メニエール病

メニエール病とは

メニエール病は、内耳の内リンパ液が過剰に溜まることで起こる病気です。突然の激しい回転性めまい、耳鳴り、難聴、耳の詰まり感が同時に現れることが特徴的な症状です。

これらの症状が繰り返し起こり、発作は数十分から数時間続きます。症状の程度や頻度には個人差があり、日常生活に深刻な影響を与えることも少なくありません。厚生労働省の調査研究によると、日本におけるメニエール病の推定患者数は約4万5千人から6万人とされています。人口10万人あたりの有病率は35～74人程度で、全国で約5万8千人から9万4千人の患者がいると推計されています。

メニエール病を放置すると、めまい発作が頻繁に起こり日常生活に深刻な支障をきたします。聴力低下が進行し、最終的には高度な難聴に至る可能性があります。発作への不安から外出を控えるようになり、社会的孤立や抑うつ状態に陥ることもあります。

仕事への影響も大きく、重要な場面での発作により職業生活の継続が困難になる場合があります。症状が10年以上続く重症化例では、生活の質が著しく低下し、介護が必要になることもあります。早期の適切な対処が重要な疾患といえるでしょう。

メニエール病の原因

開院以来、当院にはメニエール病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、メニエール病の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

メニエール病の原因として次のものが挙げられます。

メニエール病は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、内耳の機能低下や血流障害、神経系の調整不良などが発生し、メニエール病の症状が発症します。精神的・身体的ストレスが内耳の血流や内リンパ液の循環に影響を与え、症状を誘発すると考えられています。不規則な生活や過労により自律神経のバランスが崩れ、内耳の機能に影響を与えることも多くあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。メニエール病なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

メニエール病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬を止めると症状が再発する可能性があります。長期服用による副作用のリスクもあります。

生活指導

効果が現れるまでに時間がかかり、生活習慣の変更を継続することが困難な場合があります。

手術療法

聴力を完全に失うリスクがあり、手術後も症状が改善しない場合があります。身体への負担も大きく、回復に時間を要します。

理学療法

継続的な通院が必要で、効果を実感するまでに長期間を要することがあります。

メニエール病を改善するために

まずはあなたのメニエール病の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、メニエール病の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

メニエール病の改善には、症状の根本原因を特定することが最も重要です。当院では5種類の独自検査により、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの状態を詳しく調べます。多くの場合、頸椎や胸椎の可動域制限、自律神経の乱れ、血流障害などが複合的に関与しています。これらの問題を一つずつ丁寧に解決していくことで、症状の改善を目指します。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

メニエール病と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頸椎・胸椎・腰椎のカーブの形状、背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、自律神経の働きなどをチェックします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

メニエール病のQ＆A

メニエール病は自然に治りますか？

メニエール病は慢性疾患のため、自然治癒は期待できません。適切な治療とライフスタイルの改善により症状をコントロールすることが重要です。

メニエール病の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、睡眠不足、塩分の過剰摂取、急激な体位変換、過労は症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。

メニエール病と突発性難聴の違いは何ですか？

メニエール病は回転性めまいと聴力変動を繰り返しますが、突発性難聴は急激な聴力低下が主症状で、めまいは軽度または伴わないことが多いです。

メニエール病は遺伝しますか？

明確な遺伝性は証明されていませんが、家族内発症の報告があり、遺伝的素因が関与している可能性が示唆されています。

メニエール病の発作はどのくらい続きますか？

発作の持続時間は個人差がありますが、一般的に20分から数時間程度で、長くても24時間以内に軽快することが多いです。

メニエール病は完治する病気ですか？

現在のところ完治は困難ですが、適切な治療により症状をコントロールし、日常生活に支障のない状態を維持することは可能です。

メニエール病の発作を予防する方法はありますか？

規則正しい生活、ストレス管理、適度な運動、塩分制限などにより発作頻度を減らすことができる場合があります。

メニエール病は年齢と関係がありますか？

40～50代の発症が最も多いですが、近年は高齢者の新規発症も増加傾向にあり、年齢を問わず発症する可能性があります。

メニエール病の診断はどのように行われますか？

症状の経過、聴力検査、平衡機能検査、MRI検査などを総合的に評価し、厚生労働省の診断基準に基づいて診断されます。

メニエール病は両耳に起こりますか？

多くの場合は片側性ですが、経過とともに両側性になることもあり、両側性メニエール病の患者も存在します。

メニエール病で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとメニエール病は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

メニエール病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。