肉離れ

肉離れとは

肉離れとは、筋肉に急激な力が加わることで筋線維や筋膜が損傷した状態のことです。医学的には筋断裂、筋挫傷、筋膜断裂などとも呼ばれ、軽度の筋線維の断裂から重度の完全断裂まで幅広い損傷程度があります。スポーツ中のダッシュや急な方向転換の際に起こることが多く、「ブチッ」という音とともに激痛を感じるのが特徴的な症状です。

日本スポーツ協会の診療統計によると、スポーツ関連の受診者全体の約4％が肉離れに相当するという報告があります。サッカー、陸上競技、レスリングなど27競技にわたって発生しており、特にスポーツ活動が盛んな10代から40代にかけてリスクが高いとされています。

肉離れを適切に治療せずに放置すると、損傷部位に血腫が形成され、瘢痕組織となって痛みが長期間続きます。筋肉の柔軟性や筋力が十分に回復しないまま活動を続けると、再発のリスクが著しく高まります。さらに、痛みをかばって歩くことで身体のバランスが崩れ、腰痛や肩こりなどの二次的な問題を引き起こす可能性もあります。最悪の場合、慢性的な機能障害や運動制限が残り、スポーツ復帰が困難になることもあります。

肉離れの原因

開院以来、当院には肉離れでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、肉離れの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

肉離れの原因として次のものが挙げられます。

肉離れは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、筋繊維への過度な負荷や急激な伸展により損傷が発生します。激しい運動や筋力トレーニングの継続により筋繊維に微細な損傷が蓄積し、十分な回復時間がないまま負荷をかけ続けることで筋肉の耐久力が低下することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肉離れなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肉離れへの対応として、次のようなものが一般的です。

安静とRICE処置

受傷直後は安静を保ち、冷却、圧迫、挙上を行って炎症と腫れを抑制します。しかし長期の安静により筋力低下や関節可動域制限が起こる可能性があり、復帰までの期間が延長することがあります。

薬物療法

炎症を抑えるための消炎鎮痛剤や湿布の処方を行います。しかし消炎鎮痛剤は一時的な症状緩和であり、根本的な治癒促進効果は限定的です。長期使用により胃腸障害などの副作用リスクもあります。

理学療法

痛みが軽くなった段階で温熱療法、ストレッチ、関節可動域訓練、筋力トレーニングを段階的に実施します。しかし適切な負荷調整が困難で、過度な運動により再損傷のリスクがあります。また、完全な機能回復まで長期間を要することが多く、患者の継続的な努力が必要です。

肉離れを改善するために

まずはあなたの肉離れの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肉離れの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肉離れと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。筋肉や神経の状態、関節の可動域検査、全身の姿勢分析、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

肉離れのQ＆A

肉離れは自然に治りますか？

軽微な肉離れは安静により自然治癒することもありますが、適切な治療とリハビリテーションを行わないと完全な機能回復は困難で、再発リスクも高まります。

肉離れの人がやってはいけないことは？

受傷直後の無理なストレッチや患部のマッサージ、痛みを我慢しての運動継続は症状悪化や再損傷の原因となるため避けるべきです。

肉離れと筋肉痛の違いは何ですか？

筋肉痛は運動後の遅発性の痛みですが、肉離れは受傷時に突然の激痛を伴い、特定の動作で痛みが増強する明確な損傷です。

肉離れの治療期間はどのくらいかかりますか？

軽度なら2〜3週間、中等度で4〜8週間、重度では3ヶ月以上かかる場合があります。早期の適切な治療により期間短縮が期待できます。

肉離れの後遺症はありますか？

適切な治療を行わないと、つっぱり感、可動域制限、筋力低下、慢性疼痛などの後遺症が残る可能性があります。早期治療により予防できます。

肉離れの手術が必要な場合はありますか？

完全断裂の場合や保存的治療で改善しない重症例では手術適応となることがありますが、多くの場合は適切な保存的治療で改善可能です。

肉離れで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと肉離れは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肉離れは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。