不定愁訴

不定愁訴とは

不定愁訴とは、体のどこかに不調を感じているにも関わらず、病院で検査を受けても明確な原因や病気が見つからない状態のことです。「なんとなく体調が悪い」「疲れやすい」「頭が重い」「イライラする」といった漠然とした症状が続き、症状の内容や程度が日によって変化することが特徴です。検査では異常が見つからないため、周囲からは「気のせい」と思われがちですが、本人にとっては非常につらい症状です。

厚生労働省の平成22年国民生活基礎調査によると、病気やけが等で自覚症状のある者（有訴者）は人口千人当たり322.2となっています。特に女性の有訴者率は男性より高く、20代から50代の女性では男性より80～90ポイント前後高くなっています。不定愁訴は「婦人不定愁訴症候群」とも呼ばれるように女性に多く見られ、全国で数百万人が何らかの不定愁訴に悩んでいると推定されます。

不定愁訴を放置すると、症状が慢性化し日常生活に深刻な影響を与えます。仕事の効率が低下し、人間関係にも支障をきたすようになります。睡眠の質が悪化することで免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、より重篤な病気にかかりやすくなる可能性があります。また、精神的なストレスが蓄積することでうつ病や不安障害を発症するリスクも高まります。最悪の場合、社会復帰が困難になるほど心身の状態が悪化し、長期間の治療が必要になることもあります。

不定愁訴の原因

開院以来、当院には不定愁訴でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、不定愁訴の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

不定愁訴の原因として次のものが挙げられます。

不定愁訴は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の機能低下や内分泌系の不調、筋骨格系の緊張などが発生し、不定愁訴が発症します。それは人によって違い、単に薬物療法や対症療法だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。不定愁訴なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

不定愁訴への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

抗不安薬や抗うつ薬、睡眠薬などを症状に応じて処方し、症状の緩和を図ります。しかし根本的な原因の解決にはならず、薬に依存してしまう可能性があります。また、副作用により新たな症状が現れることもあり、多剤併用により体への負担が増加する場合があります。

カウンセリング

心理的な要因に対してカウンセリングや認知行動療法を行い、ストレス管理や考え方の改善を目指します。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要となります。また、カウンセラーとの相性によって効果に差が出ることもあります。

生活指導

規則正しい生活習慣、適度な運動、バランスの取れた食事などの生活改善指導を行います。しかし具体的な改善方法が示されないことが多く、患者自身の意志に依存するため継続が困難な場合があります。

各種検査

血液検査、ホルモン検査、画像検査などを行い、隠れた病気がないかを確認します。しかし検査で異常が見つからない場合、「異常なし」で終わってしまい、患者の不安や症状は解決されないままとなることがあります。

不定愁訴を改善するために

まずはあなたの不定愁訴の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、不定愁訴の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不定愁訴と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

不定愁訴のQ＆A

不定愁訴は自然に治りますか？

不定愁訴は根本的な原因を改善しなければ自然治癒は困難です。生活習慣の見直しや適切な治療により改善が期待できますが、放置すると慢性化する可能性が高いため、早期の対処が重要です。

不定愁訴の人がやってはいけないことは？

過度なストレスを避け、不規則な生活習慣を続けないことが大切です。また、症状を我慢し続けたり、自己判断で薬を服用することは避けるべきです。適切な専門家に相談することをお勧めします。

不定愁訴と自律神経失調症の違いは何ですか？

不定愁訴は症状の総称であり、自律神経失調症はその原因の一つです。自律神経の乱れが不定愁訴を引き起こすことが多く、両者は密接に関連していますが、不定愁訴にはホルモンバランスなど他の要因も含まれます。

不定愁訴は遺伝しますか？

不定愁訴自体が遺伝するわけではありませんが、体質やストレスに対する感受性は遺伝的要因が関与する場合があります。家族に同様の症状がある場合は、生活環境や体質的な要因を考慮した対策が必要です。

不定愁訴の症状はどのくらい続きますか？

症状の持続期間は個人差が大きく、数週間から数年に及ぶ場合もあります。適切な治療と生活改善により、多くの場合は数ヶ月で改善が見られますが、根本原因の解決が重要です。

不定愁訴でも仕事を続けられますか？

症状の程度によりますが、適切な治療と職場環境の調整により仕事を続けることは可能です。ただし、無理をせず休息を取ることも大切で、必要に応じて働き方を見直すことをお勧めします。

不定愁訴に効果的な食べ物はありますか？

バランスの取れた食事が基本ですが、特に鉄分やビタミンB群、マグネシウムを含む食品が効果的です。また、腸内環境を整える発酵食品や、抗酸化作用のある野菜や果物も症状改善に役立ちます。

不定愁訴は年齢とともに悪化しますか？

必ずしも年齢とともに悪化するわけではありませんが、加齢によるホルモンバランスの変化や体力低下により症状が変化することがあります。適切なケアにより年齢を重ねても症状をコントロールすることは可能です。

不定愁訴の症状が出たときの対処法は？

まずは深呼吸をして心を落ち着かせ、十分な休息を取ることが大切です。症状日記をつけて傾向を把握し、ストレス要因を特定することも有効です。症状が続く場合は専門家に相談しましょう。

不定愁訴は完治する可能性はありますか？

根本的な原因を特定し適切な治療を行うことで、多くの場合改善が期待できます。完全に症状がなくなる場合もありますが、体質的な要因もあるため、症状をコントロールしながら快適に過ごすことを目標とすることが現実的です。

不定愁訴で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと不定愁訴は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不定愁訴は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。