上腕二頭筋長頭腱炎

上腕二頭筋長頭腱炎とは

上腕二頭筋長頭腱炎とは、腕の前面にある「力こぶ」を作る筋肉（上腕二頭筋）の腱に炎症が起きている状態です。この筋肉は長頭と短頭の2つに分かれており、長頭腱は肩の骨にある狭い溝を通っているため、使いすぎや摩擦によって炎症を起こしやすくなります。主に肩の前側から腕にかけて痛みが生じ、物を持ち上げたり腕を動かしたりする際に症状が現れることが特徴です。

厚生労働省のデータによると、類似する肘の疾患であるテニス肘の総患者数は推定18,000人程度とされています。上腕二頭筋長頭腱炎は、特に中高年において肩関節における過度の負荷が原因で発生する一般的な疾患として位置づけられており、四十肩・五十肩の症状の一種として多くの患者が悩んでいる症状です。

上腕二頭筋長頭腱炎を放置すると、炎症が慢性化して持続的な痛みや運動制限が生じ、日常生活や仕事に深刻な支障をきたす可能性があります。症状が進行すると、腱の変性が進んで最悪の場合は腱の断裂が起こることもあります。断裂が生じると、腕を曲げたり回したりする動作で急激な力が入らなくなり、腫れや変形が見られることもあります。さらに、痛みをかばって体の使い方が変わることで、他の部位にも負担がかかり、全身の不調につながる恐れもあります。

上腕二頭筋長頭腱炎の原因

開院以来、当院には上腕二頭筋長頭腱炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、上腕二頭筋長頭腱炎の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

上腕二頭筋長頭腱炎の原因として次のものが挙げられます。

上腕二頭筋長頭腱炎は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肩関節の可動域減少や周辺筋肉の緊張などが発生し、上腕二頭筋長頭腱炎が発症します。それは人によって違い、単に痛み止めを使ったり安静にするだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。上腕二頭筋長頭腱炎なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

上腕二頭筋長頭腱炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・アイシング

痛みや炎症が起きている腕をなるべく使わずに休ませ、冷やすことで腫れや痛みを和らげます。しかし安静にしすぎると筋肉や関節が硬くなり、動かしづらくなることがあります。日常生活やスポーツ活動が制限されるのも不便に感じる点です。

薬物治療

非ステロイド性抗炎症薬の服用や、ステロイドの関節内注射により炎症と痛みを抑制します。しかし薬で痛みが和らいでも、根本的な原因が解決しないまま無理をすると症状が悪化する恐れがあります。長期間使い続けるのも体に負担となります。

物理療法

超音波治療や電気治療などの機械を使って、痛みや炎症を和らげる治療を行います。しかし機械による治療は一時的に痛みが和らいでも、根本的な原因が残る場合があります。人によっては刺激が強すぎて違和感を感じることもあります。

上腕二頭筋長頭腱炎を改善するために

まずはあなたの上腕二頭筋長頭腱炎の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、上腕二頭筋長頭腱炎の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

上腕二頭筋長頭腱炎と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。肩や肘の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

上腕二頭筋長頭腱炎のQ＆A

上腕二頭筋長頭腱炎は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な安静により自然治癒することもありますが、根本原因である身体の歪みや使い方の問題を改善しなければ再発のリスクが高く、慢性化する可能性があります。

上腕二頭筋長頭腱炎の人がやってはいけないことは？

痛みがある時の無理な運動や重い物の持ち上げは避けるべきです。また、腕が内旋した状態での作業や、猫背などの不良姿勢での長時間作業は症状を悪化させる恐れがあります。

どのくらいの期間で症状は改善しますか？

症状の程度や原因により異なりますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善が見込めます。ただし、根本的な身体の歪みを整えることで、より早期の回復が期待できます。

痛みがある間もスポーツは続けて大丈夫ですか？

痛みがある状態でのスポーツ継続は症状悪化や腱断裂のリスクがあるため推奨できません。まずは痛みの改善を優先し、その後段階的に復帰することが重要です。

何科を受診すれば良いのでしょうか？

まずは整形外科での診断を受けることをお勧めします。その上で、根本的な改善を目指す場合は、身体の歪みを専門的に扱うカイロプラクティックでの治療も有効な選択肢となります。

手術以外に根本的な治療法はありますか？

身体の構造的な歪みを調整し、正しい姿勢と動きを身につけることで、手術を避けて根本的な改善を図ることが可能です。25年間の施術経験からも、多くの患者様が改善されています。

上腕二頭筋長頭腱炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと上腕二頭筋長頭腱炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

上腕二頭筋長頭腱炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。