五十肩

五十肩とは

五十肩とは、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患で、主に40代から60代の方に発症する肩の痛みと動きの制限を特徴とする症状です。肩関節の周りにある筋肉、腱、靭帯などが炎症を起こしたり硬くなったりすることで、肩を動かすときの痛みや、腕を上げにくくなるなどの症状が現れます。

日本における五十肩の患者数は、人口の2～10％とされており、推定で240万人から1200万人の患者がいると考えられています。また、日本人の約10人に1人が一生のうちに五十肩を経験するとも言われており、決して珍しい疾患ではありません。この症状により肩関節への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

五十肩を放置すると、症状が長期化し、最悪の場合は肩の可動域が大幅に制限されたままになる可能性があります。特に腱板断裂が原因の場合、放置することで断裂部分が拡大し、手術でも完全に治せない状態になることがあります。日常生活では、着替えや洗髪、家事などの基本的な動作が困難になり、仕事や趣味活動にも大きな制約が生じます。また、慢性的な痛みによる睡眠不足やストレスが蓄積し、生活の質が著しく低下する恐れがあります。

五十肩の原因

開院以来、当院には五十肩でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、五十肩の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

五十肩の原因として次のものが挙げられます。

五十肩は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、肩関節周囲の筋肉・腱・靭帯の炎症や硬化、関節包の癒着などが発生し、それが五十肩となります。年齢を重ねることで肩関節周囲の筋肉や腱、靭帯が硬くなり、血流が悪くなることで炎症が起こりやすくなります。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けることで、肩甲骨の動きが悪くなり、肩関節に負担がかかることも要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。五十肩なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

五十肩への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な原因の解決にはならず、長期服用による胃腸障害や肝機能への影響が懸念されます。対症療法であり根本治療ではなく、副作用のリスクや薬物依存の可能性があり、長期使用は推奨されません。

注射療法

一時的な効果に留まることが多く、繰り返し注射が必要になる場合があります。また、感染リスクや組織の萎縮などの副作用の可能性があり、根本的な改善には至らないことが多くあります。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院と自宅での運動が必要です。適切な指導なしに行うと症状が悪化する可能性があり、根本的な筋肉の問題や関節の可動域制限は解決されません。

五十肩を改善するために

まずはあなたの五十肩の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、五十肩の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

五十肩と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。肩関節の可動域検査、肩甲骨周囲の筋肉の状態、全身の姿勢分析、神経の状態、日常生活でのどんな動作で痛みが増強するかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

五十肩のQ＆A

五十肩は自然に治りますか？

五十肩の多くは1～2年で自然に改善しますが、適切な治療を行うことで回復期間を短縮し、後遺症を防ぐことができます。

五十肩の人がやってはいけないことは？

無理に肩を動かしたり、痛みを我慢して重いものを持つことは避けましょう。また、完全に動かさないのも関節が固まる原因となります。

四十肩と五十肩に違いはありますか？

医学的には同じ疾患で、発症年齢による呼び方の違いです。40代で発症すれば四十肩、50代なら五十肩と呼ばれます。

五十肩はどのくらいの期間で治りますか？

一般的に1～2年程度で改善することが多いですが、適切な治療により数ヶ月で症状が軽減する場合もあります。

五十肩と腱板断裂の見分け方は？

超音波検査やMRIなどの画像診断により正確な判別が可能です。腱板断裂では特定の動作で強い痛みが生じる特徴があります。

五十肩の痛みはなぜ夜に強くなるのですか？

夜間は血流が低下し、炎症物質が蓄積しやすくなるため痛みが強くなります。また、寝返りなどの動作が痛みを誘発します。

五十肩になりやすい人の特徴は？

40～60代の女性、糖尿病患者、デスクワーカー、肩を酷使するスポーツをする人などがリスクが高いとされています。

五十肩の予防方法はありますか？

日頃から肩甲骨を動かすストレッチや適度な運動、正しい姿勢の維持が予防に効果的です。

五十肩は両肩同時に発症することがありますか？

同時発症は稀ですが、片側の五十肩が治った後に反対側に発症することは比較的よくあります。

五十肩の診断にはどんな検査が必要ですか？

問診と理学検査が基本で、必要に応じてレントゲン、超音波検査、MRIなどの画像検査を行います。

五十肩で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと五十肩は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

五十肩は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。