腓骨筋腱炎

腓骨筋腱炎とは

腓骨筋腱炎とは、足首の外側を通る腓骨筋の腱に炎症が起こる疾患です。腓骨筋は足首を外側に動かしたり、足のアーチを支える重要な筋肉で、この腱が過度の負荷や繰り返しの動作により炎症を起こすことで痛みや腫れが生じます。

特にスポーツ選手や活動的な人に多く見られる症状です。日本整形外科学会の手術統計によると、足部の外傷や障害は年間約7,000例の手術が行われており、その中でも腱の問題は一定の割合を占めています。特にスポーツ活動が盛んな10代から30代の若年層に多く発症する傾向があり、ランニングやバスケットボールなどの競技者において高い発症率が報告されています。この姿勢により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

腓骨筋腱炎を放置すると、慢性的な痛みにより日常生活に支障をきたすようになります。歩行時の痛みが増強し、階段の昇降や長時間の立位が困難になる可能性があります。さらに進行すると、腱の部分断裂や完全断裂を起こすリスクが高まり、手術が必要になる場合もあります。また、痛みをかばうことで他の部位への負担が増加し、膝や腰の問題を併発する可能性もあります。早期の適切な治療を受けることで、このような深刻な状態を避けることができます。

腓骨筋腱炎の原因

開院以来、当院には腓骨筋腱炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、腓骨筋腱炎の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

腓骨筋腱炎の原因として次のものが挙げられます。

腓骨筋腱炎は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、腓骨筋腱の炎症や周囲組織の緊張などが発生し、足首の痛みが発症します。ランニングやジャンプ動作の繰り返しにより腓骨筋腱に過度な負荷がかかることで炎症が生じ、過去の足首捻挫により腓骨筋腱が損傷を受けその後の炎症が慢性化することもあります。扁平足や回内足などの足の形状異常により、腓骨筋腱に異常な負荷がかかりやすくなることも要因の一つです。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。腓骨筋腱炎なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腓骨筋腱炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・固定

長期間の固定により筋力低下や関節拘縮を起こすリスクがあり、復帰時の再発率が高くなる可能性があります。根本的な原因解決にはならないため症状の再発が起こりやすくなります。

薬物療法

胃腸障害や肝機能への影響などの副作用があり、根本的な原因解決にはならないため症状の再発が起こりやすくなります。対症療法であり根本治療ではなく、副作用のリスクや薬物依存の可能性があり、長期使用は推奨されません。

物理療法・リハビリテーション

効果に個人差があり、継続的な通院が必要で時間とコストがかかります。効果が現れるまでに時間がかかり、適切な指導者のもとで継続する必要があるため、自己判断での運動は悪化のリスクがあります。

腓骨筋腱炎を改善するために

まずはあなたの腓骨筋腱炎の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、腓骨筋腱炎の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

腓骨筋腱炎と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。足首の可動域検査、足部のアライメント分析、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな動作で痛みが出やすいかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

腓骨筋腱炎のQ＆A

腓骨筋腱炎は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な安静により自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療とケアが必要です。放置すると慢性化のリスクが高まります。

腓骨筋腱炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのスポーツ継続、不適切なシューズでの運動、患部への過度なマッサージは避けるべきです。症状を悪化させる可能性があります。

腓骨筋腱炎と足首捻挫の違いは何ですか？

捻挫は靭帯の損傷で急性の外傷ですが、腓骨筋腱炎は腱の炎症で慢性的な経過をたどることが多く、痛みの場所や性質が異なります。

どのくらいの期間で改善しますか？

軽度なら2-4週間、中等度以上では数ヶ月かかることがあります。早期の適切な治療開始が回復期間を短縮する鍵となります。

スポーツはいつから再開できますか？

痛みが完全に消失し、筋力が回復してからの段階的な復帰が重要です。通常は症状改善後2-4週間程度の準備期間が必要です。

手術が必要になることはありますか？

保存治療で改善しない慢性例や腱断裂を伴う場合には手術適応となることがありますが、多くは保存治療で改善可能です。

再発を防ぐにはどうすればいいですか？

適切なウォーミングアップ、筋力バランスの維持、適切なシューズ選択、運動量の段階的増加が再発予防に重要です。

日常生活で気をつけることはありますか？

長時間の立位や歩行を避け、痛みがある時は無理をせず、足首を冷やしすぎないよう注意することが大切です。

どんなシューズを選べばいいですか？

クッション性とサポート性に優れ、自分の足型に合ったシューズを選ぶことが重要です。専門店での相談をお勧めします。

他の病気との見分け方はありますか？

疲労骨折や神経障害との鑑別が重要です。持続する痛みや夜間痛がある場合は専門医による詳しい検査が必要です。

腓骨筋腱炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと腓骨筋腱炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腓骨筋腱炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。