変形性腰椎症

変形性腰椎症とは

変形性腰椎症とは、加齢や長年の負担により腰の骨（腰椎）や椎間板が変形し、腰痛や足のしびれなどの症状を引き起こす疾患です。椎間板は背骨と背骨の間にあるクッションのような役割を果たしていますが、年齢とともに水分が減少し弾力性を失います。その結果、骨同士が擦れ合ったり、骨にトゲのような突起（骨棘）ができたりして、周囲の神経を刺激することで痛みが生じます。

厚生労働省の調査データによると、変形性腰椎症の推定患者数は約2,790万人とされています。また、40歳以上では男性の81.5%、女性の65.5%が罹患しているとの報告もあり、まさに国民病とも呼べる疾患です。特に40歳以上の男性に多く見られる傾向があり、重労働や激しいスポーツを経験した人は若い年齢でも発症する可能性があります。

変形性腰椎症を放置すると、痛みが慢性化し、仕事や家事、趣味活動に大きな制限が生じます。歩行困難や長時間の座位が困難になり、活動範囲が狭まってしまいます。痛みによる身体活動の低下から筋力がさらに衰え、悪循環に陥ります。

腰部脊柱管狭窄症に発展し、間欠性跛行（歩くと足が痛くなり、休むと楽になる症状）が現れる可能性もあります。足のしびれや痛みが悪化し、筋力低下や感覚麻痺が生じることもあります。最悪の場合、足の麻痺や排尿・排便障害といった重篤な神経症状が現れ、手術が必要になることもあります。

慢性的な痛みにより睡眠障害や生活の質の著しい低下を招きます。外出頻度の低下により社会的な孤立や精神的な落ち込みにつながり、自律神経の乱れが生じ、さらに症状が悪化する悪循環に陥る危険性があります。

変形性腰椎症の原因

開院以来、当院には変形性腰椎症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、変形性腰椎症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

変形性腰椎症の原因として次のものが挙げられます。

変形性腰椎症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腰椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、腰痛が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。変形性腰椎症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

変形性腰椎症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な改善には至らず、長期使用による副作用のリスクがあります。また、薬の効果が切れると再び痛みが戻ってしまいます。

運動療法

継続的な運動が必要で、専門家の指導なしに行うと症状が悪化する可能性があります。また、効果を実感するまでに時間がかかります。

物理療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な解決にはなりません。定期的な通院が必要で、時間と費用がかかります。

牽引療法

効果に個人差があり、場合によっては症状が悪化することもあります。また、継続的な治療が必要です。

装具療法

長期使用により筋力低下を招く可能性があり、装具に依存してしまうリスクがあります。

変形性腰椎症を改善するために

変形性腰椎症の改善には、症状の根本原因を特定することが最も重要です。当院では5種類の独自検査により、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、症状の原因を特定します。

検査をせずに原因を決めつけて施術を行う治療院も多いですが、検査で原因を特定できなければ何度も同じ症状を繰り返すことになります。一人ひとりの症状に真剣に向き合い、入念に検査を行い、症状の原因を特定します。

そして、あなたの症状が改善するために全力を尽くします。未来の選択肢を狭めないためにも、一人で抱え込まず、私たちにご相談ください。

当院の特徴

当院では毎年1万人以上が来院する豊富な臨床経験を元に、5種類の独自検査で症状の原因を探り、豊富な経験を持つ2名のカイロプラクターが多角的な視点で改善事例を比較検討します。

最短・最速で改善するための根拠を目に「見える化」し、先を見据えた治療計画に沿って、毎回の治療を進めていく最短で症状を改善するための治療システムが、当院の大きな特徴です。

院長、副院長共にオーストラリアのカイロプラクティック大学を卒業し、1993年に開院し、30万人以上を施術してきました。赤ちゃんからご高齢の方まで安心して受けられる、体に優しい施術です。

日本では珍しく男女（夫婦）のカイロプラクターが在籍しているため、同性に相談できるのが大きな強みです。ご希望に応じて担当の変更も可能で、追加料金もありません。

変形性腰椎症のQ＆A

変形性腰椎症は自然に治りますか？

変形性腰椎症は加齢による自然現象の一つですが、適切な治療とケアにより症状の改善は十分可能です。ただし、完全に元の状態に戻すことは困難なため、早期の対処が重要です。

変形性腰椎症の人がやってはいけないことは？

重い物を持つ、長時間の前かがみ姿勢、急激な腰の回転動作は避けるべきです。また、腰を冷やすことや無理な運動も症状を悪化させる可能性があります。

変形性腰椎症とぎっくり腰の違いは何ですか？

変形性腰椎症は慢性的な変形による痛みで、動作開始時に強く動いていると軽減します。ぎっくり腰は急性の激痛で、動くことができなくなるのが特徴です。

変形性腰椎症から椎間板ヘルニアになることはありますか？

はい、変形性腰椎症を放置すると椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症に進行する可能性があります。そのため早期の適切な治療が重要です。

変形性腰椎症は完治しますか？

完全な治癒は困難ですが、適切な治療により症状を大幅に改善し、日常生活に支障のない状態まで回復することは十分可能です。

手術が必要になる場合はありますか？

保存的治療で改善しない場合や、足の麻痺、排尿・排便障害が現れた場合には手術が検討されます。しかし、多くの場合は保存的治療で改善が期待できます。

変形性腰椎症に効果的な寝方はありますか？

横向きで膝を軽く曲げて寝ると腰への負担が軽減されます。また、膝の間にクッションを挟むとより効果的です。

変形性腰椎症は遺伝しますか？

遺伝的要因も関与しますが、生活習慣や職業による影響の方が大きいとされています。家族歴がある場合は予防に努めることが大切です。

若い人でも変形性腰椎症になりますか？

重労働や激しいスポーツを行う人は若い年齢でも発症する可能性があります。ただし、一般的には40歳以降に多く見られる疾患です。

変形性腰椎症の初期症状はありますか？

朝起きた時の腰のこわばりや、動作開始時の軽い痛みが初期症状として現れることが多いです。この段階での適切な対処が症状の進行を防ぐ鍵となります。

変形性腰椎症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

これらの改善により、佐藤健一さんのように建設現場での仕事を続けながら、定年後の家庭菜園という夢に向かって前向きに歩んでいけるようになります。痛みに支配されない、本来のあなたらしい生活を取り戻すことができるのです。

変形性腰椎症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。