関節痛

関節痛とは

関節痛とは、骨と骨をつなぐ関節部分に生じる痛みの総称です。膝、肩、手首、指、股関節など全身の関節で起こり得る症状で、炎症、軟骨の摩耗、筋肉や靭帯の損傷などが原因となります。痛みの程度は軽い違和感から激痛まで様々で、動作時のみ痛む場合と安静時も痛む場合があります。

厚生労働省の令和5年患者調査結果によると、関節症による外来受診率は全体の第7位で年々増加傾向にあり、推定では約1560万人の方が関節症に悩んでいます。65歳以上では手足の関節痛を訴える人が男性で4位、女性で2位となっており、女性の方が男性に比べて約1.6倍多く関節痛に悩んでいます。

関節痛を放置すると、軟骨の損傷や靭帯・腱の断裂が進行し、関節の変形や機能障害を引き起こします。日常生活では歩行困難、階段昇降不可、細かい作業ができなくなるなど生活の質が著しく低下してしまいます。痛みをかばうために他の部位に負担がかかり、新たな痛みが生じる悪循環に陥ることもあります。最悪の場合、関節の完全な破壊により人工関節置換術などの大きな手術が必要となり、長期間の入院やリハビリが必要になる可能性があります。

関節痛の原因

開院以来、当院には関節痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、関節痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

関節痛の原因として次のものが挙げられます。

関節痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、関節の可動域減少や周囲の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、関節痛が発症します。年齢とともに軟骨が弾力性・保水性を失い、使い過ぎによりすり減ることで関節が変形し炎症が起こることも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。関節痛なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

関節痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）や痛み止めにより炎症と痛みを抑制します。しかし長期服用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用リスクがあり、根本的な治療にはなりません。

ヒアルロン酸注射

関節内にヒアルロン酸を注入し、関節の潤滑性を改善し痛みを軽減します。しかし効果の持続期間が短く定期的な注射が必要で、感染リスクもあります。

運動療法

理学療法士の指導のもと、関節周囲の筋力強化と可動域改善を図ります。しかし継続的な取り組みが必要で、不適切な運動により症状が悪化する可能性があります。

装具療法

サポーターや装具により関節を固定・支持し、負担を軽減します。しかし長期使用により筋力低下を招き、他の部位への負担増加や依存性の問題があります。

手術療法

保存療法で改善しない場合、人工関節置換術や関節鏡視下手術を行います。しかし入院が必要で身体への負担が大きく、感染や血栓などの合併症リスクがあります。

関節痛を改善するために

まずはあなたの関節痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、関節痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

関節痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

関節痛のQ＆A

関節痛は自然に治りますか？

軽度の関節痛は適切な休息と生活習慣の改善により自然治癒する場合もありますが、慢性化した関節痛や変形性関節症は進行性のため、適切な治療が必要です。

関節痛の人がやってはいけないことは？

過度な安静は筋力低下を招くため避け、激しい運動や関節に負担をかける動作、長時間同じ姿勢を続けることは症状悪化の原因となるため注意が必要です。

関節痛と関節リウマチの違いは何ですか？

関節痛は症状の総称で、関節リウマチは自己免疫疾患による特定の病気です。リウマチは複数関節の腫れや朝のこわばりが特徴的で、血液検査で診断されます。

天気と関節痛は本当に関係がありますか？

気圧の変化により関節内の圧力が変化し、痛みを感じやすくなることが医学的に認められています。特に低気圧の接近時に症状が悪化する方が多くいらっしゃいます。

関節痛に効果的な食事はありますか？

抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸を含む魚類、抗酸化物質豊富な野菜や果物、軟骨成分のコラーゲンやグルコサミンを含む食品が関節の健康維持に役立ちます。

どの程度の痛みで病院を受診すべきですか？

日常生活に支障をきたす痛み、2週間以上続く痛み、腫れや熱感を伴う場合は早期受診をお勧めします。我慢せず早めの対処が重要です。

関節痛は遺伝しますか？

関節リウマチなど一部の関節疾患には遺伝的要因がありますが、多くの関節痛は生活習慣や環境要因が主な原因で、遺伝だけで決まるものではありません。

若い人でも関節痛になりますか？

スポーツによる外傷、過度な運動、姿勢不良、ストレスなどにより若い方でも関節痛は起こります。特にスマートフォンの使いすぎによる手首や指の痛みが増えています。

関節痛の予防法はありますか？

適度な運動による筋力維持、正しい姿勢の保持、体重管理、バランスの良い食事、十分な睡眠が関節痛の予防に効果的です。

サプリメントは関節痛に効果がありますか？

グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントは一定の効果が期待されますが、個人差があり、根本的な治療にはなりません。医師との相談をお勧めします。

関節痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと関節痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

関節痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。