神経痛

神経痛とは

神経痛とは、体の神経が何らかの原因で刺激されたり圧迫されたりすることで起こる、電気が走るような鋭い痛みやしびれのことです。特に坐骨神経痛は、お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが現れる症状の総称で、病名ではありません。神経は脳からの指令を体の各部位に伝える重要な役割を持っており、この神経の働きに異常が生じると、痛みやしびれ、筋力低下などの症状が現れます。

厚生労働省の調査によると、体の痛みなど何らかの自覚症状がある人の約30％が腰痛を自覚しており、人数では約1200万人にものぼります。神経痛、特に坐骨神経痛は腰痛の主要な原因の一つとされており、40歳以上の成人の約10-15％が経験するとされています。現代社会では長時間のデスクワークや運動不足、高齢化の進行により、神経痛に悩む人の数は年々増加傾向にあります。

神経痛を放置すると症状が徐々に悪化し、痛みやしびれの範囲が広がる可能性があります。日常生活や仕事に支障をきたし、歩行困難や座位保持困難となり、最終的には寝たきりの状態になるリスクもあります。また、痛みによって動かしにくくなった部位の筋力が低下し、さらなる機能制限を引き起こす悪循環に陥ります。慢性的な痛みは精神的なストレスも増大させ、うつ状態や不眠症などの二次的な問題を引き起こす可能性もあります。最悪の場合、神経障害が進行し、永続的な感覚障害や運動麻痺が残る恐れがあります。

神経痛の原因

開院以来、当院には神経痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、神経痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

神経痛の原因として次のものが挙げられます。

神経痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、背骨の関節や筋肉の緊張、血流の悪化などが発生し、神経への圧迫や刺激が生じます。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。神経痛なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

神経痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

鎮痛薬、抗炎症薬、抗うつ薬、抗けいれん薬などを使用して痛みや神経の過敏状態を抑制します。しかし長期服用による副作用のリスクがあり、根本的な原因解決にはならず対症療法にとどまります。また、薬物依存の可能性もあります。

神経ブロック注射

痛む神経の周辺に局所麻酔薬を注射し、痛みの伝達を遮断します。しかし一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し注射が必要になる場合があります。注射部位の感染リスクや神経損傷の可能性もあります。

理学療法

運動療法やストレッチ、電気治療などにより筋力強化と血流改善を図ります。しかし継続的な通院が必要で、効果が現れるまでに時間がかかります。適切な指導なしに行うと症状が悪化する可能性もあります。

手術療法

保存的治療で改善しない場合、椎間板摘出術や脊柱管拡大術などの外科的治療を行います。しかし手術による合併症のリスクがあり、必ずしも症状が完全に改善するとは限りません。術後の回復期間も長期間必要です。

神経痛を改善するために

まずはあなたの神経痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、神経痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

神経痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

神経痛のQ＆A

神経痛は自然に治りますか？

軽度の神経痛は適切な生活習慣の改善により自然治癒する場合もありますが、多くは根本原因への対処が必要です。放置すると悪化するリスクが高いため、早期の適切な治療をお勧めします。

神経痛の人がやってはいけないことは？

長時間の同じ姿勢、重い物の持ち上げ、急激な体の動き、冷えは避けるべきです。また、痛みを我慢して無理な運動を続けることも症状悪化の原因となります。

神経痛と坐骨神経痛の違いは何ですか？

神経痛は全身の神経に起こる痛みの総称で、坐骨神経痛はお尻から足にかけての坐骨神経領域に現れる神経痛の一種です。坐骨神経痛は神経痛の中でも最も頻度の高い症状です。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

症状の程度や原因により異なりますが、適切な治療により数週間から数ヶ月で改善が期待できます。ただし、慢性化した症状では長期間の治療が必要な場合もあります。

運動はした方がいいのでしょうか？

適度な運動は血流改善と筋力強化に効果的ですが、痛みが強い急性期は安静が必要です。症状に応じた適切な運動指導を受けることが重要です。

温めるのと冷やすのはどちらが効果的ですか？

急性期の炎症がある場合は冷却、慢性期の血行不良による痛みには温熱療法が効果的です。症状の状態を正しく判断して使い分けることが大切です。

神経痛は遺伝しますか？

神経痛自体は遺伝しませんが、骨格の特徴や筋肉の質など、神経痛になりやすい体質は遺伝的要素が関与する場合があります。家族歴がある方は予防に注意が必要です。

ストレスと神経痛は関係がありますか？

ストレスは筋肉の緊張を高め、血流を悪化させるため神経痛の悪化要因となります。また、痛みによるストレスが症状をさらに悪化させる悪循環を生むこともあります。

神経痛の予防方法はありますか？

正しい姿勢の維持、適度な運動、ストレス管理、体重管理、冷え対策などが効果的です。特に日常生活での姿勢改善と定期的な体のメンテナンスが重要です。

他の病気が隠れている可能性はありますか？

神経痛の背景には椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、糖尿病性神経症、帯状疱疹など様々な疾患が隠れている可能性があります。適切な検査による原因特定が重要です。

神経痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと神経痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

神経痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。