ジャンバーズニー

ジャンパーズニーとは

ジャンパーズニーとは、膝のお皿（膝蓋骨）から下の骨（脛骨）をつなぐ腱に炎症が起こることで、膝の前面に強い痛みを感じる症状です。バスケットボールやバレーボールなどジャンプ動作を繰り返すスポーツ選手に多く見られることからこの名前がつけられました。

しかし、スポーツをしていない方にも発症する可能性があります。膝蓋腱炎とも呼ばれ、使いすぎによる慢性的な障害の一つとして位置づけられています。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、膝関節の症状で悩む人は全国で約1,000万人以上存在します。その中でもジャンパーズニーは特にスポーツ活動が盛んな10代から20代の若年層に多く、全国中学校バレーボール選手権大会の調査では参加選手の約21.6％にあたる107膝に膝関節前面の圧痛が認められたという報告があります。

ジャンパーズニーを放置すると、初期の運動後のみの痛みから、運動中にも痛みが現れるようになります。最終的には日常生活の動作でも激痛を感じるようになってしまいます。

階段の昇り降り、しゃがむ動作、歩行時にも痛みが走り、スポーツ活動の継続が困難になるだけでなく、仕事や学業にも大きな支障をきたします。慢性化すると腱の組織に不可逆的な変化が起こり、微細な断裂から最悪の場合は完全断裂に至る可能性もあります。また、痛みをかばうことで他の部位にも負担がかかり、腰痛や股関節痛などの二次的な問題を引き起こすリスクも高まります。

ジャンパーズニーの原因

開院以来、当院にはジャンパーズニーでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ジャンパーズニーの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ジャンパーズニーの原因として次のものが挙げられます。

ジャンパーズニーは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、膝蓋腱への過度な負荷や炎症が発生し、ジャンパーズニーが発症します。それは人によって違い、単に患部を冷やしたり痛み止めを服用するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ジャンパーズニーなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ジャンパーズニーへの対応として、次のようなものが一般的です。

安静・運動制限

炎症が強い急性期には運動を休止し、患部を休ませることで炎症の軽減を図ります。しかし長期間の運動休止により筋力低下や体力低下を招き、復帰時に再発リスクが高まる可能性があります。

アイシング療法

患部を15分程度冷却することで炎症や痛みの軽減効果が期待されます。しかし一時的な症状緩和効果はありますが、根本的な原因解決には至らず継続的な実施が必要です。

薬物療法

消炎鎮痛剤の内服や湿布の処方により、痛みと炎症の抑制を目指します。しかし症状の一時的な抑制効果はありますが、根本原因の改善にはならず、長期使用による副作用のリスクもあります。

ステロイド注射・ヒアルロン酸注射

局所への注射により直接的な抗炎症効果や潤滑作用の改善を図ります。しかし効果に個人差があり、一時的な改善に留まることが多く、繰り返し注射が必要になる場合があります。

理学療法

大腿四頭筋のストレッチや筋力強化運動により、膝関節周囲の機能改善を目指します。しかし継続的な取り組みが必要で、適切な指導者のもとで行わないと効果が得られにくく、場合によっては悪化することもあります。

ジャンパーズニーを改善するために

まずはあなたのジャンパーズニーの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ジャンパーズニーの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ジャンパーズニーと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。膝関節や股関節の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ジャンパーズニーのQ＆A

ジャンパーズニーは自然に治りますか？

軽度の場合は適切な安静により自然治癒することもありますが、多くの場合は専門的な治療とケアが必要です。放置すると慢性化するリスクが高いため早期の対処が重要です。

ジャンパーズニーの人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのジャンプ動作、急激な運動量の増加、不適切なストレッチ、患部への過度なマッサージは避けるべきです。また炎症が強い時期の温熱療法も控えましょう。

ジャンパーズニーと成長痛の違いは何ですか？

ジャンパーズニーは膝蓋腱の炎症による痛みで、成長痛（オスグッド病）は脛骨粗面の成長障害による痛みです。痛みの部位と発症メカニズムが異なります。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

軽度なら数週間、中等度では数ヶ月、重度の場合は半年以上かかることもあります。早期治療開始と適切なケアの継続が改善期間を左右します。

手術が必要になるケースはありますか？

保存療法を3〜6ヶ月続けても改善しない重度の場合に検討されますが、実際に手術が必要になるケースは稀です。多くは適切な保存療法で改善が期待できます。

スポーツ復帰はいつ頃可能になりますか？

症状の程度により異なりますが、痛みが完全に消失し、筋力や柔軟性が回復してから段階的に復帰します。通常は数週間から数ヶ月の期間を要します。

ジャンパーズニーで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとジャンパーズニーは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ジャンパーズニーは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。