ナルコレプシー

ナルコレプシーとは

ナルコレプシーとは、前夜に十分な睡眠をとったにも関わらず、日中に抑制できない強烈な眠気が1日に何度も襲ってくる睡眠障害です。15分程度の短時間睡眠で一時的にすっきりしますが、数分後には再び眠気が戻ってきます。重症の場合は感情の変化とともに筋力が低下する情動脱力発作や、入眠時の幻覚、金縛りなどの症状も現れます。医学的には過眠症の一種として分類され、覚醒維持に関わる神経伝達物質の異常が原因と考えられています。

日本の10代から若年成人を対象とした調査では、ナルコレプシーの患者割合は0.16～0.59%と報告されています。これは香港の0.034%、米国の0.079%と比較して高い数値であり、日本人に多い疾患である可能性が指摘されています。推定患者数は数十万人に上ると考えられ、現代社会における重要な健康問題となっています。

ナルコレプシーを放置すると、運転中や作業中の突然の眠気により重大な事故を引き起こすリスクが高まります。学業や仕事のパフォーマンスが著しく低下し、社会生活に深刻な支障をきたします。周囲からの理解が得られず、うつ病や不安障害などの精神的な問題を併発する可能性もあります。また、薬物への依存が進み、副作用による健康被害を引き起こす危険性もあります。最悪の場合、就労継続が困難になり、社会復帰が極めて困難になる恐れがあります。

ナルコレプシーの原因

開院以来、当院にはナルコレプシーでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ナルコレプシーの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ナルコレプシーの原因として次のものが挙げられます。

ナルコレプシーは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、覚醒維持に関わる神経伝達物質の不足や睡眠覚醒のバランス崩壊などが発生し、ナルコレプシーが発症します。感染症をきっかけとした自己免疫反応により、オレキシンを産生する神経細胞が破壊されることも大きな要因となります。また、背骨のズレによる神経干渉が自律神経の働きを阻害し、睡眠覚醒リズムの調整機能を低下させることもあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ナルコレプシーなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ナルコレプシーへの対応として、次のようなものが一般的です。

中枢神経刺激薬の処方

モダフィニルやメチルフェニデートなどで脳を覚醒させ、日中の眠気を抑制します。しかし依存性や副作用のリスクがあり、処方に制限がある薬剤もあります。効果が不十分な場合も多く見られ、根本的な解決には至りません。

抗うつ薬の使用

三環系抗うつ薬やSSRIでレム睡眠を減らし、情動脱力発作や幻覚を軽減します。しかし便秘や口渇などの副作用があり、効果が現れるまで時間がかかります。症状の完全な改善は期待できません。

生活指導

規則的な睡眠習慣の確立と計画的な昼寝の推奨を行います。しかし根本的な解決にはならず、症状の軽減に留まります。継続的な実践が必要で、効果には個人差があります。

継続的な通院

終夜睡眠ポリグラフ検査やMSLT検査で診断を確定します。しかし長期間の薬物治療が必要で、医療費の負担が大きくなります。薬物依存のリスクも懸念されます。

ナルコレプシーを改善するために

まずはあなたのナルコレプシーの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ナルコレプシーの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ナルコレプシーと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ナルコレプシーのQ＆A

ナルコレプシーは自然に治りますか？

現在の医学では完全に治ることはありませんが、適切な治療により症状をコントロールし、日常生活に支障がない程度まで改善することは可能です。当院では神経系の調整により、自然治癒力を高めるアプローチを行います。

ナルコレプシーの人がやってはいけないことは？

眠気がある時の運転や危険な機械の操作は絶対に避けてください。また、不規則な生活や睡眠不足は症状を悪化させるため注意が必要です。カフェインの過剰摂取も控えることをお勧めします。

ナルコレプシーは遺伝しますか？

遺伝的要因はありますが、遺伝だけで発症するわけではありません。環境要因や感染症などの複数の要因が組み合わさって発症すると考えられており、適切な予防と治療により症状の軽減が期待できます。

症状が軽くなることはありますか？

適切な治療と生活習慣の改善により、症状の軽減は期待できます。当院のカイロプラクティック施術により神経系のバランスを整えることで、症状の改善を図ります。

運転免許は取得できますか？

症状が適切にコントロールされていれば取得可能ですが、眠気がある状態での運転は危険なため、医師と相談の上で判断する必要があります。当院での治療により症状が改善すれば、安全な運転が可能になります。

仕事を続けることはできますか？

症状に応じた職場環境の調整や理解があれば継続可能です。定期的な休憩や昼寝の時間を確保することで、パフォーマンスの維持が期待できます。症状の改善により、より充実した職業生活を送ることができます。

薬を飲まずに改善する方法はありますか？

生活習慣の改善だけでは根本的な解決は困難ですが、当院のカイロプラクティック施術により神経系を調整し、規則的な睡眠と計画的な昼寝により症状の軽減が可能です。

どのような検査で診断されますか？

終夜睡眠ポリグラフ検査とMSLT検査により、睡眠の質と日中の眠気の程度を客観的に評価し、診断を確定します。当院では独自の5種類の検査により、症状の根本原因を特定します。

他の睡眠障害との違いは何ですか？

ナルコレプシーは十分な睡眠をとっても日中の眠気が改善されない点が特徴で、短時間の睡眠で一時的にすっきりする点が他の睡眠障害と異なります。情動脱力発作を伴う場合もあります。

日常生活で気をつけることは？

規則的な睡眠時間の確保、計画的な昼寝、ストレス管理、そして症状について周囲の理解を得ることが重要です。当院では生活指導も含めた総合的なサポートを提供します。

ナルコレプシーで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとナルコレプシーは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ナルコレプシーは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。