あせも

あせもとは

あせもとは、大量に汗をかいた際に汗の出口である「汗管」が詰まることで起こる皮膚のトラブルです。詰まった汗管から汗が皮膚の内部に漏れ出し、それが刺激となって赤いブツブツやかゆみを引き起こします。医学的には「汗疹（かんしん）」と呼ばれ、汗が溜まる皮膚の深さによって症状の程度が異なります。特に高温多湿な環境や運動により大量の汗をかくことで、汗に含まれるミネラルや老廃物が汗管を詰まらせることが主な原因となります。

あせもは乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層で発症する一般的な皮膚トラブルで、特に夏場に多発します。皮膚疾患全体では国民の約3人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患しており、あせもも含めた汗に関連する皮膚トラブルは非常に身近な健康問題となっています。

あせもを放置すると、継続的な汗の刺激により症状が悪化し、湿疹へと進行する可能性があります。最も深刻なのは、かき壊しによる細菌感染で「とびひ（伝染性膿痂疹）」を発症することです。これは爪についた雑菌が患部に侵入することで起こり、通常のあせも治療では対応できず、抗生剤の内服や外用が必要になります。また、慢性的な炎症により皮膚のバリア機能が低下し、他の皮膚トラブルを引き起こしやすくなる悪循環に陥る危険性もあります。適切な対処を怠ると、単純なあせもが複雑な皮膚疾患へと発展し、治療期間の長期化や再発を繰り返すリスクが高まってしまいます。

あせもの原因

開院以来、当院にはあせもでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、あせもの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

あせもの原因として次のものが挙げられます。

あせもは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、汗管の詰まりや皮膚のバリア機能低下などが発生し、あせもが発症します。特に姿勢の歪みや筋肉の緊張が汗の滞留を引き起こしている場合、同じ部位に繰り返し汗が溜まりやすくなり、症状の慢性化を招くことがあります。単純に薬を塗ったり汗を拭き取るだけでは、根本的な原因は解決されません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。あせもなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

あせもへの対応として、次のようなものが一般的です。

ステロイド外用薬

炎症とかゆみを抑えるため、症状の程度に応じたステロイド軟膏が処方されます。しかし一時的な症状改善にとどまることが多く、根本的な汗管の詰まりやすさは改善されません。長期使用による皮膚の薄化や色素沈着のリスクもあります。

抗ヒスタミン薬の内服

強いかゆみがある場合に、かゆみを抑える飲み薬が補助的に使用されます。しかし眠気や倦怠感などの副作用があり、日常生活に支障をきたす場合があります。また症状の根本解決にはなりません。

抗生剤の処方

とびひなど細菌感染を合併した場合に、抗生物質の内服や外用が行われます。しかし感染症には有効ですが、耐性菌のリスクや胃腸症状などの副作用があります。予防的な効果はありません。

あせもを改善するために

まずはあなたのあせもの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、あせもの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

あせもと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。姿勢や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックし、汗の滞留が起こりやすい部位を特定します。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、皮膚科での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

あせものQ＆A

あせもは自然に治りますか？

軽度のあせもは環境を整えることで自然治癒することもありますが、かゆみが強い場合や広範囲の場合は適切な治療が必要です。特にお子さんの場合は症状が悪化しやすいため早めの対処をお勧めします。

あせもの人がやってはいけないことは？

患部をかいたり、こすったりすることは絶対に避けてください。皮膚のバリア機能が低下し細菌感染のリスクが高まります。また汗をかいたまま放置することも症状悪化の原因となります。

あせもと汗かぶれの違いは何ですか？

あせもは汗管の詰まりが原因で起こりますが、汗かぶれは汗の成分自体が皮膚を刺激して起こります。どちらも汗が関係していますが発生メカニズムが異なり、治療アプローチも変わってきます。

あせもはうつりますか？

あせも自体は感染性ではないためうつりません。ただし、かき壊しから細菌感染を起こした「とびひ」の状態になると、接触により感染する可能性があります。

あせもができやすい体質は改善できますか？

根本的な体質改善は難しい面もありますが、適切なスキンケアや生活習慣の見直し、姿勢の改善などにより症状の頻度や程度を軽減することは十分可能です。

あせもを完治させることは可能ですか？

体質的な要因もありますが、適切な治療と姿勢改善により症状を大幅に軽減し、日常生活に支障のないレベルまで改善することは十分可能です。

あせもで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとあせもは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

あせもは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。