吐き気

吐き気とは

吐き気とは、胃の内容物を口から吐き出しそうになる不快な感覚のことです。医学的には「悪心」とも呼ばれ、実際に嘔吐に至らなくても、胃がムカムカする、気持ちが悪い、食欲がないといった症状を含みます。脳の嘔吐中枢が何らかの刺激を受けることで起こり、腹部全体の不快感、めまい、食欲不振なども伴うことがあります。

厚生労働省の患者調査によると、消化器系疾患で医療機関を受診する患者数は年間約1,000万人を超えています。ストレス社会の現代において、自律神経の乱れによる吐き気を訴える患者も増加傾向にあり、潜在的な患者数を含めると相当数の方が吐き気の症状に悩まされていると推測されます。

吐き気を放置すると、まず食事摂取量の減少により栄養不足や体重減少が起こります。継続的な嘔吐により脱水症状や電解質異常を引き起こし、重篤な場合は血圧低下、意識障害、不整脈などの命に関わる合併症が発生する可能性があります。また、慢性的な吐き気は日常生活の質を著しく低下させ、仕事や学業への集中力低下、社交活動の制限、精神的ストレスの増大を招きます。最悪の場合、根本的な疾患の発見が遅れ、胃がんや食道がんなどの重篤な病気の進行を見逃すリスクもあります。

吐き気の原因

開院以来、当院には吐き気でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、吐き気の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

吐き気の原因として次のものが挙げられます。

吐き気はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の機能低下や胃腸の働きの異常、脳の嘔吐中枢への刺激などが発生し、吐き気が発症します。それは人によって違い、単に薬物で症状を抑えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。吐き気でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

吐き気への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

制吐剤（吐き気止め）や胃薬を処方し、症状の緩和を図ります。しかし根本的な原因解決にならず、薬の効果が切れると症状が再発する可能性があります。また、長期服用による副作用のリスクもあります。

点滴治療

脱水症状や電解質異常がある場合、輸液による補正を行います。しかし一時的な症状緩和にとどまり、継続的な治療が必要な場合があります。通院の負担も大きくなります。

内視鏡検査

胃カメラ検査により消化器疾患の有無を確認し、原因を特定します。しかし検査自体に不快感や恐怖感を伴い、検査後も一時的に症状が悪化することがあります。

血液検査

感染症や代謝異常、肝機能障害などの全身疾患をチェックします。しかし検査結果に異常がない場合、原因不明として治療方針が定まらないことがあります。

心理療法

ストレスが原因の場合、カウンセリングや認知行動療法を実施します。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。また、すべての患者に効果があるとは限りません。

生活指導

食事療法や生活習慣の改善について指導を行います。しかし患者自身の努力と継続が必要で、実践が困難な場合があります。

吐き気を改善するために

まずはあなたの吐き気の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院では、吐き気の根本原因を特定するために5種類の独自検査を実施しています。姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、症状の原因を特定します。自律神経の乱れが原因の場合、背骨の歪みや筋肉の緊張が神経系に影響を与えている可能性があります。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、吐き気の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

吐き気と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

吐き気のQ＆A

吐き気は自然に治りますか？

一時的なストレスや食べ過ぎによる吐き気は自然に改善することがありますが、慢性的な症状や原因不明の吐き気は適切な治療が必要です。

吐き気の人がやってはいけないことは？

刺激の強い食べ物、アルコール、カフェインの摂取は避け、急激な体位変換や激しい運動も控えることが大切です。

吐き気と嘔吐の違いは何ですか？

吐き気は嘔吐しそうな不快感で、嘔吐は実際に胃の内容物が口から出ることです。吐き気は嘔吐の前段階として現れることが多いです。

ストレス性の吐き気と病気による吐き気の見分け方は？

ストレス性は特定の状況で悪化し、病気による吐き気は持続的で他の症状を伴うことが多いですが、専門医の診断が必要です。

吐き気が続く場合、何科を受診すればよいですか？

まずは消化器内科を受診し、必要に応じて心療内科や神経内科への紹介を受けることをお勧めします。

朝だけ吐き気がする原因は何ですか？

空腹時の胃酸過多、自律神経の乱れ、ストレス、低血糖などが原因として考えられ、生活習慣の見直しが効果的です。

吐き気と頭痛が同時に起こるのはなぜですか？

片頭痛、脳圧上昇、自律神経失調症などが原因として考えられ、神経内科での精密検査が必要な場合があります。

食事の工夫で吐き気を軽減できますか？

消化の良い食べ物を少量ずつ摂取し、刺激物を避け、食事のタイミングを調整することで症状の軽減が期待できます。

吐き気で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

吐き気が改善されることで、これまで制限されていた日常生活を取り戻すことができます。食事を楽しめるようになり、栄養状態も改善されます。また、症状への不安がなくなることで、精神的なストレスも軽減され、より積極的に活動できるようになります。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと吐き気は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

吐き気は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。