ふらつき

ふらつきとは

ふらつきとは、身体バランスの喪失により、歩行時や起立時に不安定さや浮遊感を覚える状態です。内耳や脳の信号処理異常、筋力低下などが複合的に絡み合い発生します。医学的には平衡機能障害とも呼ばれ、三半規管や前庭器官の機能異常により、身体の位置感覚が正常に働かなくなることで起こります。

厚生労働省調査に基づく脳血管疾患患者は約189万人とされており、ふらつきを伴う症例も含まれています。平衡機能障害で悩む方は推定で数百万人に上ると考えられ、現代社会における重要な健康問題となっています。

ふらつきを放置すると、転倒による骨折リスクが上昇し、特に高齢者は寝たきり状態に陥る可能性があります。活動量減少で筋力が低下し、外出控えから社会的孤立や認知機能の加速的低下を招きます。慢性的な不安感により睡眠の質が低下し、うつ症状や不安障害を併発するリスクも高まります。最悪の場合、脳梗塞などの重篤な脳疾患の見逃しに発展する危険性があります。

ふらつきの原因

開院以来、当院にはふらつきでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ふらつきの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ふらつきの原因として次のものが挙げられます。

ふらつきは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、内耳にある平衡感覚を司る器官が正常に機能しなくなることで、身体の位置情報が脳に正確に伝わらず、バランス感覚が失われます。頸椎の歪みや筋肉の緊張により血流が悪化し、脳への酸素供給が不足することも症状悪化の要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ふらつきなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ふらつきへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

めまい止めを処方し、症状の緩和を図ります。しかし根本的な解決にならず、眠気や口渇などの副作用が発生します。また、薬物への依存性や効果の減弱といった問題も生じる可能性があります。

理学療法

平衡訓練を実施し、バランス感覚の改善を図ります。しかし効果に個人差が大きく、継続的な通院負担が生じます。また、専門家の指導なしに行うと症状が悪化するリスクもあります。

手術検討

腫瘍や血管障害例では手術による治療を検討します。しかし身体への侵襲が大きく、長期間のリハビリテーションが必要となります。また、手術による合併症のリスクも伴います。

ふらつきを改善するために

まずはあなたのふらつきの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ふらつきの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ふらつきと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ふらつきのQ＆A

ふらつきは自然に治りますか？

原因により異なりますが、耳石が自然吸収される良性例以外は治療が必要です。適切な治療により症状をコントロールすることが重要です。

ふらつきの人がやってはいけないことは？

急な頭部移動や高所作業、単独入浴は避けてください。転倒リスクが高まる行動は控えることが大切です。

何科を受診すべきですか？

初診は脳神経外科やめまい外来で原因鑑別を行うことをお勧めします。手足の痺れや呂律障害を伴う場合は即時受診が必要です。

ストレスとの関連性はありますか？

自律神経の乱れが血圧変動を引き起こし、症状悪化を招くケースが多くあります。ストレス管理も重要な要素です。

市販薬で緩和できますか？

根本解決は困難で、診断が遅れるリスクがあります。専門医による適切な診断と治療を受けることをお勧めします。

再発予防法はありますか？

平衡訓練と生活リズム改善が有効です。定期的な運動と十分な睡眠、ストレス管理が重要となります。

検査の必要性はいつ判断すべきですか？

症状が週2回以上持続する場合は精密検査をお勧めします。早期発見・早期治療が重要です。

運動療法の具体的メニューは？

個別状態に応じたメニュー設計が必須です。専門家の指導のもと、安全に実施することが大切です。

症状進行のサインは？

歩行時のつかまり動作が増えた場合は要注意です。転倒リスクが高まっているサインと考えられます。

ふらつきを完治させることは可能ですか？

原因により異なりますが、適切な治療により症状を大幅に軽減し、日常生活に支障のないレベルまで改善することは可能です。

ふらつきで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとふらつきは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ふらつきは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。