突き指

突き指とは

突き指とは、指先に強い衝撃が加わることで起こるケガの総称です。特にボールをキャッチしたときや転倒時などに、指の関節部分や靱帯、腱などが損傷し、痛みや腫れが生じる状態を指します。単純な打撲から骨折や腱断裂まで、様々な損傷が含まれるため、軽視してはいけないケガです。適切な治療を受けずに放置すると、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。

スポーツ安全保険のデータによると、年間約16万件のスポーツ傷害のうち、指の損傷は約15％を占めており、突き指は最も頻度の高い手指の外傷の一つです。特に球技スポーツ人口の増加に伴い、突き指の発生件数は年々増加傾向にあります。

突き指を適切に治療せずに放置すると、指を固定する靭帯が緩み、少しの衝撃でも痛みが再発する「突き指の癖」がついてしまいます。さらに関節部分の損傷が慢性化し、関節の変形を引き起こす可能性があります。重症の場合は指の伸展障害が後遺症として残り、日常生活での細かい作業に支障をきたすことになります。また、腱断裂や骨折を見逃すと、指が正常に動かなくなったり、永続的な機能障害を残すリスクがあります。最悪の場合、指の変形が進行し、元の機能を完全に失ってしまう可能性もあります。

突き指の原因

開院以来、当院には突き指でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、突き指の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

突き指の原因として次のものが挙げられます。

突き指は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、指の関節・靱帯・腱の損傷や炎症が発生し、痛みや腫れが発症します。それは人によって違い、単に冷やしたり固定するだけでは、全ての問題は取り切れません。身体全体のバランスの崩れや、手首から前腕の筋肉の緊張が影響している場合も多く、総合的なアプローチが必要です。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。突き指なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

突き指への対応として、次のようなものが一般的です。

安静と固定

損傷した組織の修復を促すため、患部を動かさないようにテーピングやシーネで固定します。しかし長期間の固定により関節の拘縮や筋力低下を招き、かえって機能回復が遅れる場合があります。また、完全な安静は日常生活に大きな制約をもたらします。

アイシング

炎症や腫れを抑えるため、氷水で患部を冷却し、痛みの軽減を図ります。しかし一時的な痛みの軽減効果はありますが、根本的な組織修復には限界があり、適切な期間を超えると血流を阻害して治癒を遅らせることがあります。

消炎鎮痛剤の処方

湿布や内服薬により、炎症反応を抑制し痛みを和らげます。しかし症状の緩和は期待できますが、薬剤の効果が切れると痛みが戻り、長期使用による胃腸障害などの副作用リスクがあります。

突き指を改善するために

まずはあなたの突き指の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、突き指の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

突き指と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。手首や指の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな動作で痛みが生じるかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

突き指のQ＆A

突き指は自然に治りますか？

軽度の突き指は適切な処置により1週間程度で改善しますが、重度の場合は数か月かかることもあり、自然治癒に頼らず専門的な治療を受けることが重要です。

突き指の人がやってはいけないことは？

指を引っ張る、患部を温める、強くマッサージするなどの行為は症状を悪化させるため避け、まずは安静にして冷却することが大切です。

突き指と骨折の見分け方は？

内出血の有無、変形の程度、痛みの強さで判断できますが、正確な診断にはレントゲン検査が必要ですので、早期の医療機関受診をお勧めします。

どのくらいの期間で治りますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら1-2週間、中等度で4-6週間、重度の場合は2-3か月程度の治療期間が必要になることが一般的です。

何科を受診すれば良いですか？

まずは整形外科での診断を受けることをお勧めしますが、カイロプラクティックでも根本的な原因にアプローチした治療が可能です。

湿布と痛み止めはどちらが効果的ですか？

急性期の炎症抑制には湿布が有効ですが、根本的な治癒促進には限界があり、体の自然治癒力を高める治療が重要になります。

突き指で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと突き指は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

突き指は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。