顔のこわばり

顔のこわばりとは

顔のこわばりとは、顔の表情筋が緊張して硬くなり、自然な表情を作ることが困難になる状態です。筋肉の柔軟性が失われることで、笑顔や驚きなどの感情表現がぎこちなくなったり、顔全体が重く感じられたりします。ストレスや疲労、長時間の同じ姿勢などが原因となることが多く、日常生活でのコミュニケーションに支障をきたす場合があります。

デスクワークによる眼精疲労や肩こりから派生する顔のこわばりを含めると、潜在的な患者数は非常に多いと推定されます。厚生労働省の患者調査によると、筋骨格系疾患で受療している患者は全体の約15％を占めており、その中には顔の筋肉の緊張や不調を抱える方も含まれていると考えられます。

顔のこわばりを放置すると、筋肉の緊張が慢性化し、表情筋の柔軟性がさらに失われます。その結果、自然な笑顔や感情表現ができなくなり、対人関係に深刻な影響を与える可能性があります。また、顔の血流が悪化することで肌のトラブルや頭痛、肩こりなどの二次的な症状も現れやすくなります。職場でのコミュニケーションが困難になり、仕事の効率が低下することもあります。最悪の場合、社会生活への参加が困難になり、うつ状態や引きこもりなどの精神的な問題に発展する恐れもあります。

顔のこわばりの原因

開院以来、当院には顔のこわばりでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、顔のこわばりの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

顔のこわばりの原因として次のものが挙げられます。

顔のこわばりは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、顔面の筋肉・筋膜の緊張や神経系の機能低下などが発生し、顔のこわばりが発症します。ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが崩れ、筋肉の緊張状態が持続することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。顔のこわばりなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

顔のこわばりへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

筋弛緩剤や抗不安薬を処方し、筋肉の緊張を和らげる治療を行います。しかし根本的な解決にならず、副作用として眠気やふらつきが現れる場合があります。また、継続的な服用が必要になることが多く、薬剤耐性の問題も生じる可能性があります。

理学療法

専門の理学療法士による表情筋のマッサージやストレッチ指導を実施します。しかし効果を実感するまでに時間がかかり、定期的な通院が必要で費用と時間の負担が大きくなります。また、個人差が大きく、すべての患者に効果があるとは限りません。

ボトックス注射

ボツリヌス毒素を注射して筋肉の過度な緊張を抑制する治療法です。しかし効果は一時的で3～6ヶ月ごとに再注射が必要であり、費用が高額になる傾向があります。また、注射部位の腫れや内出血などの副作用も考慮する必要があります。

温熱療法

蒸しタオルや温熱パックを使用して血流を改善し、筋肉の緊張を緩和します。しかし一時的な緩和効果はありますが、持続性に欠け、根本的な改善には限界があります。また、自宅でのセルフケアが中心となるため、継続が困難な場合があります。

心理療法

ストレスが原因の場合、カウンセリングや認知行動療法を行います。しかし効果が現れるまでに長期間を要し、すべての患者に適用できるわけではありません。また、心理的な要因以外の身体的な原因には対応できない場合があります。

顔のこわばりを改善するために

まずはあなたの顔のこわばりの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、顔のこわばりの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

顔のこわばりと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

顔のこわばりのQ＆A

顔のこわばりは自然に治りますか？

軽度のものは生活習慣の改善で自然回復する場合もありますが、慢性化したものは適切な治療が必要です。早期の対処が重要になります。

顔のこわばりの人がやってはいけないことは？

無理に表情筋を動かしたり、強いマッサージは避けましょう。また、ストレスを溜め込まず、十分な睡眠を心がけることが大切です。

顔のこわばりと顔面神経麻痺の違いは何ですか？

顔面神経麻痺は神経の障害による筋肉の麻痺ですが、顔のこわばりは筋肉の緊張による動きの制限です。原因と症状が異なります。

どのような検査で原因を特定できますか？

神経伝導検査や筋電図検査、MRI検査などで神経や筋肉の状態を詳しく調べることができます。まずは問診と触診から始まります。

マッサージは効果的ですか？

適切な方法で行えば血流改善に効果的ですが、強すぎると逆効果になる場合があります。専門家の指導を受けることをお勧めします。

食事や生活習慣で改善できることはありますか？

ビタミンB群の摂取、規則正しい睡眠、ストレス管理、適度な運動などが筋肉の緊張緩和に役立ちます。

症状が悪化する要因は何ですか？

ストレス、睡眠不足、長時間の同一姿勢、寒冷刺激、疲労の蓄積などが主な悪化要因として挙げられます。

他の病気の前兆である可能性はありますか？

まれに神経疾患や自己免疫疾患の初期症状の場合があります。症状が続く場合は医師の診察を受けることが重要です。

治療期間はどのくらいかかりますか？

症状の程度や原因により異なりますが、軽度なら数週間、慢性化したものは数ヶ月から半年程度の治療期間が必要な場合があります。

再発を防ぐ方法はありますか？

ストレス管理、規則正しい生活リズム、適度な運動、定期的な表情筋のケアなどが再発予防に効果的です。

顔のこわばりで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと顔のこわばりは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

顔のこわばりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。