ジスキネジア

ジスキネジアとは

ジスキネジアとは、自分の意志とは関係なく、体の一部が勝手に不規則で異様な動きをしてしまう現象のことです。主に口唇や舌、顔、手足などの特定の筋肉に現れ、自分の意志で止めることは難しく、止めてもすぐにまた起きてしまうのが特徴です。脳内の神経伝達物質であるドパミンによる運動の調節機能がうまく働かなくなって起こると考えられています。

厚生労働省の重篤副作用疾患別対応マニュアルによると、定型的抗精神病薬を飲み始めると一年に5%の患者がジスキネジアを呈し、10年投与し続けた患者では50%の患者がジスキネジアに悩まされることになるとされています。統合失調症、てんかん、双極性障害などで抗精神病薬を服用している人でも、3割程度にジスキネジアが見られるという報告もあります。

初期のジスキネジアは日常生活に大きな支障を来すものではありませんが、だんだん重症化して仕事や生活に不自由を生じることがあります。人前に出ることが制限され、呼吸がうまくできなかったり、眠れなくなることもあります。症状が進行すると外出もままならなくなり、休職や失職に追い込まれることも珍しくありません。薬剤性の症状は時間が経つうちに拡大して難治度が増すことも多いため、早期の対応が重要です。

ジスキネジアの原因

開院以来、当院にはジスキネジアでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ジスキネジアの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ジスキネジアの原因として次のものが挙げられます。

ジスキネジアは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、脳内のドパミン受容体に変化が起こり、運動調節機能に障害が生じてジスキネジアが発症します。ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが崩れ、症状の悪化につながることも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ジスキネジアなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ジスキネジアへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物調整

原因となっている薬の中止や減量、用量や服用回数の調整、薬の変更などを検討します。しかし原因薬を中止すると元の精神症状が悪化するリスクがあり、また薬を急に断薬すると症状がかえって悪化することもあります。

薬物療法

改善が乏しい場合や症状が強い場合は、症状を抑える薬での治療を行います。しかし新たな薬による副作用のリスクがあり、根本的な解決にはならない場合が多く、長期服用による別の副作用の心配があります。

ボツリヌス治療

筋肉の異常な収縮を抑制するボツリヌス毒素を注射する治療法があります。しかし効果は一時的で定期的な注射が必要であり、注射部位の痛みや筋力低下などの副作用があります。

ジスキネジアを改善するために

まずはあなたのジスキネジアの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ジスキネジアの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ジスキネジアと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ジスキネジアのQ＆A

ジスキネジアは自然に治りますか？

原因となる薬を調整することで改善する場合もありますが、完全に自然治癒することは稀です。薬剤性の場合は適切な治療により症状の軽減が期待できます。

ジスキネジアの人がやってはいけないことは？

症状を意識的に止めようとすることは逆効果です。また、原因薬を自己判断で急に中止することは危険ですので、必ず医師に相談してください。

遅発性ジスキネジアと急性ジスキネジアの違いは？

遅発性は薬を3ヶ月以上服用してから現れる症状で、急性は服用開始後すぐに現れます。遅発性の方が治療が困難とされています。

ジスキネジアは完治しますか？

完治は困難な場合が多いですが、適切な治療により症状の軽減や日常生活の改善は十分可能です。早期発見・早期治療が重要です。

ジスキネジアの症状を一時的に止める方法はありますか？

一時的な抑制は困難ですが、リラックスすることで症状が軽減する場合があります。根本的な改善には専門治療が必要です。

ジスキネジアは遺伝しますか？

薬剤性ジスキネジアは遺伝しませんが、薬に対する感受性には個人差があります。家族歴がある場合は医師に相談することをお勧めします。

ジスキネジアで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとジスキネジアは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ジスキネジアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。