筋肉痛

筋肉痛とは

筋肉痛とは、筋肉や筋肉を覆う膜である筋膜に起こる痛みや不快感のことです。主に運動による筋繊維の微細な損傷、血流不良、疲労物質の蓄積、炎症反応などが原因で発生します。運動後24時間から72時間後に現れる遅発性筋肉痛と、運動中や直後に起こる急性筋肉痛に分類され、日常生活に支障をきたすほどの痛みが続く場合は適切な対処が必要です。

厚生労働省の調査によると、日本では慢性的な筋骨格系の痛みを抱える人が人口の約15.4%存在し、これは約1,960万人に相当します。特に30～50代の働き盛り世代で高い有病率を示し、勤労者を対象とした調査では34.0%が慢性筋骨格系痛を経験しており、現代日本人にとって非常に身近で深刻な健康問題となっています。

筋肉痛を放置すると、痛みをかばうために他の筋肉に過度な負担がかかり、新たな痛みや怪我を引き起こす可能性があります。長期間の痛みは筋肉の萎縮や筋力低下を招き、基本的な日常動作である立つ、歩く、階段昇降が困難になってしまいます。また、慢性化した痛みは神経系の感作を引き起こし、将来の治療効果を著しく低下させる恐れもあります。最悪の場合、全身の機能低下により心血管疾患のリスク増加、免疫機能の低下、さらには要介護状態に至るケースもあり、生活の質が大幅に損なわれる可能性があります。

筋肉痛の原因

開院以来、当院には筋肉痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、筋肉痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

筋肉痛の原因として次のものが挙げられます。

筋肉痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、筋繊維の微細な損傷や血流不良、疲労物質の蓄積などが発生し、筋肉痛が発症します。普段使わない筋肉を急に使ったり、運動強度を急激に上げることで筋繊維に炎症反応とともに痛みが発生することもあります。デスクワークや立ち仕事などで同じ姿勢を続けることで、特定の筋肉に持続的な負荷がかかり、血流不良と疲労物質の蓄積により痛みが生じることも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。筋肉痛なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

筋肉痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

非ステロイド性抗炎症薬や筋弛緩薬、湿布薬の処方により痛みと炎症の抑制を図ります。しかし長期使用により胃腸障害、肝機能障害、腎機能障害のリスクがあり、薬物依存の可能性もあります。また根本的な原因解決にはならず、対症療法に留まることが多いです。

理学療法

理学療法士による運動療法、ストレッチ、マッサージ、温熱療法などで筋肉の柔軟性向上と血流改善を目指します。しかし効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要で費用と時間の負担が大きくなります。また、不適切な運動により症状が悪化する場合もあります。

注射療法

トリガーポイント注射や関節内注射により、局所的な痛みの緩和を図ります。しかし効果が一時的で、繰り返し処置が必要な場合が多く、感染リスクや神経損傷の可能性があります。

筋肉痛を改善するために

まずはあなたの筋肉痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、筋肉痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

筋肉痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

筋肉痛のQ＆A

筋肉痛は自然に治りますか？

急性の筋肉痛は通常2～3日で自然回復しますが、慢性化した筋肉痛は適切な治療なしに自然治癒することは困難です。根本的な原因を特定し、適切なアプローチが必要です。

筋肉痛の人がやってはいけないことは？

急性期の無理な運動継続、患部への強いマッサージ、アルコール摂取、長時間の同一姿勢維持は避けるべきです。痛み止めに頼りすぎることも推奨されません。

筋肉痛はどのくらいで治りますか？

運動性筋肉痛は2～7日程度ですが、慢性的な筋肉痛は数週間から数ヶ月続く場合があります。早期の適切な治療により回復期間を短縮できます。

筋肉痛に効果的なストレッチ方法は？

患部の状態に応じた段階的なストレッチが重要です。急性期は軽い動的ストレッチ、回復期は静的ストレッチを組み合わせることで効果が期待できます。

筋肉痛の時に運動を続けても大丈夫ですか？

急性期は安静が基本ですが、軽い有酸素運動は血流改善に効果的です。痛みが強い場合は運動を控え、段階的に活動量を増やすことが大切です。

筋肉痛と筋肉の病気の違いは何ですか？

筋肉痛は一時的な炎症反応ですが、筋疾患は筋肉組織の構造的・機能的異常です。持続する筋力低下や全身症状を伴う場合は専門医の診察が必要です。

筋肉痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと筋肉痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

筋肉痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。