肝機能障害

肝機能障害とは

肝機能障害とは、肝臓が本来持つ解毒作用、代謝機能、胆汁の生成などの働きが低下している状態を指します。血液検査でALT（GPT）やAST（GOT）などの肝酵素の数値が基準値を超えることで発見されることが多く、自覚症状がない場合も少なくありません。軽度から重度まで段階があり、原因も多岐にわたるため、適切な診断と治療が重要になります。

厚生労働省の患者調査によると、慢性肝炎・肝硬変・肝がんを含む肝疾患全体の推計患者数は相当数に上ります。特に非アルコール性脂肪性肝疾患（NAFLD）の有病率は成人の9～30%とされ、患者数は少なくとも1,000万人以上と推計されています。男性の有病率が41.0%、女性が17.7%と男性に多く、年齢とともに増加する傾向があります。

肝機能障害を放置すると、肝臓の炎症が慢性化し、肝線維化が進行する可能性があります。最終的には肝硬変に進展し、肝不全や肝がんのリスクが高まります。肝硬変患者の3年累積生存率は約30%と低く、生命に関わる重篤な状態となる可能性があります。また、日常生活では疲労感の増強、食欲不振、黄疸などの症状が現れ、生活の質が著しく低下します。

肝機能障害の原因

開院以来、当院には肝機能障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、肝機能障害の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

肝機能障害の原因として次のものが挙げられます。

肝機能障害は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肝細胞の損傷や炎症、代謝機能の低下などが発生し、肝機能障害が発症します。それは人によって違い、単に薬物療法や生活指導だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肝機能障害なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肝機能障害への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

肝庇護剤や抗ウイルス薬、免疫抑制剤などを用いて肝機能の改善を図ります。しかし長期間の服薬が必要で、副作用のリスクがあります。また、根本的な原因の解決にならない場合があります。

生活指導

食事療法、禁酒、適度な運動などの生活習慣の改善を指導します。しかし継続的な生活習慣の改善が必要で、患者の強い意志と継続力が求められます。効果が現れるまで時間がかかることもあります。

定期的な検査

血液検査や画像検査により肝機能の推移を監視し、治療効果を評価します。しかし検査結果に一喜一憂してしまい、精神的な負担になることがあります。また、検査だけでは症状の改善には直結しません。

栄養療法

肝臓に負担をかけない食事内容の指導や、必要に応じて栄養補助食品の使用を検討します。しかし食事制限により生活の楽しみが減少し、ストレスを感じる場合があります。

肝機能障害を改善するために

まずはあなたの肝機能障害の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肝機能障害の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肝機能障害と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。胸椎や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

肝機能障害のQ＆A

肝機能障害は自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善により自然回復する可能性がありますが、原因によっては適切な治療が必要です。放置すると進行するリスクがあるため、専門的な評価を受けることが重要です。

肝機能障害の人がやってはいけないことは？

過度な飲酒、不規則な食生活、過労、ストレスの蓄積は避けるべきです。また、医師の指示なく薬剤やサプリメントを服用することも肝臓に負担をかける可能性があります。

肝機能障害と脂肪肝の違いは何ですか？

脂肪肝は肝臓に脂肪が蓄積した状態で、肝機能障害の原因の一つです。脂肪肝が進行すると炎症を起こし、肝機能障害を引き起こします。脂肪肝は肝機能障害の前段階と考えられます。

数値が正常になれば完治したと考えていいですか？

数値の正常化は改善の指標ですが、完治とは限りません。原因が除去されていない場合は再発の可能性があります。継続的な管理と生活習慣の維持が重要です。

アルコールを全く飲まなくても肝機能障害になりますか？

はい、非アルコール性脂肪性肝疾患、ウイルス性肝炎、薬剤性肝障害、自己免疫性肝炎など、アルコール以外の原因による肝機能障害も多く存在します。

肝機能障害は遺伝しますか？

一部の遺伝性疾患による肝機能障害はありますが、多くは生活習慣や環境要因によるものです。ただし、肝疾患になりやすい体質は遺伝的要因が関与する場合があります。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

原因や重症度により異なりますが、生活習慣の改善では数ヶ月から1年程度、薬物療法では数週間から数ヶ月で効果が現れることが多いです。継続的な取り組みが重要です。

肝機能障害でも運動をしても大丈夫ですか？

軽度から中等度の場合は適度な運動は推奨されますが、重症の場合は制限が必要です。運動の種類や強度については医師と相談して決めることが大切です。

サプリメントは肝機能障害に効果がありますか？

一部のサプリメントには肝機能をサポートする成分が含まれていますが、効果には個人差があります。また、サプリメント自体が肝臓に負担をかける場合もあるため注意が必要です。

肝機能障害から肝がんになる確率はどのくらいですか？

原因により異なりますが、非アルコール性脂肪性肝疾患では0.44/1000人・年、肝硬変に進行すると0.45～22.6/1000人・年とリスクが上昇します。早期の適切な管理が重要です。

肝機能障害で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと肝機能障害は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肝機能障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。