ギラン・バレー症候群

ギラン・バレー症候群とは

ギラン・バレー症候群とは、体の免疫システムが誤って自分自身の末梢神経を攻撃してしまうことで起こる病気です。多くの場合、風邪や下痢などの感染症の後に発症し、手足の力が入らなくなったり、しびれや感覚の異常が起こったりします。症状は数日から数週間で急速に進行し、重症例では呼吸筋の麻痺や自律神経の障害も起こることがあります。

厚生労働省の調査によると、日本でのギラン・バレー症候群の年間発症率は人口10万人あたり1～2人とされています。平均発症年齢は39歳で、男女比は3：2とやや男性に多い傾向があります。推定患者数は年間約1,200～2,400人の新規患者が発生しており、現代医療における重要な神経疾患となっています。

ギラン・バレー症候群を適切に治療せずに放置すると、筋力低下が進行し歩行困難から車椅子生活を余儀なくされる可能性があります。重症例では呼吸筋の麻痺により人工呼吸器が必要となり、自律神経障害による重度の血圧変動や不整脈により生命の危険を伴うこともあります。死亡率は約1％、約20％の方は発症から1年後にもなんらかの障害が残存しており、職場復帰や日常生活への完全な回復が困難になる場合があります。

ギラン・バレー症候群の原因

開院以来、当院にはギラン・バレー症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ギラン・バレー症候群の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ギラン・バレー症候群の原因として次のものが挙げられます。

ギラン・バレー症候群は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、末梢神経の損傷や筋力低下、感覚異常などが発生し、様々な症状を引き起こします。ウイルスや細菌などの感染症を引き金として、免疫機構が活発になった結果、自分自身の末梢神経を攻撃してしまうことが主要な発症メカニズムとして知られています。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ギラン・バレー症候群なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ギラン・バレー症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

免疫グロブリン大量静注療法

ヒト免疫グロブリンを5日間連続で点滴する治療で、異常な免疫反応を調整します。しかし1回の点滴に4～6時間を要し、ショック、頭痛、筋痛、急性腎不全、血栓塞栓症などの副作用リスクがあります。根本的な原因への対処ではないため、再発の可能性も残ります。

血液浄化療法

血液中の病気に関係する物質を取り除いてから体内に戻す治療で、1-2日おきに5回前後行います。しかし体外に血液を取り出すためにカテーテルを血管内に挿入する必要があり、血圧低下・感染症・静脈血栓症などの副作用があります。血漿分離のための特殊な装置・設備を要します。

リハビリテーション

手足を中心とした弱った筋肉に対する機能回復訓練を行います。しかし回復には長期間を要し、根気強く継続する必要があります。専門的な指導なしでは効果が限定的で、場合によっては症状を悪化させる可能性もあります。

ギラン・バレー症候群を改善するために

まずはあなたのギラン・バレー症候群の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ギラン・バレー症候群の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ギラン・バレー症候群と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。神経機能検査、全身の姿勢分析、筋肉や末梢神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

病院での治療で効果を感じなかった方や、薬に頼らない治療を希望される方、整体やマッサージ、整骨院での治療で改善しなかった方も諦めずにご相談ください。

ギラン・バレー症候群のQ＆A

ギラン・バレー症候群は自然に治りますか？

多くの場合、適切な治療により症状は改善しますが、自然治癒には限界があり早期治療が重要です。約20％の方に後遺症が残る可能性があります。

ギラン・バレー症候群の人がやってはいけないことは？

過度な運動や疲労は症状を悪化させる可能性があります。また、感染症にかかりやすいため、人込みを避け手洗いうがいを徹底することが大切です。

症状が進行するのを止める方法はありますか？

免疫グロブリン療法や血液浄化療法により症状の進行を抑制できますが、根本的な体質改善も重要な要素となります。

完全に元の状態に戻ることはできますか？

約80％の方は良好な回復を示しますが、完全回復には個人差があり、早期の適切な治療とリハビリテーションが鍵となります。

再発する可能性はありますか？

再発率は2-5％と低いですが、免疫システムの根本的な改善により再発リスクをさらに軽減することが可能です。

家族にうつる病気ですか？

ギラン・バレー症候群は感染症ではなく、家族にうつることはありません。ただし、きっかけとなる感染症は家族内で広がる可能性があります。

ギラン・バレー症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとギラン・バレー症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ギラン・バレー症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。