低血圧

低血圧とは

低血圧とは、心臓が血液を全身に送り出す力が弱く、血管内の圧力が正常値よりも低い状態を指します。日本では明確な診断基準はありませんが、一般的に収縮期血圧が100mmHg以下の場合を低血圧と考えることが多いです。この状態により脳や各臓器への血液供給が不足し、様々な不快症状が現れます。高血圧と比べて軽視されがちですが、日常生活に大きな支障をきたす深刻な症状です。

低血圧に関する正確な全国統計は限定的ですが、高血圧患者が約4,300万人存在する一方で、低血圧で悩む方も相当数いると推測されます。特に女性や若年層に多く見られる傾向があり、体質的な要因が大きいため、潜在的な患者数は非常に多いと考えられています。

低血圧を放置すると、脳への血流不足により集中力低下、記憶障害、認知機能の低下が進行する可能性があります。慢性的な疲労感により日常生活の質が著しく低下し、仕事や人間関係にも悪影響を及ぼします。重症化すると、失神や意識消失のリスクが高まり、転倒による外傷の危険性も増加します。最悪の場合、ショック状態に陥り、多臓器不全を引き起こして生命に関わる状況に至る可能性もあります。

低血圧の原因

開院以来、当院には低血圧でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、低血圧の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

低血圧の原因として次のものが挙げられます。

低血圧は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、血管の収縮力低下や心拍出量の減少、血液循環の悪化などが発生し、低血圧症状が発症します。それは人によって違い、単に薬物療法や生活指導だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。低血圧なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

低血圧への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

血管収縮薬や昇圧薬を用いて血圧を上昇させる治療を行います。しかし薬剤による副作用のリスクがあり、根本的な体質改善にはつながりません。また、薬剤依存の可能性もあります。

生活指導

規則正しい生活リズム、適度な運動、塩分摂取の調整などの生活習慣改善を指導します。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な実践が困難な場合があります。個人の生活環境により実行が難しいこともあります。

水分・塩分補給

脱水予防のための水分摂取と適度な塩分補給を推奨します。しかし過度な塩分摂取は他の疾患リスクを高める可能性があり、バランスの調整が困難です。

弾性ストッキングの着用

下肢の血液循環を改善し、起立性低血圧の症状を軽減します。しかし着用の煩わしさや皮膚トラブルのリスクがあり、根本的な解決にはなりません。

原因疾患の治療

二次性低血圧の場合、原因となる疾患の治療を優先的に行います。しかし原因が特定できない本態性低血圧の場合、有効な治療法が限定的です。

低血圧を改善するために

まずはあなたの低血圧の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、低血圧の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

低血圧と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

低血圧のQ＆A

低血圧は自然に治りますか？

体質的な低血圧は完全に治ることは難しいですが、生活習慣の改善や適切な治療により症状を大幅に軽減することは可能です。

低血圧の人がやってはいけないことは？

急激な体位変換、長時間の立位、過度な入浴、アルコールの過剰摂取、不規則な生活リズムは症状を悪化させる可能性があります。

低血圧と高血圧、どちらが危険ですか？

高血圧の方が心血管疾患のリスクが高いとされていますが、低血圧も失神や転倒のリスクがあり、どちらも適切な管理が必要です。

低血圧は遺伝しますか？

家族歴がある場合、遺伝的要因により低血圧になりやすい体質を受け継ぐ可能性がありますが、生活習慣の改善で症状は軽減できます。

低血圧に効果的な食べ物はありますか？

適度な塩分を含む食品、鉄分豊富な食材、ビタミンB群を含む食品などが血圧の安定に役立つとされています。

運動は低血圧に良いのでしょうか？

適度な有酸素運動は血液循環を改善し、自律神経のバランスを整えるため、低血圧の改善に効果的です。

低血圧の人は妊娠・出産に影響がありますか？

妊娠中は血圧が変動しやすく、低血圧による症状が悪化する場合があるため、医師との相談が重要です。

低血圧の症状はいつ頃から始まりますか？

多くの場合、思春期から成人期にかけて症状が現れ始めますが、個人差があり、ストレスや生活環境の変化で悪化することもあります。

低血圧の人は寿命が短いのでしょうか？

低血圧自体が直接寿命に影響することは少ないですが、症状による生活の質の低下や転倒リスクには注意が必要です。

低血圧の改善にはどのくらいの期間が必要ですか？

生活習慣の改善効果は数週間から数ヶ月で現れ始めますが、体質的な改善には半年から1年程度の継続的な取り組みが必要です。

低血圧で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと低血圧は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

低血圧は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。