ジャンパー膝

ジャンパー膝とは

ジャンパー膝とは、膝のお皿の下にある膝蓋腱という部分に炎症が起こる症状です。バスケットボールやバレーボールなどでジャンプや着地を繰り返すことで、膝蓋腱に過度な負担がかかり、微細な損傷が蓄積して痛みが生じます。

スポーツをする学生に多く見られ、別名「膝蓋腱炎」とも呼ばれています。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、膝の痛みを訴える人は全国で約1,800万人存在します。その中でもスポーツ障害による膝痛は約15％を占めており、ジャンパー膝は特に10代後半から20代前半のアスリートに多く、推定で約30万人が悩んでいると考えられています。部活動参加者の約5％がジャンパー膝を経験するという報告もあります。

ジャンパー膝を放置すると、軽度の運動時痛から始まり、日常生活での歩行や階段昇降時にも痛みが生じるようになります。さらに進行すると膝蓋腱の変性が進み、腱の部分断裂や完全断裂のリスクが高まります。最悪の場合、手術が必要となり、競技復帰まで数ヶ月から1年以上を要することもあります。また、慢性的な痛みにより運動能力の低下や精神的ストレスも深刻化します。将来のスポーツ人生や日常生活の質に大きな影響を与える可能性があるため、早期の適切な治療が重要です。

ジャンパー膝の原因

開院以来、当院にはジャンパー膝でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ジャンパー膝の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ジャンパー膝の原因として次のものが挙げられます。

ジャンパー膝は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、膝蓋腱への過度な負荷や大腿四頭筋の緊張、関節の可動域制限などが発生し、それがジャンパー膝となります。ジャンプや着地動作の繰り返しにより膝蓋腱に微細な損傷が蓄積し、太ももの前側の筋肉が硬くなることで膝蓋腱への負担が増加します。成長期においては骨の成長に筋肉の発達が追いつかず、相対的に筋肉が硬い状態となり膝蓋腱への負担が増すことも多くあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ジャンパー膝なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ジャンパー膝への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・運動制限

長期間の運動制限により筋力低下や競技レベルの低下が生じ、復帰時のパフォーマンス回復に時間を要します。

物理療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な原因解決には至らない場合があります。

薬物療法

症状を一時的に抑えるだけで根本治療にはならず、長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあります。

リハビリテーション

効果が現れるまで時間がかかり、継続的な取り組みが必要で、指導者の技術により効果に差が生じます。間違った方法では症状が悪化する可能性もあります。

注射療法

効果は一時的で、繰り返し注射により腱の変性が進行するリスクがあります。

ジャンパー膝を改善するために

まずはあなたのジャンパー膝の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ジャンパー膝の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ジャンパー膝と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。膝関節の可動域検査、膝蓋腱の状態確認、大腿四頭筋の柔軟性チェック、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活での動作パターンの確認などの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ジャンパー膝のQ＆A

ジャンパー膝は自然に治りますか？

軽度であれば適切な休息により改善する場合もありますが、多くは専門的な治療とリハビリテーションが必要です。放置すると慢性化するリスクが高まります。

ジャンパー膝の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのジャンプ動作、硬い地面での激しい運動、不適切なストレッチ、急激な運動量の増加は避けるべきです。

ジャンパー膝と成長痛の違いは何ですか？

ジャンパー膝は膝蓋腱の炎症による痛みで、成長痛は骨の成長に伴う一時的な痛みです。痛みの場所と原因が異なります。

どのくらいの期間で治りますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら2-4週間、重度の場合は3-6ヶ月以上かかることもあります。早期治療が重要です。

手術が必要になるケースはありますか？

保存的治療で改善しない慢性例や腱の部分断裂がある場合に検討されますが、適切な治療により多くは手術を避けられます。

予防するにはどうすればいいですか？

大腿四頭筋の柔軟性維持、適切なウォーミングアップ、練習量の段階的増加、正しい動作フォームの習得が重要です。

他のスポーツに変更した方がいいですか？

適切な治療により多くの場合は競技継続が可能です。まずは専門家に相談し、根本的な改善を目指すことをお勧めします。

サポーターやテーピングは効果がありますか？

一時的な症状軽減には効果がありますが、根本治療ではありません。治療の補助として使用することが適切です。

両膝同時に発症することはありますか？

可能性はありますが、多くは片側から始まります。片側の痛みをかばうことで反対側に負担がかかり発症する場合もあります。

完治後に再発する可能性はありますか？

根本原因を解決せずに競技復帰すると再発リスクが高まります。適切な治療と予防策により再発は防げます。

ジャンパー膝で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとジャンパー膝は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ジャンパー膝は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。