オスグッド

オスグッド病とは

オスグッド病（オスグッド・シュラッター病）とは、成長期の子どもに多く見られる膝のスポーツ障害です。膝のお皿の下にある脛骨粗面という部分に痛みや腫れが生じる疾患で、特にサッカーやバスケットボールなどのジャンプやキック動作を繰り返すスポーツをしている10歳から15歳の男子に多く発症します。

成長期の急激な骨の成長に筋肉の発達が追いつかず、太ももの前の筋肉が硬くなることで膝の下の骨を引っ張り続けることが原因で起こります。日本における成長期のスポーツ選手のオスグッド病発症率は約10～20％とされており、特にサッカー選手では20.4％という高い発症率が報告されています。12歳から15歳の年齢層では全体の9.8％が罹患しており、男子では11.4％、女子では8.3％となっています。この姿勢により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

オスグッド病を放置すると、痛みが慢性化してスポーツ活動の継続が困難になります。約10％の患者では骨が剥がれたまま残る遺残性オスグッド病となり、成人になっても痛みが続く可能性があります。重症例では手術が必要になることもあり、スポーツ活動の中断や競技種目の変更を余儀なくされるケースも少なくありません。また、痛みをかばうことで他の部位に負担がかかり、腰痛や股関節痛などの二次的な問題を引き起こすリスクもあります。

オスグッド病の原因

開院以来、当院にはオスグッド病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、オスグッド病の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

オスグッド病の原因として次のものが挙げられます。

オスグッド病は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、大腿四頭筋の過度な緊張や膝関節の可動域制限などが発生し、それがオスグッド病となります。成長期の急激な身長増加に対して筋肉や腱の成長が追いつかず、大腿四頭筋の柔軟性が低下することで膝への負担が増加します。ジャンプやキック動作の繰り返しにより、膝蓋骨から脛骨粗面への過度な牽引力が継続的に加わることで発症します。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。オスグッド病なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

オスグッド病への対応として、次のようなものが一般的です。

湿布・痛み止めの処方

炎症や痛みを抑制するための非ステロイド性抗炎症薬の外用・内服治療です。症状の根本改善ではなく対症療法であり、長期使用による副作用のリスクもあります。

装具療法

膝サポーターやテーピングにより患部への負担を軽減する補助的治療法です。装具に依存することで筋力低下を招く可能性があり、根本的な解決にはなりません。

安静・運動制限・ストレッチング指導

スポーツ活動を長期間中断することで体力や技術の低下、チームからの離脱などの問題が生じる可能性があります。一時的な症状緩和効果はありますが、根本的な原因解決には至らず、継続的な実施が必要です。正しい方法で継続的に行う必要があり、自己流で行うと効果が得られないか悪化する場合があります。

オスグッド病を改善するために

まずはあなたのオスグッド病の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、オスグッド病の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院では、オスグッド病の根本的な原因を特定するために、5種類の独自検査を実施しています。姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、症状の原因を特定します。成長期の子どもたちにとって、スポーツを続けながら症状を改善することは非常に重要です。単なる安静指導ではなく、個々の身体状況に合わせた施術とセルフケア指導により、早期復帰を目指します。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、男女のカイロプラクターが在籍しているため、お子様の性別や年齢に応じて最適な施術者を選択できます。成長期の繊細な身体に配慮した、音が鳴らない優しい施術も選択可能です。300,000人以上の臨床経験を元に、毎年1万人以上が来院する当院だからできることがあります。5種類の独自検査で症状の原因を探り、豊富な経験を持つ2名のカイロプラクターが多角的な視点で改善事例を比較検討します。

オスグッド病と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。膝関節の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな動作で痛みが出やすいかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

オスグッド病のQ＆A

オスグッド病は自然に治りますか？

成長期が終了し脛骨粗面の骨化が完了すれば多くの場合症状は改善しますが、適切な治療を行わないと10％程度で遺残性となり成人後も痛みが残る可能性があります。

オスグッド病の人がやってはいけないことは？

痛みがある状態でのジャンプやダッシュ、深い屈伸動作は避けるべきです。また無理な運動継続や患部を強く押すことも症状悪化の原因となります。

どのくらいの期間で治りますか？

個人差がありますが、適切な治療を行えば数ヶ月から1年程度で改善することが多く、成長期終了とともに症状は軽快する傾向があります。

スポーツはいつから再開できますか？

痛みが軽減し、患部の圧痛や腫脹が改善してから段階的に運動強度を上げていくことが重要で、完全復帰まで数ヶ月を要することが一般的です。

両膝に発症することはありますか？

約20～30％の患者で両側性に発症することが報告されており、片側に症状がある場合は反対側の予防にも注意が必要です。

成長が止まれば必ず治りますか？

多くの場合は成長期終了とともに症状は改善しますが、適切な治療を受けなかった場合は成人後も症状が残存する可能性があります。

手術が必要になることはありますか？

保存的治療で改善しない重症例や遺残性オスグッド病では手術適応となる場合がありますが、適切な早期治療により手術を避けられることが多いです。

予防する方法はありますか？

大腿四頭筋やハムストリングスの柔軟性維持、適切な運動量の調整、成長期の身長増加に注意を払うことで予防効果が期待できます。

何科を受診すればよいですか？

整形外科での診察が一般的ですが、スポーツ医学に詳しい医師やカイロプラクティック、理学療法士による専門的な治療も効果的です。

大人になっても痛みが残ることはありますか？

適切な治療を受けなかった場合の約10％で遺残性オスグッド病となり、成人後も痛みや違和感が残存する可能性があるため早期の適切な治療が重要です。

オスグッド病で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとオスグッド病は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

オスグッド病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。