後頭部の頭痛

後頭部の頭痛とは

後頭部の頭痛とは、頭の後ろ側（うなじから頭頂部にかけて）に感じる痛みのことです。痛み方は人によって異なり、ズキズキと脈打つような痛み、締め付けられるような痛み、電気が走るような鋭い痛みなど様々な表現で表されます。首の筋肉の緊張、神経の圧迫、血管の問題など複数の原因が考えられ、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、頭痛を訴える人は働き盛りの20代から50代に多く分布しており、特に女性の頭痛患者数が男性を上回っています。緊張型頭痛の推定患者数は約2400万人とされ、後頭部の頭痛の多くを占める緊張型頭痛は全頭痛のうち7割以上を占めると報告されています。また、頭痛で悩む方の約80％が医療機関での治療を受けておらず、多くの人が一人で悩んでいる状況が明らかになっています。

後頭部の頭痛を放置すると、仕事や家事の効率が著しく低下し、生産性が落ちてしまいます。睡眠の質が悪化し、慢性的な疲労状態に陥ることで、痛みによるストレスで精神的な負担が増大します。症状が悪化すると、痛み止めの効果が徐々に弱くなり、より強い薬が必要になってしまいます。

頭痛の頻度や強度が増し、日常生活に支障をきたすようになり、筋肉の緊張が慢性化し、首や肩の可動域が制限されることもあります。最悪の場合、重篤な疾患（くも膜下出血や脳動脈解離など）の見逃しにつながる可能性があります。慢性的な痛みにより社会生活から孤立してしまう恐れもあるため、早めの対処が重要です。

後頭部の頭痛の原因

開院以来、当院には後頭部の頭痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、後頭部の頭痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

後頭部の頭痛の原因として次のものが挙げられます。

後頭部の頭痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

長時間のデスクワークや不適切な姿勢により、首や肩の筋肉が緊張して血流が悪くなることで頭痛が発生します。また、首の筋肉の過剰な緊張により神経が圧迫され、後頭部に電気が走るような鋭い痛みが生じることもあります。現代人に多い姿勢の問題で、首の自然なカーブが失われることで筋肉に負担がかかり頭痛を引き起こします。仕事や人間関係のストレスが脳の痛みへの反応を変化させ、頭痛を誘発することもあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。後頭部の頭痛なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

後頭部の頭痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

鎮痛剤や筋弛緩剤、片頭痛予防薬などを用いて痛みの軽減を図ります。しかし長期間の服用により薬物依存や副作用のリスクがあり、根本的な原因の解決にはならない場合があります。

理学療法

首や肩の筋肉をほぐすマッサージやストレッチ指導を行い、筋肉の緊張を和らげます。しかし継続的な通院が必要で、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。また、症状によっては改善が限定的な場合もあります。

神経ブロック注射

局所麻酔薬を注射して神経の痛みを一時的に遮断する治療法です。しかし効果は一時的で、根本的な治療ではないため繰り返し施術が必要になることがあります。

画像検査

MRIやCTスキャンにより、重篤な疾患の有無を確認します。しかし検査費用が高額になる場合があり、異常が見つからない場合は患者の不安が解消されないことがあります。

生活指導

姿勢の改善や適度な運動、ストレス管理などの生活習慣の見直しを指導します。しかし患者自身の継続的な努力が必要で、忙しい現代人には実践が困難な場合があります。

後頭部の頭痛を改善するために

まずはあなたの後頭部の頭痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、後頭部の頭痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

後頭部の頭痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

後頭部の頭痛のQ＆A

後頭部の頭痛は自然に治りますか？

軽度の筋緊張による頭痛は適切な休息とセルフケアで改善することがありますが、慢性化している場合は専門的な治療が必要です。放置すると症状が悪化する可能性があります。

後頭部の頭痛の人がやってはいけないことは？

長時間の同一姿勢、過度なストレス、睡眠不足、アルコールの過剰摂取は症状を悪化させる可能性があります。また、痛み止めの乱用も避けるべきです。

片頭痛と緊張型頭痛の違いは何ですか？

片頭痛は脈打つような痛みで吐き気を伴うことが多く、緊張型頭痛は締め付けられるような痛みが特徴です。後頭部の頭痛は主に緊張型頭痛に分類されます。

後頭部の頭痛は遺伝しますか？

片頭痛には遺伝的要素がありますが、緊張型頭痛は主に生活習慣や環境要因によるものです。家族に頭痛持ちが多い場合は、生活環境の見直しが重要です。

MRI検査で異常がないのに痛みが続くのはなぜですか？

画像検査では筋肉の緊張や神経の機能的な問題は写らないことが多いです。構造的な異常がなくても、機能的な問題により痛みが生じることがあります。

市販の痛み止めを長期間飲み続けても大丈夫ですか？

長期間の服用は薬物乱用頭痛を引き起こす可能性があり、かえって症状を悪化させることがあります。根本的な原因への対処が重要です。

後頭部の頭痛は完治しますか？

適切な治療とセルフケアにより、多くの場合症状の大幅な改善が期待できます。完全に症状がなくなる方も多く、生活の質を大きく向上させることが可能です。

ストレスと後頭部の頭痛は関係ありますか？

ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、血流を悪化させるため頭痛の大きな原因となります。ストレス管理は症状改善の重要な要素です。

何科を受診すればよいですか？

まずは脳神経外科や神経内科で重篤な疾患を除外し、その後整形外科やペインクリニックでの治療を検討することが一般的です。

後頭部の頭痛に効果的なセルフケア方法はありますか？

首や肩のストレッチ、温熱療法、適度な運動、規則正しい睡眠、ストレス管理などが効果的です。ただし、症状が重い場合は専門家の指導を受けることが重要です。

後頭部の頭痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと後頭部の頭痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

後頭部の頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。