過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群（IBS）とは、腹痛と下痢・便秘が慢性的に続く病気です。検査をしても腸に炎症や潰瘍などの目に見える異常が見つからないのが特徴で、ストレスや生活習慣が大きく関係している機能性疾患です。

日本では全人口の約10～20％の人が過敏性腸症候群を抱えていると推定されており、患者数は約1,200万人に上ります。最新の調査では日本人の有病率は14～15％とされ、実に7人に1人が該当する非常に身近な疾患です。特に20～40歳代の働き盛りの年代に多く見られ、最近では受験などのストレスの影響で小・中学生にも増加傾向にあります。

症状のパターンにより下痢型、便秘型、下痢と便秘を繰り返す混合型、分類不能型の4つのタイプに分けられます。この姿勢により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

過敏性腸症候群を放置すると、症状が慢性化して日常生活への支障がさらに深刻になります。仕事や学業に集中できなくなり、外出や旅行を避けるようになって社会生活が制限される可能性があります。また、常にトイレの心配をすることで精神的ストレスが増大し、うつ状態や不安障害を併発するリスクも高まります。最悪の場合、職場や学校での人間関係に悪影響を及ぼし、キャリアや学業に深刻な影響を与える可能性があります。症状が進行すると、社会復帰がより困難になり、生活の質が著しく低下してしまいます。

過敏性腸症候群の原因

開院以来、当院には過敏性腸症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、過敏性腸症候群の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

過敏性腸症候群の原因として次のものが挙げられます。

過敏性腸症候群は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、腸の動きの異常や自律神経のバランス崩れなどが発生し、それが過敏性腸症候群となります。精神的・身体的ストレスが腸の動きを乱し、腹痛や下痢・便秘を引き起こします。仕事や人間関係のプレッシャーが大きな要因となり、腸内細菌のバランス異常や食生活の乱れが症状をさらに悪化させます。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。過敏性腸症候群なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

過敏性腸症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

対症療法が中心で根本的な解決には至らず、薬の効果が切れると症状が再発することが多く、長期間の服用が必要になる場合があります。

食事指導

制限が多く日常生活での実践が困難で、社会生活や人間関係に支障をきたす可能性があります。

ストレス管理

ストレスの根本的な原因を取り除くことは現実的に困難で、効果を実感するまでに時間がかかります。

プロバイオティクス

個人差が大きく効果が不安定で、継続的な摂取が必要なため経済的負担が大きくなります。

過敏性腸症候群を改善するために

まずはあなたの過敏性腸症候群の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、過敏性腸症候群の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

過敏性腸症候群の改善には、症状の根本原因を特定することが最も重要です。当院では5種類の独自検査により、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、症状の原因を特定します。多くの方が病院で「ストレスが原因」と言われますが、なぜストレスが腸に影響するのか、どの部分に問題があるのかまでは詳しく調べられていません。当院では自律神経の働きや背骨の状態、内臓の機能まで詳細に検査し、一人ひとりに最適な治療計画を立てます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では男女のカイロプラクターが在籍しており、デリケートな症状についても同性に相談できる環境を整えています。オーストラリア公立マードック大学でカイロプラクティックの学位を取得した院長と副院長が、25年間で17万人の施術実績を活かし、一人ひとりに最適な治療を提供します。5種類の独自検査により症状の根本原因を特定し、世界基準のカイロプラクティックテクニックで自律神経の調整を行います。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

過敏性腸症候群のQ＆A

過敏性腸症候群は自然に治りますか？

症状の軽減は可能ですが、完全に自然治癒することは稀です。適切な治療とライフスタイルの改善により症状をコントロールすることが重要で、早期の対処が改善への近道となります。

過敏性腸症候群の人がやってはいけないことは？

過度なストレスを溜め込むこと、不規則な食生活、アルコールやカフェインの過剰摂取は避けるべきです。また、症状を我慢し続けることで悪化する可能性があるため早めの対処が大切です。

ストレスがなくなれば完全に治りますか？

ストレス軽減は重要ですが、腸内環境や自律神経の調整など複合的な要因があるため、ストレス管理だけでは完全な改善は困難です。総合的なアプローチが必要となります。

薬を飲み続けても大丈夫ですか？

医師の指導下であれば長期服用も可能ですが、根本的な改善には至らないことが多く、薬に依存しない治療法を併用することが理想的です。定期的な見直しが重要です。

食事制限はどの程度まで必要ですか？

個人差がありますが、極端な制限は栄養バランスを崩す可能性があります。症状を誘発する食品を特定し、段階的に調整していくことが大切で、専門家の指導を受けることをお勧めします。

運動は症状に良い影響がありますか？

適度な運動は腸の動きを正常化し、ストレス軽減にも効果的です。ただし、激しい運動は症状を悪化させる場合があるため、個人の体調に合わせた運動強度の調整が必要です。

他の病気との見分け方はありますか？

炎症性腸疾患や大腸がんなどとの鑑別が重要です。血便や急激な体重減少、発熱などの症状がある場合は、より詳しい検査が必要となるため専門医への相談が不可欠です。

症状が悪化する時期や季節はありますか？

季節の変わり目や年度末などストレスが増加する時期に悪化しやすい傾向があります。また、気圧の変化や気温差も影響することがあるため、体調管理により注意が必要です。

仕事を続けながら治療できますか？

多くの場合、適切な治療により仕事を続けながら症状の改善が可能です。職場環境の調整や治療スケジュールの工夫により、両立を図ることができます。早期の治療開始が重要です。

家族に遺伝する可能性はありますか？

遺伝的要因の関与は指摘されていますが、必ずしも遺伝するわけではありません。生活習慣や環境要因の影響も大きいため、予防的な生活習慣の改善が効果的です。

過敏性腸症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと過敏性腸症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

過敏性腸症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。