最悪の場合、うつ病などの精神疾患を併発し、社会復帰が困難になったり、家族関係の破綻により離婚に至るケースも考えられます。

PMS（月経前症候群）の原因

開院以来、当院にはPMS（月経前症候群）でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、PMS（月経前症候群）の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

PMS（月経前症候群）の原因として次のものが挙げられます。

PMS（月経前症候群）は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、ホルモンバランスの乱れや自律神経系の不調、筋骨格系の緊張などが発生し、PMS症状が発症します。エストロゲンとプロゲステロンの急激な変化が脳や身体に影響を与え、セロトニンやGABAなどの神経伝達物質のバランスが崩れることで、気分の変動や不安感が生じます。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。PMS（月経前症候群）なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

PMS（月経前症候群）への対応として、次のようなものが一般的です。

精神安定剤の処方

不安感やイライラなどの精神症状を一時的に抑制します。依存性のリスクがあり、長期使用により耐性が生じる可能性があります。また、眠気や集中力低下などの副作用が日常生活に影響することがあります。

利尿剤の処方

むくみや体重増加などの身体症状の改善を目的とします。脱水症状や電解質バランスの乱れを引き起こす可能性があり、定期的な血液検査が必要です。

低用量ピル・抗うつ剤・漢方薬

低用量ピルは副作用として血栓症のリスクがあり、定期的な検査が必要です。抗うつ剤は効果が現れるまで数週間かかり、吐き気や眠気などの副作用が生じることがあります。漢方薬は効果の個人差が大きく、体質に合わない場合は症状が改善しないことがあります。

PMS（月経前症候群）を改善するために

まずはあなたのPMS（月経前症候群）の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院では、PMS症状の根本的な改善を目指して、身体全体のバランスを整えるアプローチを行います。ホルモンバランスの乱れは、背骨や骨盤の歪み、自律神経系の不調と密接に関係しているからです。カイロプラクティックの施術により、神経系の働きを正常化し、ホルモン分泌を司る内分泌系の機能改善を図ります。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、PMS（月経前症候群）の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、男女のカイロプラクターが在籍しているため、女性特有の症状についても安心してご相談いただけます。特にPMS症状は女性にとってデリケートな問題であり、同性の施術者に相談できることは大きなメリットです。5種類の独自検査により、症状の根本原因を特定し、一人ひとりに最適な治療計画を立案します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

PMS（月経前症候群）のQ＆A

PMSは自然に治りますか？

PMSは生理がある限り続く可能性が高く、自然治癒は期待できません。しかし、適切な治療や生活習慣の改善により症状を大幅に軽減することは可能です。

PMSの人がやってはいけないことは？

カフェインや糖分の過剰摂取、睡眠不足、過度なストレス、激しい運動は症状を悪化させる可能性があります。また、アルコールの摂取も控えることをお勧めします。

PMSとPMDDの違いは何ですか？

PMSは身体的・精神的症状が軽度から中等度の状態で、PMDDはより重篤な精神症状が現れ日常生活に著しい支障をきたす状態です。PMDDはPMSの重症型と考えられています。

PMSの症状はいつから始まりますか？

一般的に排卵後の黄体期、つまり生理予定日の3日から10日前頃から症状が現れ始め、生理開始とともに軽快または消失します。

PMSは遺伝しますか？

遺伝的要因が関与していると考えられており、家族にPMS症状の重い人がいる場合、症状が現れやすい体質を受け継いでいる可能性があります。

PMSの症状を軽くする食べ物はありますか？

マグネシウムやビタミンB6を含む食品、オメガ3脂肪酸を含む魚類、食物繊維豊富な野菜などが症状軽減に役立つとされています。

PMSで仕事を休むのは甘えですか？

PMSは医学的に認められた疾患であり、症状が重い場合は適切な休息を取ることが重要です。甘えではなく、治療が必要な状態として理解することが大切です。

PMSの症状は年齢とともに変化しますか？

年齢やライフステージの変化に伴い症状の種類や程度が変わることがあります。特に30代後半から40代にかけて症状が重くなる傾向があります。

PMSの診断はどのように行われますか？

症状の記録を2〜3周期つけていただき、月経前に症状が現れ生理開始とともに改善するパターンを確認することで診断されます。

PMSの症状が重い場合、妊娠に影響しますか？

PMS自体が妊娠に直接影響することはありませんが、ホルモンバランスの乱れが排卵に影響を与える可能性があるため、妊娠を希望される場合は適切な治療を受けることをお勧めします。

PMS（月経前症候群）で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとPMS（月経前症候群）は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

PMS（月経前症候群）は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。