足の捻挫

足の捻挫とは

足の捻挫とは、足首の関節を支えている靭帯や軟部組織が、ひねりなどの外力によって損傷を受けた状態のことです。最も多いのは足首を内側にひねって外側の靭帯を傷める内反捻挫で、全体の約90％を占めています。軽度では靭帯が伸びた状態、重度では靭帯の部分断裂や完全断裂が起こります。

日本スポーツ振興センターの統計によると、スポーツ傷害全体の中で足関節捻挫は11％を占めており、年間約1万5千件程度と推定されています。ただし、これはスポーツ関連のみの数字であり、日常生活での捻挫を含めると実際の患者数はさらに多いと考えられます。

足の捻挫を適切に治療せずに放置すると、損傷した靭帯が正常に修復されず、足首の安定性が低下します。その結果、足首がグラグラと不安定になり、歩行時や運動時に再び捻挫しやすい状態が続きます。慢性的な痛みや違和感が残り、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすようになります。

足首をかばうことで膝や腰への負担が増加し、二次的な障害を引き起こす可能性もあります。最悪の場合、足首の関節軟骨にも影響が及び、将来的に変形性関節症を発症するリスクが高まります。

足の捻挫の原因

開院以来、当院には足の捻挫でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、足の捻挫の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

足の捻挫の原因として次のものが挙げられます。

足の捻挫はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、足首関節の可動域減少や足首周辺の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、捻挫が発症します。それは人によって違い、単に湿布を貼ったり安静にするだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。足の捻挫でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

足の捻挫への対応として、次のようなものが一般的です。

RICE処置

急性期には有効ですが、長期間の安静は筋力低下や関節の硬化を招く可能性があります。また、冷却を続けすぎると血流が悪化し、治癒が遅れることもあります。

装具固定

固定期間が長すぎると足首の可動域が制限され、筋力低下や関節の硬化が進行します。適切な固定期間の判断が重要です。

薬物療法

痛みや炎症は抑えられますが、根本的な原因の解決にはならず、薬の効果が切れると症状が再発することがあります。

理学療法

継続的な通院が必要で、患者の積極的な参加がないと効果が得られません。また、不適切な運動は症状を悪化させるリスクがあります。

足の捻挫を改善するために

まずはあなたの足の捻挫の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、足の捻挫の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

足の捻挫と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。足首や足部の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

足の捻挫のQ＆A

足の捻挫は自然に治りますか？

軽度の捻挫は自然治癒することもありますが、適切な処置を行わないと靭帯が正常に修復されず、慢性的な痛みや不安定感が残る可能性があります。

足の捻挫の人がやってはいけないことは？

急性期の温熱療法、過度な運動、アルコール摂取は避けるべきです。また、痛みを我慢して無理に歩き続けることも症状を悪化させる原因となります。

捻挫と骨折の見分け方はありますか？

完全な見分けは困難ですが、体重をかけられない激痛、著しい腫れ、関節の変形がある場合は骨折の可能性が高いため、速やかに医療機関を受診してください。

何度も同じ場所を捻挫するのはなぜですか？

初回の捻挫で損傷した靭帯が完全に修復されていない場合、足首の安定性が低下し、再発しやすい状態が続きます。適切な治療とリハビリが重要です。

捻挫後どのくらいでスポーツに復帰できますか？

軽度なら2-3週間、中等度なら4-6週間、重度なら8-12週間程度が目安ですが、個人差があり、完全に痛みがなくなってから段階的に復帰することが大切です。

足首がグラグラするのは治りますか？

適切な治療により靭帯の修復と周囲筋肉の強化を行えば、多くの場合改善が期待できます。ただし、重度の損傷では完全な回復が困難な場合もあります。

捻挫の後遺症はどのくらい続きますか？

適切な治療を受けない場合、数か月から数年にわたって痛みや不安定感が続くことがあります。早期の適切な治療が後遺症の予防に重要です。

整形外科と整骨院、どちらに行けばいいですか？

まずは整形外科でレントゲン検査を受け、骨折の有無を確認することをお勧めします。その後、症状に応じて整骨院での治療も選択肢となります。

捻挫の予防方法はありますか？

十分なウォーミングアップ、足首周辺の筋力強化、バランス感覚の向上、適切な靴の選択などが効果的な予防方法です。

古い捻挫でも治療効果はありますか？

慢性化した捻挫でも、適切な治療により症状の改善は期待できます。ただし、急性期と比べて治療期間が長くなる傾向があります。

足の捻挫で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと足の捻挫は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

足の捻挫は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。